大分の写真館
過去の写真館はこちらからご覧ください 2024年度 2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度2025年4月~
受け継がれる日本の原風景、棚田の石垣と石橋・・・両合棚田(7月28日)宇佐市
宇佐市院内町には70基以上の石橋が現存し、日本一の石橋の町ともいわれています。
そのうち両合棚田の中心にある両合川橋は二つの集落を結ぶ石造アーチ橋で、今年で架設100年を迎えます。先人たちによって築かれた両合川橋と棚田の石垣は素晴らしい景観となっています。
今も両合棚田は変わりなく、日本の原風景である棚田と石橋の風景は先人の思いと共に地域の方々の努力によって受け継がれています。
学生主体のフードバンクが地域に貢献・・・フードバンク彩鳥(7月26日)別府市
立命館アジア太平洋大学(別府市)の学生グループ「フードバンク彩鳥(いろどり)」がフードパントリーを開催しました。フードパントリーとは、個人や企業から集めた食品をひとり親家庭や生活困窮者などへ直接配布する活動で、今回は政府備蓄米の無償配布を併せて実施しました。米の配付は18歳以下の子どものいる子育て家庭を対象に、ごはん食の食育を目的として取り組まれ、600kgを50世帯(こども130名分)に配付しました。当日は10名ほどの学生スタッフが、準備、受付や取組の趣旨説明、運搬補助など役割を分担し、混雑する時間帯もありましたが動線を工夫しながら円滑な運営をされていました。地域のために大学生が自主的に活動してくれることはとても頼もしいです。
オフィシャルインフルエンサーの坂本さんもSNSで発信していますのでご覧ください→Instagramへ
日出町ではかぼちゃの収穫がピークです!・・・(7月22日)日出町
日出町は県内最大のかぼちゃの生産量を誇っています。日出町大神の垣迫さんのほ場でも収穫作業が行われていました。
恵まれた気候と都市近郊の立地を生かし、町ではかぼちゃをはじめ、トマト、スイートコーンなどの高収益作物を振興しています。水田での生産では堆肥などの地力増進に対して土づくり支援があり、また、JAべっぷ日出では糖度を高めたブランドかぼちゃ「日出の恵」も販売されています。ビタミン類やミネラルを多く含むかぼちゃで夏バテを予防しましょう!
一番大切なのは「人」です・・・有限会社 植木農園(7月18日)大分市
大分市で、大葉やかいわれ大根などを生産している(有)植木農園と意見交換を行いました。大分の大葉は、香りが強く日持ちが良いのが特徴です。こちらでは1日に20万~40万枚を収穫していますが、ハサミで切り取って収穫すると切り口が黒くなり鮮度が落ちるため、手で1枚1枚茎を持って素早く摘み取っているそうです。さらに、規格に沿った同じサイズを10枚摘み取って輪ゴムをかけて束にしていくとのことで、摘み取りにはスピードと技術が必要となります。そのため、植木常務は「一番大切なのは「人」ですね。」と話してくれました。
最高の干し芋をめざして・・・いもや吉(7月15日)豊後大野市
豊後大野市でかんしょの生産・加工・販売を行っている「いもや吉」代表の木田吉彦さんと意見交換を行いました。
「良いものをつくり生涯現役で仕事がしたい」と、脱サラして豊後大野市で就農し、ピーマンを生産していた木田さんは、9年前のある日、愛媛県内で偶然に出会った干し芋の美味しさに感銘を受け、以来「最高の干し芋づくり」にまい進しています。
入念な土づくり、収穫後の畑には茎葉などの残さは残さずに1年間休耕、という良好な環境で育ったかんしょから、手間暇のかかる丸干しで、甘さや食感が凝縮されたとても美味しい干し芋が出来上がっていますが、木田さんは「さらに美味しい干し芋を目指していきたい」と、努力に余念がありません。
甘酸っぱいブルーベリーがたわわに実ってます・・・ここのえ安達農園(6月27日)九重町
西日本有数のブルーベリー産地である九重町で、ブルーベリーの収穫が始まりました。ここのえ安達農園では、有機JAS認証を取得し、環境への負担を減らした有機栽培に取り組んでいます。標高300~800ⅿの4か所(8ほ場)で約20種類を栽培しており、完熟したものを一粒ずつ丁寧に手摘みします。甘酸っぱいブルーベリーは青果でも加工品でも楽しめ、収穫は11月まで続きます。
