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九州農政局

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大分の写真館

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2024年4月~


産地ならではの春景色~梨の花が満開です~(4月2日)日田市NEWアイコン

大分県西部に位置する日田市で、特産品の梨の花が開花しています。品種によって開花の時期もまちまちですが、取材した4月上旬は「新高」が満開を迎えていました。同時に「晩三吉」の受粉用花粉の花摘み作業が急ピッチで行われていました。春の花といえば桜をイメージする方も多いと思いますが、一面真っ白に梨の花が咲く光景は幻想的で、産地ならではの春の景色だと感じました。
梨の花言葉は、「愛情」「博愛」「和やかな愛情」。春にたくさんの花を咲かせ、秋には感謝を伝えるようにたわわに実をつける梨の姿に愛情を感じることに由来しているのだとか。なんて健気!梨のようにありたいものです。




2023年4月~


私の畑は、パンの香り♪・・・ブンゴロイドファーム(3月19日)玖珠町NEWアイコン

玖珠町で、パプリカやブロッコリー、ニンニクなどを生産・販売しています。京都から夫婦で移住し、農業をはじめて9年目の春を迎えました。納得の仕上がりまでに4年の歳月を費やした土づくりのこだわりは、「発酵資材(米ぬかなどを混ぜて土壌細菌を増やし、土を発酵させる手法)。」人間でいうところの「腸活」のようなもので、土が元気になるんです。発酵が進む時期は、畑一面がもこもこの菌で白くなり、パンが発酵する時のような良い香りに包まれます。良い土は、香りも最高なんですよ。重労働だった従来の堆肥散布からも解放され、働き者の菌達は、私が目指す「無理のない農業」の実現にも一役買っています。




環境にもやさしい、「ビッグでなくストロング」な農業経営を実践・・・ここのえ安達農園(3月19日)九重町NEWアイコン

九重町でブルーベリーの生産・加工を行っています。GLOBALG.A.P(国際水準ギャップ)や有機JASを取得していることで、商談での武器になり、企業からの信頼も得られています。
「ビッグでなくストロング」をモットーに、家族経営でも環境に配慮した持続可能な農業を実践しています。
また、福祉法人にブルーベリーの摘み取りと選別作業を委託していますが、将来は生産するスタッフも、来てくれるお客さんもハンディーのある人が普通にいる、働く場と観光スポットを兼ねた観光農園を目指しています。障がい者や高齢者が安心して働ける場の提供と合わせて、儲かる農業のモデル事例となり、若者が憧れ就農してくれるような夢のある農業を示したいです。




「しっかり」休憩がとれることで勤務にメリハリ!・・・株式会社ほんだバラ香園(3月13日)杵築市 NEWアイコン

杵築市でバラの生産・販売・加工に取り組んでいます。平成19年に低農薬で環境に優しい栽培を示す国際基準「花き産業総合認証(MPS)」を県内で初めて取得し、品種の掛け合わせ等50品種程度を栽培しています。
法人化したことやハウス屋根の張替えで生産量の増加が見込まれること等から女性の雇用を増やしましたが、従来の労働環境では不便であり、「令和5年度女性の就農環境改善支援事業」を申請し、休憩スペースや男女別トイレを設置しました。
休憩スペースが無かったときは、休憩時間中でも電話や来客対応することがあったり、作業場内で食事をしていたため、衛生面も心配していましたが、休憩場所を確保したことで、休憩時間をきっちりと取ってもらえるようになり、オンオフの切り替えができるようになりました。
現在は、インバウンド需要を見据えて雑貨やカフェ、農園近隣の散策マップなど新しい試みを準備しているところです。ぜひ遊びに来てください。




くじゅう連山の麓で伝統的で独自性のあるウイスキーを作っています・・・有限会社津崎商事久住蒸留所 宇戸田祥自
(3月13日)竹田市

久住の気候と水と技術の伝承を守った上での「久住らしさ」を追求しながら、一部ではローカルバーレイ(大分県産大麦を使用)を原料としたウイスキー製造も行っています。大麦の品種選びからこだわりのウイスキー製造を目指し、隣接する豊後大野市の農事組合法人との契約栽培を開始しています。ウイスキーの製造副産物(麦芽粕)や蒸留廃液は飼料会社及び近隣の養豚農家に引き取ってもらい、家畜飼料として好循環が生まれています。

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豊後・米仕上牛を丹精込めて育てています。・・・(株)真玉キャトルファーム(3月8日)豊後高田市NEWアイコン

兄弟で畜産経営を行っています。飼料米やビールかすなど独自配合飼料による地域ブランド「豊後・米仕上牛」を繁殖から肥育まで一貫経営しています。近隣白ねぎ農家の圃場への堆肥散布による耕畜連携や出産・増体・歩留(枝肉)・経費等、生産から出荷までをシステム管理し、効率的かつ環境にやさしい循環型の畜産経営を行うことで、令和5年度大分県農業賞「特別賞」を受賞しました。





