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近畿農政局

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「爽やかな辛さの生姜で、優しい農福連携!」(那智勝浦町)

和歌山県 那智勝浦町 安田 裕志さん 

大阪府堺市から那智勝浦町色川に移住し、生姜や季節の野菜の栽培に取り組んでいる安田 裕志さんにお話しをお伺いしました。

安田さんは、中学校を卒業後、とび職や建築現場の仕事を約10年行っていましたが、「楽しいと思える仕事」がしたいとの想いが強くなり、振り返ると子どものころに祖父の家で行った農作業の楽しい思い出がよみがえり、農業をすることにしました。
高知県や大阪府の会社で約3年間農業の勉強を行い、10年前に色川に移住しました。



















【収穫した生姜と安田さん】

色川地区の休耕田を借り受け、生姜やおくら、菜花を有機質肥料で土づくりをし、農薬を使用しない栽培を行っています。
今年の生姜の栽培面積は約10aで、夏に高温が続き病気が発生したため、収穫量は通常の1割程度の約600kgになるそうです。
今後の目標は、栽培面積を20a、収穫量を8トン程度にすることと、有機JAS認証の取得を目指しています。





















【エコ工房四季のメンバーと種生姜の植え付け】

2019年からは、串本町の福祉事業所「エコ工房四季」と「農福連携」に取り組んでいます。
エコ工房四季に、農薬を使用しない「種生姜」の栽培を委託しており、安田さんのほ場では、エコ工房四季のメンバーが、生姜の敷き藁や収穫などの農作業を行っています。
メンバーの皆さんは、すごく真面目で、一生懸命作業をしてくれるので、大変助かっています。










【色川生姜パウダー】

生姜は生果で販売する以外に、パウダーでも販売しています。パウダーに加工することで、長期保存が可能になり、また、より生姜の香りが立ち、お菓子やパンの原料として使っている飲食店等からも好評を得ています。
今後は、パウダー加工についても、エコ工房四季に作業委託の相談をしており、農業と福祉がパズルのように埋め合い、助け合う、優しいつながりが広がっています。














【連絡先】
vege like 安田  裕志
〒649-5451  和歌山県東牟婁郡那智勝浦町口色川2741
TEL 090-7554-0709
メール aristo0709@gmail.com

お問合せ先

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ダイヤルイン:073-436-3831
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