ふるさとの農地を守る
和歌山県 印南町 新谷 力さん
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< 就農までの道 > 私の実家は専業農家ではありませんでしたが、農業を営む祖父母の姿を幼い頃から見ていました。 近所の方々に連れられJA生産部会の集まりに行くのが楽しみだったことを覚えています。 その後も農業への想いは変わらず、南部高校園芸課(当時)に入学し、卒業と同時に就農することは私にとって自然な流れでした。 現在、約80aの農地に、ナバナ、モロヘイヤ、しゅんぎく、きくいもなどを栽培しています。 |
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< 中山間地の農業 > 私が農業を営む印南町の中山間地域においても、農業者の高齢化、後継者不足による耕作放棄地が増加しています。 生まれ育った地域の農地で、手間がかからず何か良い作物がないかと考え、さまざまな方に相談し、きくいも栽培が提案されました。 きくいもは高齢者でもあまり作業負担を感じることなく農業を続けることができると考えています。 |
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< これからの地域農業 > きくいもの認知度は決して高いとは言えず、新たな加工・調理方法の開発や販路の拡大を視野に入れた仲間作りも必要です。また予想外の病害対策も必要で、道のりは険しいですが、試行錯誤しながらきくいも栽培を広げていきたいと思います。 確かに中山間地域の農業生産条件は不利かも知れません。それでも「中山間地域だからこそ、できる農業」の形があるはずです。 きくいも栽培が、地域農業の継続に一役買えるようがんばります! |
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