日本文理大学(人間力育成センター)学生との意見交換を行いました・・・(2月14日)大分市

日本文理大学の人間力育成センター(センター長:髙見大介助教)で活動する学生と意見交換を行いました。人間力育成センターは「大分地域をキャンパスに」を合言葉に、学生が自由に集まり、地域の課題解決に向け取り組んでおり、放置竹林の整備や活用、豊後大野市の地域行事への参画等、様々なプログラムを通して地域農業の振興や地域活性化、都市と農村を結ぶ重要な役割を果たしています。
食料・農業・農村基本法の見直しやみどりの食料システム戦略等の説明後、スマート農業技術の開発状況や使用のメリット、脱炭素の見える化の普及、農産物の輸入などの質問とともに、「大変な手作業がどれだけ楽になるのかを消費者にも伝えることでスマート技術の凄さが理解される」「生産現場のリアルと生産者の思いを届ける活動をしたい」など一次産業の実体験があるからこそ感じる意見が出されました。

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にらを生産する女性経営者の願い・・・(株)村上農園 村上枝里(1月31日)大分市

高校卒業後に親元就農し、2.5ヘクタールのにら栽培を皮切りに、地域の高齢者や離農者から農地を引き継ぎ、農地の拡大とともに現在、5.5ヘクタール栽培しています。機械化を進め、平成23年に法人化し、令和3年に代表取締役に就任しました。バスケットボールの元国体選手であったことから、地域でバスケットボールチームを結成。子育てと仕事の両立は可能であることを体験したことから、チームの約40人の子供達の母親に声掛けし、労働力の確保に務め、勤務時間をフレックス制とすることで、女性が働きやすい環境づくりにも取り組んでます。また、チームに所属する子供たちにも農業を体験する機会や、障害のある方との連携も行っています。
「絜(実父)のにらは世界一」を合言葉に「みんなが儲かる農業」を目指しています。

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津久見ミカンの継承と拡大を目指して・・・小手川信貴(1月26日)津久見市NEWアイコン

果樹栽培を継ぐため21歳で就農準備を始め、新規就農(支援を受けて)して5年になります。
津久見の樹園地は、急傾斜地にあることから機械化が遅れており、規模拡大も限界があり、人が集まらない現状ですが、温暖な気候で昔から味の良いミカンができる地域です。令和7年までには新たな樹園地を5ヘクタール整備し(そのうち4ヘクタールに新植して規模拡大)、より人が集まりやすいように法人化を進めています。また、新たな樹園地はほぼ平担地での新植となることからスマート農業をとりいれ効率化を目指し、地域の生産者、地域おこし協力隊等と連携しながら生産仲間を増やして津久見ミカンを全国に広めていきたいです。

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森林やしいたけ産業の果たす役割を学ぶ勉強会を開催しました・・・(1月26日)大分市

みどり戦略の実現に向けた大分県拠点独自の取り組みである「大分☆農・カーボンプロジェクト」第10回勉強会は、「森林×SDGs」をテーマに開催しました。
国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会の林会長から、しいたけの原木となるクヌギ林のCO2削減効果についての講演を、田島山業の田島統括本部長から、「みんなの森プロジェクト」やJ-クレジットの取組について事例発表を受け、意見交換を行いました。
参加者からは、森林の更新によるCO2削減効果やJ-クレジットのメリット、制度の推進方法などへの活発な質問・意見とともに、「どんぐりころころの童謡のストーリーと同じだと感じた」、「CO2の吸収と排出の比較など考えたことがなかったので勉強になった」、「生態系維持や水源涵養など森林の持つ価値を改めて考えることができた」などの感想があり、関係者が連携して、J-クレジット制度も有効活用しながら、森林を守る取組の必要性を認識し、見識を深める会となりました。

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大好きな久住町で牛を飼って・・・油布あすみ(1月25日)竹田市

自然豊かな竹田市久住町に生まれ、幼いころから実家の牛の世話を手伝っていたこともあり2022年12月に新規就農しました。父や母に教わり、夫に手伝ってもらいながら、繁殖和牛の飼育をしています。農地を荒らさないためにトラクターを操り大自然を満喫しながら毎日楽しく農業をしています。久住町の恵まれた土地で牛を飼い、夢を語ればきりがありません。いろいろと大変なこともありますが、これからも頑張っていきます。当面の目標は、現在の21頭を30頭に増頭することです。

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由布の梨でたくさんの人に喜んでもらいたい・・・大野梨園 大野邦雄(1月23日)由布市

親元就農し、先代の父から梨園を引き継いで3年目。梨は、8月から幸水、豊水、新高、愛宕等10月まで収穫を行います。由布の梨でたくさんの人に喜んでもらいたい思いから、今夏の梨の収穫に向け剪定作業を行い、新芽が出るのを待っています。また、若い人たちに当園の梨を知ってもらうため、梨シェイクと梨フローズンの製造販売を直売所で行っています。

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立命館アジア太平洋大学の学生との意見交換を行いました・・・(1月22日)別府市

