「わかやま農業高校マルシェ」が開催されました!
令和6年5月23日(木曜日)、JR和歌山駅西口のオープンスペースで「わかやま農業高校マルシェ」が開催されました。農業教育の学びの成果を発揮し、農業教育の魅力を地域に発信することを目的として、毎年県内の農業系高校(紀北農芸高等学校、有田中央高等学校、南部高等学校、熊野高等学校)が、実習で栽培した農産物、地域の特産物を使用した加工食品などを販売しています。

初日から大盛況です
令和6年度「わかやま農業高校マルシェ」第1回目となる今回は、4校合同で行われました。2回目以降は各校が順番に販売主担当校となり、4校の農産物等を販売します。
学生さんの元気いっぱい商品をPRする声に、途切れることなくたくさんのお客さんで賑わい、販売開始直後に売り切れとなった商品もありました。

<有田中央高等学校>
学校の実習園で収穫したみかんを原料とした100%のジュース「想」。先輩が企画して、予算の関係等もあり昨年やっと商品化したジュースで、加工は地元の伊藤農園さんにお願いしています。
【販売物】
タマネギ(猩々赤)、ジャガイモ(メークイーン、キタアカリ)、みかんジュース等

<紀北農芸高等学校>
ジャムは、地域の農家さんなどから市場に出せないB級品をいただいて、桃、トマト、清見、キウイなどをジャムに加工しており、SDGsにも配慮しています。
【販売物】
ジャム、あんぽ柿、キウイフルーツ、タマネギ、ベビーリーフ、寄せ植え等

<熊野高等学校>
学生さん達が育てた野菜。「どれもおすすめですが特にトマトは熟して甘みがあっておいしいです。」と話してくださいました。
【販売物】
トマト、ジャガイモ(キタアカリ)、切り干し大根、白干し梅、花苗等

<南部高等学校>
定番は学校と縁の深い南高梅の梅干し。学生さんが、1年生の時から学校の実習で作っているクッキー。クルミやチョコチップ、アーモンド等、様々な種類の美味しそうなクッキーが並んでいます。
【販売物】
アイスクリーム、クッキー、梅干し、苺ジャム、ジャガイモ等
自分たちで作った商品の販売や接客を通して地域交流できるこのイベントは、普段の授業では味わえない経験であり、学生のみなさんにとって深い学びとなる有意義な時間であることと思います。
「わかやま農業高校マルシェ」は今後も、6月7日・6月14日・7月5日・7月12日(全日金曜日)の正午から13時に、JR和歌山駅西口で開催される予定です。学生のみなさんが心を込めて生産から販売まで携わった商品が並んでいます。JR和歌山駅近くへお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。
このような活動を通して、地域農業の未来の担い手が育っていくことを期待しています。
お問合せ先
近畿農政局和歌山県拠点
ダイヤルイン:073-436-3831