梅を天日に干す中早大輔さん
 梅を裏返し、まんべんなく日をあてます(写真右:弟さん)
 中澤さん(写真左)に作業をレクチャー中
 美味しそうに仕上がってきています
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農業者から経営者へ (みなべ町 中早大輔さん)
農業経営の概要
私、配偶者、両親、弟の5人で、ウメ6ha、ハウスミニトマト8a、露地野菜の複合経営を行っています。2019年は台風の影響でハウスが3回も浸水し、施設こそ無事でしたが、土壌中が酸欠状態になり少なからず作物に影響が出ました。 このような災害が大きな減収とならないよう複合経営に取り組み、露地野菜については時々刻々と変化する市場で求められる作目をリサーチし、販路のある野菜づくりを心がけています。
経営者として
昨年秋、援農者(アルバイト)として受け入れた青年は、我が家での作業終了後、近隣の町でみかんの収穫作業に移りました。 彼のような援農者が効率的に通年作業するには、受入側の連携が不可欠。まずは地域で作業スケジュールの共有から取り組み、JA間の連携にまで広げたいですね。 同時に、複数年同じ人を受け入れるためには、援農者個人の経験に応じた指導方法や作業配分など、受入側も雇用者としての知識が必要。私も経営者としてスキルアップを図っていきます。
未来の町づくり
みなべ町は6月6日を「梅の日」とし、町内の小中学校では給食で梅干しおにぎりを食べる取り組みをしています。同じように県内各市町村が自慢の特産物で「○○の日」を作り、次代を担う子どもたちに和歌山の良さを伝えていきたいですね。 「子どもたちが自分の県に誇りを持つ」ため、私たちの大切な役割だと思います。
和歌山県拠点から
中早さんは、2019年度 和歌山県農協青年部協議会(県青協)会長に就任されました。学習会の開催やJA間交流を重点活動に掲げ、早速JAながみねとJA紀州の青年部が連携し、互いの収穫期に助っ人として作業する取り組みを始めました。 今後の中早会長に注目です。 また、9月24日から、農林水産省職員 中澤亨さんが研修生として奮闘中。 農作業だけでなく地域との交流を図ってもらい、現場の声を感じてください。
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近畿農政局和歌山県拠点
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