立命館アジア太平洋大学(APU)須藤智徳教授のご協力により、食料・農業・農村基本法の見直し、みどりの食料システム戦略に関して、学生との意見交換を実施しました。学生からは、「エリートツリーの増産や国産材のより一層のブランド化が必要である」、「都市インフラも有効活用した都市型農業の推進が若者の就農につながるのではないか」、「半農半Xに興味を持つ若者は多いと思うので行政の支援、制度の拡充・強化をお願いしたい」等、若者の視点でとらえた意見で活発な意見交換となりました。
また、意見交換は昨年竣工した木造3階建ての校舎で行いましたが、須藤教授は、「木造校舎のカーボンストック効果だけでなく、自然に学生が集う姿が頻繁に見られるようになり、木の持つ温かみやリラックス効果が教育にも役立っていると感じている」とおっしゃっていました。

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大分大学経済学部の学生と2回目の意見交換を行いました・・・(1月19日)大分市

食料・農業・農村基本法の見直し、みどりの食料システム戦略に関して、大分大学経済学部小山敬晴准教授のご協力で夏に学生との意見交換を実施しましたが、今回は新たな学生も加えて2回目の意見交換を実施しました。
学生からは、「農業人口を増やすためには、農業の魅力を周知していく必要がある」、「有機生産物も売り方の工夫で売れるのではないか」、「物流の広域化は食品ロスを生み、カーボンニュートラルとは真逆になっている」等、政策を自らの視点でとらえた意見や、加工食品の添加物、学校給食の現状などについての質問が出され、前回に続き活発な意見交換となりました。

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女性の力で地域の将来を明るくしたい・・・豊後高田市AFFネットワーク(1月18日)豊後高田市

豊後高田市の女性農業者組織です。地域交流拠点「玉津まちの駅 夢むすび」で農産物や弁当の販売、子ども食堂や地域住民の交流の場などの運営にも携わっています。地域の高齢化が進み担い手が減少しているため、農地の受け手となる後継者の育成が必要と感じている一方、当市は移住者が多く、家庭菜園程度でも土に触れ農業を楽しんで、直売所(夢むすび)に出荷する楽しみを持ってくれると、農業の将来にも繋がると期待しています。毎週金曜日に開催する「子ども・ふれあい食堂」は、対象を高齢者にも広げ、世代間交流の場にもなっています。小さい頃からの食育と女性の活用で地域の将来を明るくしたいです。

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消費者に安心して飲めるお茶を届けたい・・・(株)髙橋茶園 髙橋雄三(1月16日)臼杵市

消費者に安心して飲めるお茶を届けたいと思い、有機農業に1990年代から取り組み、2001年に全ての園地で有機JAS認証を取得しました。今では、ドイツ、フランスなどのヨーロッパを中心に、東南アジア、アメリカなどへの輸出を行っています。2023年5月には、「みのりの茶CAFE」をオープンし、多くの人にお茶の魅力や日本文化を広めていきたいと取り組んでいます。

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地元の人の優しさに日々感謝。美味しいおそばを届けたい!・・・神田 三重子(1月15日)豊後高田市

豊後高田市でそば、麦、大豆の土地利用型農業をしています。長い間幼稚園教諭を務めましたが、閉園に伴い役場の農林水産課に異動し直売所や農村女性、水田作物等の担当をしました。早期退職した主人が農業をはじめ、平成18年から市が推進するそばの作付けを続けています。地域の人から預かった農地が段々増え、今では40haになりました。農業委員でもあることから、新規就農する移住者等と地主さんとのパイプ役を務めています。豊後高田市は神仏習合の地で、この地域はお接待文化も残り、地元の人が優しく、協力的で日々感謝しながら農業できています。大型トラクターも使いこなし、美味しいそばを届けます!

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玖珠九重の豊かな恵みを全国へ・・・一般社団法人くすここのえ産直ネット(12月19日)玖珠町

玖珠町、九重町の生産者(玖珠九重直販出荷組合員630名)で組織する、一般社団法人「くすここのえ産直ネット」では、自前の店舗を持たないインショップ販売(卸売市場を通さない市場外流通の一種)を展開しており、町内のほか福岡県内のスーパー(約30店舗)内の農産物直販コーナー等で販売しています。生産者自らが、価格や販売店舗、数量を自由に決めることができ、生産意欲の向上に繋がっています。貼付するシールは1種類で販売先が異なっても変更する手間もなく、売上状況は次の日にスマホに届くなど効率化も図っています。今年10月に新しい集出荷施設(事務所、精米所も含む)が完成しました。
玖珠九重地域のさらなる発展と生産者の所得向上を目指して、玖珠九重の豊かな恵みを食卓にお届けします。

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牛の喜ぶ顔が見たい。エサもお菓子もこだわりの手作り派!・・・繁田 郁代(12月19日)玖珠町

玖珠町で、肉用牛の繁殖をしています。最近の畜産業界は、飼料価格の高騰や子牛価格の値下がりなど、色々大変な部分もありますが、機械を使って作業効率を上げるなど工夫して取り組んでいます。作業的に一番キツイのは、5月の干し草と秋の藁を採る頃。主人が刈り、私が寄せる…なかなかの重労働です。それでも、それらをトラックに積んで帰った時の牛達があからさまに喜ぶ姿を見ると、頑張れちゃいますね。
昨年から、玖珠町の農業委員になりました。会議等への出席機会が増えたことで、人前で話すことにも少しずつ慣れてきました。様々な気づきや学びがあり、刺激を受けています。
趣味は、洋菓子作りです。手作りの蒸しパンやリンゴケーキを持って友人宅へ遊びに行くのが、ささやかな楽しみです。