カラーピーマンの栽培は任せて!・・・後藤亮佑(6月27日)玖珠町
玖珠町でカラーピーマンを栽培している後藤亮佑さんと意見交換を行いました。天敵使用や適期防除などの病害虫対策で農薬削減に努めるなど、環境に優しい農業経営が評価され、令和6年度大分県農業賞(若手経営者部門・優秀賞)を受賞されました。カラーピーマン生産者が減少するなか、安定的に出荷を続けることで市場から高い信頼を得ています。また、夏は農作業を頑張り、冬は家族との時間を確保するなど、メリハリをつけた働き方で、ワークライフバランスも大事にされています。
梅の収穫が最盛期です・・・(6月25日)日田市
九州有数の梅の産地である日田市大山町の森食品の梅園では収穫が最盛期を迎えています。樹上で熟した梅は黄色く色づき、甘い香りが一面に広がっています。実に傷がつかないよう、ひとつずつ木の枝から丁寧にもぎ取った梅は、梅干しやドレッシングなどに加工されます。
作業性の向上と環境への配慮を両立して栽培に取り組んでいます・・・あおい農園(6月24日)杵築市
杵築市でハウスみかんを生産している生産者と意見交換を行いました。7月の出荷に向け、みかんは少しずつ色づき始めています。離農された方から園地を引継ぎ、就農して5年目になります。みかんは水の加減ひとつで味や品質が大きく変わるため、日々試行錯誤を重ねながら栽培に取り組んでいます。
作業性の向上に積極的で、枝梢管理を工夫して作業用の通路を確保し、防除等の作業をしやすくする等の工夫をされています。
さらに、天敵農法を導入することで農薬の散布回数も減らし、ヒートポンプの導入により重油の使用量を抑えるなど、作業性の向上だけでなく、環境に配慮した農業も実践されています。
丁寧な観察で美味しいトマトづくり・・・ひろしま農園(6月20日)宇佐市
宇佐市でトマトを生産している「ひろしま農園」代表の廣島善典さんと意見交換を行いました。
元々サッカー選手として活躍していた廣島さんは、引退後、地元に戻って農業を始めました。愛知県の先進的なトマト生産者のもとで技術を習得し、以来30年間近くにわたり「トマト男」を貫いています。昨年行われた民間団体主催の全国コンクールで、フルーツトマトが金賞を受賞するなど、美味しいトマトづくり名人の廣島さん。その秘訣は「毎日トマトを丁寧に観察して、状態に応じて手をかけてあげること」と熱く語ってくださいました。
見た目に癒される多肉植物を育ててみませんか・・・Sana room 大久保朋美(6月18日)国東市
国東市で多肉植物の生産・販売に取り組む生産者と意見交換を行いました。花や野菜を育てる暮らしをしたいとの想いから、7年前に国東市へ移住し、多肉植物の生産と販売を始めたそうです。
取り扱っている多肉植物は、なんと400種類以上!コロナ禍では巣ごもり需要で、見た目に癒される多肉植物の人気に火がつき、道の駅に出すと1日で売り切れてしまうほど。今でも東京や福岡などを中心に高い人気が続いているそうです。
最近では、多肉植物を「眺めて楽しむ」だけでなく、「本格的に育てたい」方が増えているそうで、体験教室を増やして正しい栽培方法や魅力を伝えていきたいと意欲的でした。
”おおいた「みどり戦略」オフィシャルインフルエンサー”委嘱式・・・大分県拠点(6月13日)大分市
昨年度に引き続き、”おおいた「みどり戦略」オフィシャルインフルエンサー”の委嘱式を6月13日に行いました。
発信力や影響力のあるインフルエンサー農業者等(5組7名)と連携して、「みどりの食料システム戦略」の理解醸成活動に取り組みます。今年度は、Z世代や子育て世代に向けた取り組みを充実するため、新たに料理研究家の坂本薫さんにもご協力いただき、各種SNS等での情報発信とともに、県拠点と連携した取り組みを行う予定です。
さすがインフルエンサーの皆さん、委嘱式の後にはさっそく、活動への抱負やコラボ活動について動画を撮影されていました。たくさんの方に、環境と調和のとれた生産や消費、社会について考えるきっかけになることを期待しています。
九州の農業法人で初!オーガニック卵・・・(株)カジワラファーム(6月12日)宇佐市
