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近畿農政局

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生産者と消費者の架け橋になる農産物直売所を開設

和歌山県 紀の川市 松原 好佑さん 

令和4年11月19日、農産物を通じて生産者と消費者がコミュニケーションのできる場所として、カフェを併設した農産物直売所(以下、「直売所」という。)が紀の川市にオープンしました。
直売所のオーナーであり、紀の川市で約120年続く農家の6代目松原好佑さんから、直売所をオープンするまでのお話を伺いました。
オーナーの松原さんは現在33歳。大学卒業後、農業以外の経験を積むため企業に就職。3年後に退職して平成27年に実家のまつばら農園に就農して8年目になります。


【松原好佑さん】 <就農は自然な流れ>
まつばら農園では、柿、かんきつ類、たまねぎ、トウモロコシを栽培しており、毎日農作業で汗を流す両親の姿を子どもの頃から尊敬していました。
もともと農業に向いている性格で、週末に農作業の手伝いができるよう地元の大学に進学しました。
令和4年7月、新たに株式会社BIRDCALL FIELDを設立し、直売所を開設しました。令和5年夏には、ブルーベリーの観光農園を開園する予定です。








【キャビントレーラーのおしゃれな店舗】
<マルシェの出店を機に>
いざ就農してみると、両親がこれまでやっていたお客様の顔が見えない営農スタイルを楽しいと感じられず、このままで良いのかと思っていました。
そんな時、大阪で開催していたマルシェを目にし、「これだ!」と直感して、出店を決意。
初めて出店したマルシェでは、お客様との対話や試食販売で自分が作った農産物の感想を直接聞けたことがとても刺激的で、中でも厳しいご意見は栽培技術の工夫や向上に繋げる機会になりました。








【店内の様子】
<生産者も消費者も笑顔に>
この出店を機に消費者の顔が見える販売に切り替えていきました。
私たちが作った農産物を食べた人が笑顔になる、それを見て私たちも笑顔になる。今は、人を幸せにする農業が楽しくて仕方がありません。
この思いを先代の父をはじめ地域の農業者の方々に知ってもらいたい。
これが直売所「BIRDCALL FIELD」をオープンさせようと思ったきっかけです。







【果実たっぷりのタルト】
<直売所への思い>
「BIRDCALL FIELD」では、近隣をはじめ全国各地の生産者さんから仕入れた野菜や果物を販売しています。
お客様には、スタッフが野菜等の産地、品種特性や調理法などの情報をお伝えします。生産者ならではの話題で話に花が咲くかも。そんなコミュニケーションも楽しんでください。
また、自慢の果物を使ったタルトは、敷地内に併設したカフェで食べてもらえます。









【BIRDCALL FIELD(バードコール フィールド)】
<笑顔になあれ>
本来「BIRDCALL」とは、鳥を呼ぶ笛のことですが、「おいしい農作物が育っている畑には鳥が集まる」ことにちなんで、おいしい農産物がある場所に人が集まることをイメージして直売所に名付けました。
農産物を通じて作る人と食べる人が交流し、お互いが笑顔になれる、農業の楽しさを感じられるそんな直売所にしていきたいと思っています。










まつばら農園:https://matsubarafarm.com/
BIRDCALL FIELD: https://www.instagram.com/birdcall_field/

お問合せ先

近畿農政局和歌山県拠点

ダイヤルイン:073-436-3831
FAX番号:073-436-0914