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辛い作業も、トマトが元気に育ってくれたら二重丸◎・・・大石 弥生(12月14日)竹田市

竹田市で、大玉トマトの生産・販売をしています。一度故郷を離れた後、Uターンして地元の「とまと学校」で2年間、栽培について学びました。卒業後は、既に退職していた父親も巻き込んで、トマト栽培を始めました。今では安定した収量を得られています。最近では「疲れない農業」を目指し、ハウス内にレールを敷いたり、低所用作業車を導入したところ、格段に楽になりました。
また、所属するおおいたAFF女性ネットワークの「とまとぶ」では、規格外品を使ったスープの商品化に向けて奮闘中です。昨年からは大分県指導農業士として、後輩農業者の育成にも協力しています。農業は大変だけれど、充実感がありますよ。辛い作業を克服する秘訣は、楽しみを見つけること。私にとってのそれは、元気に育ってくれたトマトを見て「良しっ!」て思う瞬間かな。

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第10回農政懇話会を開催しました・・・(12月14日)大分市

「現場と農政を結ぶ」業務の一環として、マスコミ各社への情報提供と現場意見の反映を目的に「第10回農政懇話会」(今年度2回目)を開催しました。県拠点から、先日公表した令和5年産水稲の収穫量についてや、事前にマスコミから要望のあった畜産・酪農をめぐる情勢、高病原性鳥インフルエンザをはじめとした家畜伝染病対策について説明を行いました。また、食料・農業・農村基本法の見直しやみどり戦略学生チャレンジ、県拠点独自の取組である大分☆農・カーボンプロジェクトなどについて情報提供を行い、その後意見交換を行いました。

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美しい花で人々を笑顔にしたい!・・・泰平アグリ(12月13日)豊後高田市

豊後高田市でスイートピーの栽培をしています。以前から食料を自給自足できる農家を尊敬しており、結婚を機に移住し、主人と二人で就農しました。最終的に花き生産を選択しましたが、きれいな花が育つことが嬉しいので作業も楽しく、花でたくさんの人を笑顔にできる素晴らしい仕事だと感じています。ベリーダンスのインストラクターでもあり、各地で教室を持ちながら、イベントにも参加しています。農業との両立を図り、Instagramではダンスに農業や日常生活を織り交ぜて発信するなど、「半農半X」も楽しんでいます。

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今が旬!ぽってりフォルムが愛らしい、日田の白菜・・・(11月28日)日田市

県内有数の白菜産地である日田市で、収穫作業が始まっています。取材に訪れたこの日も、一面に広がる白菜畑のいたる所に、生産者によって丁寧に収穫された白菜の山が築かれていました。今年は、大雨の影響等もあまり受けておらず、肉厚で玉太りも良く甘い仕上がりだということです。これからピークを迎え、収穫は1月末まで続きます。

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母から娘へ 昔ながらの食文化を継承する・・・森食品(11月28日)日田市

日田市で、梅、柚子、米を生産・販売しています。10年前に金融機関を退職し、両親の元で家業である農業を手伝い始めました。最初は父に生産の現場を、その後母に加工を学び、昨年正式に事業継承しました。6次化にも力を入れており、商品名には母の名前を冠した『たみちゃんシリーズ』が好評を得ています。昨年の「梅しょうが(ご飯のお供)」に引き続き、今年は新たに「梅干し飴」が誕生しました。
農地利用最適化推進委員やおおいたAFF女性ネットワーク委員等を兼務しており大忙しの日々ですが、いろいろ経験して学びながら、頼られる人になれればいいなと思っています。休日は大好きなロックを聞いて過ごし、仕事へのパワーをチャージしています。

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大分☆農・カーボンプロジェクト第9回勉強会を開催しました・・・(11月22日)豊後高田市

第9回勉強会は、「産地で学ぼう!有機生産者と消費者の交流」をテーマに開催しました。
まず、きたむらファームのほ場(有機JAS認証ほ場)で、北村さんご夫妻からほ場の概要や土づくりの工夫(土壌改良のために焼酎かすを活用)、栽培時期・方法、さつまいもの除草対策等について説明後、参加者からは、「焼酎かすの散布の仕方」「無農薬栽培に伴う周囲の慣行栽培農家への影響はどうか」「大雨の時の対応は」など熱心な質問がありました。
ほ場見学後は、会場を豊後高田市コスモスホールに移して、有機生産者を囲んで交流会を行いました。交流会では、5つのグループに分かれて意見交換をしました。有機生産者がそれぞれの栽培方法や農産物の特徴、環境に対する思いを語り、消費者からも「これからの農業のあり方や地産地消を推進することでかなりの環境悪化を免れるのではないか」「生産者と消費者とのつなぎの場が必要だ」など、双方の理解を深める場となりました。