宇佐市で、九州の農業法人で初めて有機JAS認証を取得した卵の生産・販売を行っている(株)カジワラファームと意見交換を行いました。平飼い卵の生産販売をしている中で、オーガニック卵のニーズが高まっていると感じたとのこと。卵で有機JAS認証を取得するためには、有機飼料の使用や飼育設備、運動場など厳しい基準を満たす必要がありますが、クラウドファンディングで運動場などを整備して有機JAS認証を取得。現在、600羽程が有機で育てられています。梶原社長はスマート農業にも関心が高く、作業の省力化になるロボットの開発にも意欲的です。
農福連携で有機野菜を作っています・・・福祉農場「安心家族」(6月9日)宇佐市
宇佐市で、有機JAS認証を取得し、野菜を栽培している就労継続支援B型事業所の福祉農場「安心家族」と意見交換を行いました。種まきや苗の定植から収穫、調整・出荷準備まで、全ての作業に利用者が携わっています。それぞれの特性に応じてほ場班と出荷班とに役割分担をしたり、収穫後の調整から袋詰めまでを流れ作業になるように配置するなど、工夫をしています。年間を通して作業がない日を作らないように、作付け計画を作るのが難しいとのこと。無農薬のため、除草作業やアブラムシ駆除、また最近は夏の暑さと奮闘中です。
持ち前の行動力で「やりたい」を実現・・・水口初美(6月5日)杵築市 
杵築市でホオズキの生産に取り組む若手生産者と意見交換を行いました。ハウスの中ではホオズキが鈴なりに緑の実をつけています。お盆に向けて実が熟して鮮やかな朱色に色づきます。
荒れていた祖父のハウスみかん園を自力で整備し活用。現在も、その行動力を発揮し、近隣の荒れた農地を自力で整備し、栽培面積の拡大を図っています。
「農業以外でも楽しいことがしたい!」という想いも強く、農業経営が安定した後は、地域のキャンプ場の再生や農泊など、様々な取組にも意欲的。これから「やりたい」がどのように形になっていくのか、とても楽しみです。
焼酎好適大麦「ニシノホシ」の刈取りも終盤・・・(6月2日)宇佐市
大分県内最大の麦類産地である宇佐市で、二条大麦「ニシノホシ」の刈取りが終盤を迎えています。(農)山辺の里 山下生産組合では、5月下旬から収穫作業が始まり、この日も雨予報を心配しながら急ピッチで作業を進めていました。「ニシノホシ」は焼酎の製造に適した大麦品種で、生産者と地元の焼酎メーカーが連携して、地元産の麦を使った麦焼酎をつくっています。
消費者とのつながりが広がっています・・・佐藤ファーム(5月26日)九重町
九重町で、米や大豆などを有機栽培している佐藤ファームと意見交換を行いました。生き残れる農業をしたいという思いから、化学肥料や農薬を使わない有機農業を選択。平成元年に有機米の生産を開始、平成25年に有機JAS認証を取得しました。最初は害虫被害でうまくいかなかったり、売り先がなく福岡や北九州へ自ら販売に行ったりと生産も販売も苦労をしたそうです。徐々に生産量も増え、口コミでお客様も増加し、現在は、販売だけでなく田植えや味噌づくり体験なども行っており、消費者とのつながりが広がっています。
規模拡大と担い手の育成を目指して・・・碇佑紀(5月26日)佐伯市
佐伯市でにら生産を行う生産者と意見交換を行いました。佐伯市ファーマーズスクールで2年間、就農コーチの指導のもとでにらの栽培技術を学び、今年で就農2年目になります。現在、地域最大規模のにら栽培面積を有しており、さらなる規模拡大を検討中。将来的には、面積を現在の約2倍に広げるとともに、法人化や地域の雇用創出に取り組む考え。
さらに、経験を積んだ後は、自らファーマーズスクールの就農コーチとして、次世代の農業者育成に貢献することを目指しています。地域農業の中核を担う若手生産者として、今後の活躍が期待されます。
アイデア商品でしいたけの魅力を全国に発信・・・(株)茂里商店(5月23日)豊後大野市
豊後大野市で乾しいたけの卸問屋を営む(株)茂里商店と意見交換を行いました。自然の中で育てる「原木しいたけ」にこだわりを持ち、自らも生産に取り組んでいます。
乾しいたけの生産量日本一を誇る大分県。その消費をさらに盛り上げたいとの想いから、県産の原木しいたけを活用した商品開発にも取り組んでいます。今年はなんと3商品も開発!過去にはメディアに取り上げられ、全国から注文が殺到したこともあったとのこと。