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土づくりの工夫や有機栽培のご
苦労を話される北村さんご夫妻
北村さん自作の「いも堀用」
アタッチメントの説明         
土づくりに興味津々の参加者から、
たくさんの質問をいただきました   
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豊後高田市        
川口農業振興課長
豊後高田市有機農業   
推進協議会  橋本さん 
豊後高田市コスモスホールで5班に分かれてグループ交流
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生産者、消費者、教育機関等、いろい
ろな方たちにご参加いただきました   
いずれの班も、生産者の土づくりの
工夫等を興味深く聞かれていました
グループ交流はメンバーをシャッフル
して2回行いました                        
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下原さん(消費者)
もっと農家さんを応援したいし、自分も
環境について、できることをやりたい   
陶山地方参事官(大分県拠点)
生産者と農業者が直接顔を合わせて
話すことの重要性を再認識した      
参加いただいた生産者の農産物販売
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ご参加の皆さん、ご協力いただいた豊後高田市の皆さん、大変ありがとうございました

理想の里で農業に取り組む・・・とよくに農園(11月16日)竹田市

県外から竹田市へ移住し5年目、新規就農して3年が経過しました。移住2年目に水稲栽培10aの自家用から始め、翌年に稲作農家として新規就農し、60aからスタートしました。また、水稲の他にイネ科の植物真菰(マコモ)ダケ(右写真)15aの栽培も行っています。お米アレルギーの方でも食べられる純粋うるち米にこだわり、除草剤を使用せず雑草の発芽をおさえるため水管理を徹底し、病気に強いイネ作りを行っています。令和5年は、にこまる80a、日本晴35aを栽培しインターネット販売を主とするほか、オーガニックのお店やレストランに販売しています。今後は、耕作面積を2haに増やすことが目標です。

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アスリートのセカンドキャリアに農業を・・・ベーベジ(11月16日)中津市

中津市で、青パパイヤの生産・販売をしています。株式会社ベースボールマガジン社が、アスリートのセカンドキャリアを支援するプロジェクトとして農業分野に参入し、その後個人事業主として経営を引き継ぎました。アスリートは、選手生命を終えキャリアシフトする時に苦労する人が多いため、農業経験ゼロから始めた当方自らがモデルケースとなって成功事例を作り、安心して農業の道に進んでもらいたいと考えています。青パパイヤは、食物繊維や消化吸収酵素が多く栄養価の高い「スーパーフード」であり、たくさん食べても体に負担にならないため、アスリートに適した産品でもあることから選ばれました。イチ押しの食べ方は、“パパイヤしゃぶしゃぶ”です。

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たわわに実った青パパイヤ 九州農政局の研修生(右2人)と一緒に おすすめはしゃぶしゃぶ



色々な生き物とともに、有機農業に取り組みたい・・・地域おこし協力隊:福田あい(11月14日)臼杵市

大阪から移住し、臼杵市の地域おこし協力隊として有機農業を学びはじめて1年半が経過しました。
地域おこし協力隊を農業研修生として受け入れ続けて11年になる、有機農業の大先輩でもある藤嶋祐美さんに、栽培技術だけでなく販売方法なども学んでいます。臼杵市野津町の自然豊かな環境で、そこに生息する様々な虫やイノシシなどと上手に付き合いながら、消費者の方に美味しい野菜を届けるとともに、あわせてその野菜が育った自然環境の素晴らしさも伝えていきたいです。

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大先輩の藤嶋祐美師匠(左) 来年から始める水稲栽培の
ためぼかし肥料を製造中
意見交換当日の収穫物


林業にイノベーションを!森の価値を高めたい・・・田島山業株式会社(11月13日)日田市

日田市中津江村で植林から伐採まで一貫作業での木材生産と防護服の販売等を行っています。生物多様性にも配慮して管理していることから、環境省の「自然共生サイト」にも認定されました。(「自然共生サイト」とは、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する区域のこと。)
鎌倉時代から先祖代々守りつづけてきた森を未来まで守り続けたい思いから、森を守る新たな仕組み『みんなの森プロジェクト』を進め、Jークレジットの活用などで持続可能な森づくりと脱炭素を目指すビジネスモデルの構築を目指しています。
アトツギ甲子園やニュービジネスプランターなどの受賞歴もあり、若さとアイデアで林業界に新しい風を巻き起こします。

大分県拠点:令和6年1月26日開催予定の「大分☆農・カーボンプロジェクト」第10回勉強会では田島大輔統括本部長が事例発表を行います!

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おおいたマルシェへ参加しました・・・(11月11日)大分市

大分市が地産地消を推進するために毎年開催している「おおいたマルシェ」に大分県拠点ブースを設置し参加しました。
ブースではみどりの食料システム戦略の周知と農業女子プロジェクトのPRを図りました。前回の農業女子プロジェクトメンバーの情報交換会で、「メンバーでイベントに参加したい!」との意見を受け、大分市内のメンバーを中心に青果物・加工品の販売を行いました。
農薬・化学肥料を使わない栽培に取り組むプロジェクトメンバーもいて、環境に配慮した農産物についてもPRしました。
お天気もよく、ステージにも近い好位置で、ベリーツ揚げパンの甘いかおりやピーマン詰め放題のお楽しみも準備したことでたくさんの方にお越しいただきました。直接お客さんと農産物の話もでき、楽しい一日となりました。

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参加メンバー ブース全体 青果物コーナー
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みどり戦略周知コーナー ピーマン詰め放題 お客さんと楽しくお喋り


有機農業に興味津々・・・キュウエイファーム(株)(11月8日)玖珠町

玖珠町で、きくらげや白ネギの生産・販売をしています。農業へは建設業界からの異業種参入で、2009年の白ネギ栽培が最初です。今年、高温障害等で白ネギの収量が激減したのをきっかけに、異常気象でも野菜本来の強さを引き出せるのではとの思いから、最近では有機農業に強い関心を持っています。現在、様々なところへ出向いたり情報を収集するなどして、有機農業について勉強中です。いつもアンテナを高く張り新しいことへの挑戦を厭わない若い世代と、慎重さと経験を兼ね備えたベテラン世代がともに協力しながら、これからは地球にも人にも優しい農業を進めていきます。

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大分県農林水産祭に出展しました・・・(10月21、22日)別府市

「令和5年度大分県農林水産祭 おおいたみのりフェスタ」に九州農政局コーナーを出展しました。ブースでは大分県拠点の独自取組である「大分☆農・カーボンプロジェクト」や、「みどりの食料システム戦略」、「サステナブルな食生活」等のパネル等を展示しました。両日とも天気に恵まれ、多くの来場者にクイズ形式で環境問題と農業の関係について考えていただきました。また、環境の負荷を軽減するスマート農業には欠かせない農業用ドローンの展示は、多くの皆さんの関心を引いていました。

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大分県農業女子PJメンバー情報交換会を開催しました・・・(10月13日)大分市

農林水産省は、女性農業者の存在感を高め、女性農業者自らの意識改革・経営力発展を促し、職業としての農業を選択する若手女性の増加を図ることを目的に「農業女子プロジェクト(PJ)」を推進しています。
大分県拠点では、コロナ禍で延期となって以来、約2年ぶりに県内メンバーが集まり、交流や近況報告などを行う情報交換会を開催しました。対面とオンラインのハイブリッド開催でしたが、久しぶりの再会あり、今年度加入の新たなメンバーとの出会いもあり、和気あいあいな雰囲気で盛り上がりました。
「大分の農業を盛り上げたい!」「みんなで活動したい!」との意見が出され、今後は大分農業女子としてイベントや勉強会などの活動を行っていきます。全国の皆さん、大分の女性農業者にご期待ください♪

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ブランドコンセプトは「やさいまま」・・・ウーマンメイク株式会社(9月6日)国東市

国東市で、水耕レタスと水耕ほうれんそうを生産・販売しています。女性のみで設立した会社ということもあり、様々な方面から注目され、農林水産大臣賞をはじめ、数々の賞もいただきました。働く女性への支援に積極的に取り組み、働きやすい環境づくりを今も葛藤・模索中です。また、雇用費の増や資材の高騰が続く中、農産物の価格は何十年も変わっていません。これからは安さばかりを重視するのではなく、農産物をきちんと評価しコストに対する対価を払うよう、消費者のみなさんの意識改革が進むといいなと思っています。

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大分☆農・カーボンプロジェクト第8回勉強会を開催しました・・・(9月5日)大分市

当日は、九州農政局土橋次長から、「みどりの食料システム戦略」策定に係る背景から、国民みんなで取り組むための行動提起を内容とした基調講演を、その後、合同会社ビジョナリープロジェクト代表 林勇士様(中津市)から、規格外の野菜や果物を使ったピクルスの製造・販売の取組、FARM SAM代表髙松修様(日出町)から、竹や木材チップ、廃菌床を活用した炭素循環型農業の取組について事例発表を行いました。
続いて、九州農政局松本女性活躍推進係長から女性農業者の状況について情報提供を行った後、2班に分かれて、「みんなで話そう!環境に優しい農業のこと~私に何ができるかな~」をテーマにグループ交流を行いました。参加された女性農業者は、終始話しと笑いの絶えない明るい雰囲気の中、「みどり戦略は意外と身近なことだったと気づいた」「女性農業者同士の交流ができてよかった」等、有意義な会であったと感じていただいたようでした。

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土橋次長の講演
「食料≒食べること、だから国民が関
わって行動していくことが大事!」
髙松 修さんの事例発表
「枯草、木や竹チップを土壌にまぜるこ
とで微生物が野菜を育ててくれる!」
林 勇士さんの事例発表
「健康と環境にこだわって作られた
野菜でピクルスを作っています」
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松本係長からの情報提供
「女性活躍に向けた支援を行っています!」
グループ交流の様子 グループ交流の様子
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参加者の感想
「自分とは全く違う農業へのアプ
  ローチの仕方を知れてよかった」
参加者の感想
「一生懸命取り組まれている方の
話が聞けてとても楽しかった」
ご参加の皆さん、ありがとうございました