持ち前のチャレンジ精神で、これからもしいたけの魅力を発信し続け、地域を活性化していきたいとのことでした。
二人で育てたスイートピーが農林水産大臣賞受賞(第67回大分県花き展)・・・江藤雄介・円夫妻(5月20日)豊後大野市
豊後大野市で、スイートピー、夏秋ピーマンを生産している江藤雄介さん・円さんご夫妻と意見交換を行いました。東京から移住し新規就農されたお二人。栽培方法など試行錯誤を重ねながら懸命に取り組み、今年、第67回大分県花き展でスイートピーが農林水産大臣賞を受賞しました。農業以外では消防団活動や自治会活動にも積極的に参加するなど、地域にも貢献しています。これからも二人で力を合わせ、無理のない範囲でしっかり農業に取り組んでいきたいとのことです。
立命館アジア太平洋大学(APU)で出前授業を行いました・・・(5月16日)別府市
Z世代である学生へ、持続可能な「食」と「環境」について考えるきっかけを作り、農林水産行政への理解醸成を図ることを目的として、サスティナビリティ観光学部の1年生を対象に出前授業を行いました。新たな食料・農業・農村基本計画及びみどりの食料システム戦略に関する説明の後、「あなたが農水省職員ならどのような政策で改善するか」をテーマにグループディスカッションを行いました。学生からは、「農業資材への補助金を拡充するほか、税制優遇を行う」、「若者への農業教育・体験を充実させ農業者を増やす」など前向きな意見がたくさん出されました。
ノウフクJAS取得で大分県の最低賃金を目指します・・・合同会社 Farm Sam(5月12日)日出町
日出町で、ノウフクJASを取得した合同会社 Farm Samと意見交換を行いました。ここでは室内で8種類のマイクログリーンズ栽培を行っており、トレーへの土入れ、種まきから収穫までのほぼ全工程を就労継続支援B型事業所の利用者が担っています。マイクログリーンズ栽培にはいくつかの工程があることから適性を見出しやすく、室内での作業ということもあり、就労支援ととても相性が良いとのこと。利用者から作業環境の改善提案もあり、「今では僕よりも種まきが早いんですよ。」とにこやかに話してくれました。これからマイクログリーンズの知名度アップや販路拡を通じ、大分県の最低賃金並みの工賃向上を目指したいと意気込みを語ってくれました。
高校生とSDGsに取り組む!~規格外品の商品化~・・・ユワキヤ醤油(株)(5月1日)大分市
大分市で170年以上にわたり醤油・味噌・醸造業を営むユワキヤ醤油(株)と意見交換を行いました。同社は、醤油・味噌以外にも、大分の郷土料理「りゅうきゅう」の調味たれなど、さまざまな商品を作っています。そのノウハウをフル活用し、高校生とSDGsに通じる取組みも行っています。企業の食品ロスとして出た生ごみ、これを堆肥にして栽培した野菜の規格外品を、高校生がレシピを考え、ユワキヤ醤油が試作し商品化。見事に県産ドレッシングが生まれました。また、輸出にも力を入れられており、地域貢献への想いと自社への熱意を感じました。
かぼす飲料等のベトナム国内独占販売覚書調印式に出席・・・(株)ジェイエイフーズおおいた(4月9日)別府市
別府市で「(株)ジェイエイフーズおおいた」、「エコフルーツ輸出入(株)」及び「(株)フォスター」の3者による覚書調印式が行われました。大分でお馴染みの県産かぼす等を使用した飲料について、ベトナムで独占販売する契約が締結され、継続的にベトナムへ輸出されます。年間で2万ケース(60万本)の輸出を目指しています。同飲料の継続的な輸出は初めてであり、ベトナムで評価されれば、他国への輸出にも挑戦したいとのことです。
段々畑に広がる菜の花が見頃を迎えています・・・(4月7日)豊後高田市
国東(くにさき)半島の北端部に位置する豊後高田市の長崎鼻では、段々畑に一面、菜の花が咲いています。美しい景観を取り戻したい想いを持つ地元の有志が集まり、耕作放棄地を再生し、現在では約17haの広大な畑が広がっています。この段々畑では、春には菜の花、夏にはひまわりが一面に広がります。菜の花やひまわりの種は敷地内の搾油施設で加工され、無添加の食用油脂等として販売されています。
お問合せ先
大分県拠点地方参事官室
代表:097-532-6131