中山間地域をもっと元気に・・・自然農園柴(8月30日)日田市

日田市で、自然栽培のにんにくを生産・販売しています。関東での服飾関係の仕事を経て15年前にUターンし、しいたけ栽培をしていた両親の元、農業を始めました。不耕起、動物性堆肥も不使用で、10年かけて土づくりをしてきました。有機JAS認証取得の経験もあります。3年前からは日田市の農地利用最適化推進委員も務め、今年で二期目となりました。
今後はにんにくに加えて、ジャム作り用のすももを新植したり、ネット販売や、仲間を募って機能的でおしゃれな農作業服制作にもチャレンジしてみたいです。たくさんある自分の夢が、中山間地域の活性化にも繋がると嬉しいです。

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小象も大興奮!フレッシュさとうきび・・・別府・日出さとうきび研究会(8月29日)別府市、宇佐市

別府市、杵築市、日出町の耕作放棄地等で、アジアゾウが大好物なさとうきびを栽培しています。今年も初収穫を迎え、アフリカンサファリ(県内の動物園)のアジアゾウに届けてきました。さとうきびを載せた軽トラを見るなり、小走りに駆け寄ってくる象たちの様子にキュンキュンしつつ、はいどーぞ。長い鼻を上手に使って、勢いよくむしゃむしゃ食べてくれました。園長によると、小象はお母さんの真似をして食べている“ふり”をしているだけということですが、微笑ましい光景にギャラリーの顔もほころびっぱなしでした。

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レンコン王子、ようこそ地球へ・・・タナカレンコン(8月3日)日出町

祖父が約50年守ってきた「備中種」のレンコンを受け継ぎたくて、農家になり、杵築市、日出町でレンコンを生産・販売しています。甘みがありシャキシャキとした食感で、濃い味わいが特徴で、湧き水、腐葉土、草木灰しか畑に入れない自然栽培で育てています。また、一般的なレンコンよりも深い泥の中で育てるため、作業はすべて手作業でハードですが、おいしいレンコンをつくるためにこだわっています。この度、イベントやSNS発信を担当する「レンコン王子」が誕生しました。コロナ禍で元気のなかった取引先の飲食店や周りの農家、地域と一緒に乗り越えていく起爆剤として活動しますので、応援よろしくお願いします。

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大分大学経済学部の学生と意見交換を行いました・・・(8月2日)大分市

食料・農業・農村基本法の見直しに関して、農林水産省は特に学生、若手農業者、農業女子から意見を伺うこととしており、今般、大分大学経済学部小山敬晴准教授の協力をいただき、経済学部生との意見交換を実施しました。
県拠点から、食料・農業・農村基本法の検証の中間とりまとめ、みどりの食料システム戦略について説明し、学生からは特に有機農業の推進に関して「有機農業の取組に農家のメリットはあるのか」、「現実的には地域認証がいいのではないか」、「所得補償を考慮すべき」、「有機農産物販売に行政側の関与が必要」等、多くの意見が寄せられたほか、中山間地域での農業の在り方など、多岐にわたる活発な意見交換となりました。

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誰もが必要とされる喜びを感じて欲しい・・・(株)シンシアリー(7月28日)日田市

日田市で障害者就労継続支援A型・B型事業所、グループホームを運営しています。障害を持った方々の働き方を支援する会社で、事業の一環として、玉ねぎ(苗)、落花生、唐辛子、米等の生産・販売をしています。昨年は地元の酒造会社に協力いただき、初めて酒米を栽培、酒造りにも挑戦し、完成した日本酒「夢かなえ」400本は完売しました。農福連携の取組で障害者の就労場所確保と収入向上を目指すとともに、田んぼも耕作放棄から守り、地域を含めみんなが喜ぶ未来を夢見ています。

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九州米粉食品普及推進協議会大分部会総会が開催されました・・・(7月20日)大分市

新たな米の需要拡大につながる「米粉食品」の普及推進を目的として平成17年10月に設立された九州米粉食品普及推進協議会大分部会総会が開催されました。
令和4年度の活動報告、令和5年度の活動計画、今後の大分部会のあり方等について意見交換・審議を行い、議案は原案どおり承認されました。

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「農業」×「フリーアナウンサー」・・・工藤桂子(7月18日)大分市

農業とフリーアナウンサーの半農半Xを実践中です。臼杵市でカボス、国東市でみかんを栽培しています。アナウンサーとして農業情報を発信する中で、口下手な生産者さんの代弁者となり、農業の現状を伝えたいと2年前に就農しました。私の経験から、農業は時間の自由がきき、子どもの急な発熱などにも気兼ねなく対応できることから、子育て世代や扶養の範囲内で働く女性が個人事業者として就農することをお勧めします。また自然の中で心身共に癒されると同時に、地域の活性化や高齢化による担い手不足解消の効果も期待できます。実体験に基づく「発信」で大分の農業をどんどん盛り上げていきたいです。(写真は、臼杵市のほ場にて)

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第9回農政懇話会を開催しました・・・(7月7日)大分市

「現場と農政を結ぶ」業務の一環として、マスコミ各社への情報提供と現場意見の反映を目的に「第9回農政懇話会」を開催しました。県拠点から、現在広く意見を募集している「食料・農業・農村基本法」の検証・見直しについて、また独自の取組である「大分☆農・カーボンプロジェクト」のほか、事前にマスコミの方から質問が寄せられていた、新規就農者対策、口蹄疫などの話題を中心に情報提供を行い、その後意見交換を行いました。

全体写真 全体写真2 マスコミ出席者


大分☆農・カーボンプロジェクト第7回勉強会を開催しました・・・(7月5日)大分市

第7回勉強会は、「有機農業の先進地 宮崎県綾町の取組から学ぼう!」をテーマに開催しました。
今回は綾町役場で有機農業振興担当の小八重志保(こばえしほ)氏をお迎えして、綾町の取組を講演いただきました。参加者からは先進地の取組が聞けてよかった、綾町住民の意識の高さに驚いた、などそれぞれの今後の方向性の参考になったとの声が多く寄せられました。
その後の意見交換はワールド・カフェ方式でメンバーをシャッフルしながら行い、アンケートでは、時間が足りないとの声も多くありましたが、様々な立場の方の意見が聞けてよかった、多くの新たな出会いがあった、とても学びの多い時間であった、など貴重な経験になったという感想を多くいただきました。

小八重係長の講演 講演を聞く参加者
小八重係長の講演「綾町の自然生態系農業推進の取組」 今回も多くの皆さんに参加いただきました

ワールド・カフェの様子1 ワールド・カフェの様子2 ワールド・カフェの様子3
6班にわかれての意見交換
今回はワールド・カフェ方式
席をシャッフルしながら3回の意
見交換は話が途切れませんでした
「エシカル消費」に関して、たくさん
のアイデアを出していただきました
ワールド・カフェの様子4 発表の様子1 発表の様子2
経験したワールド・カフェの中で一番
楽しかったという声もいただきました
各班のまとめと感想を発表         
無茶ぶりに応えていただきました
発表はじめの「おおいたさいこー!」
の一声が、なぜかお約束になりました

小八重係長 陶山地方参事官 集合写真
  小八重係長、貴重なお話を
  ありがとうございました   
陶山地方参事官のあいさつ ご参加の皆さん、ありがとうございました

大分県立農業大学校の学生と意見交換を行いました・・・(6月28日)豊後大野市

食料・農業・農村基本法の見直しに関して、農林水産省は特に学生、若手農業者、農業女子から意見を伺うこととしており、今般、大分県立農業大学校の協力をいただき、学生50名との意見交換を実施しました。
県拠点から、食料・農業・農村基本法の検証の中間とりまとめ、みどりの食料システム戦略について説明し、学生からは「肥料の自給に取り組むべき」、「持続的な農業・食品産業のため適正な価格形成の仕組み、情報提供などが必要」、「マーケティングをしっかり行い、需要に応じた生産が必要」などの意見が出されました。

説明の様子 説明を聞く学生 質問する学生


BUZZMAFFとのコラボ、希望しています・・・(株)Kabosu Company(6月22日)豊後大野市

豊後大野市で、かぼすの生産・販売に取り組みながら、YouTube(「かぼすTV」と「とよたまさんぽ」の2チャンネル)で、草刈りなど農家のリアルな日常を配信しています。6年前にUターンして実家の農業を引き継ぎ、かぼす400本を新植しました。できるだけ農薬を使用しないため、見た目は良くない「そばかすカボス」は売れ筋商品の一つです。近隣住民の農産物も一緒に販売し、動画やHPでストーリー性のある、田舎を売りにした宣伝で売上が伸びています。住民が地域に自信を持ち、田舎の良さを再認識することで、地域の活性化に繋げたいです。

かぼす畑 意見交換 かぼすTVの旗


過去から受け継ぎ、未来に繋ぐ・・・林 浩昭(6月21日)国東市

「国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会」の会長を務めています。かつて東京大学大学院で助教授をしていましたが、故郷の国東に戻り、農業を始めて20年ほどになります。私自身、環境に優しい農林業を実践しています。水田や庭先の畑及び裏山には、米、びわ、ゼンマイ、こんにゃく芋、ズッキーニ、椎茸、白椿やアジサイなどなど。食用、観賞用、種の保全目的の七島いまで…様々な作物を所狭しと植えており、肉や魚以外はほぼ自給自足しています。農業や林業をやるってことが世界の最先端だということを、もう少し科学的に突き詰めていろいろな人にわかってもらいたいと思っています。

七島い 水田 ぜんまい畑を見る林さんと陶山参事官


過去から受け継いだ本物の良さに触れてほしい・・・七島藺工房ななつむぎ(6月21日)国東市

国東市で特産品の「七島い(しちとうい)」を使った工芸品の製作に取り組んでいます。七島いは畳表の材料となるもので、国東半島地域のみで生産され、地理的表示保護制度(GI)登録もされています。い草よりも強度があり、東京オリンピックの柔道畳としても採用されました。使うほどに艶が出て、青々とした緑色からあめ色に変化する様も魅力です。今ではわずかとなってしまった生産農家さんが残っていけるよう、廃業された方から希少な織機を買い取ったり、様々な場所でワークショップを開催するなど、七島いの価値を維持し高める活動にも力を注いでいます。

意見交換 七島いアップ 織機


義理と人情の人「頼子」・・(株)おはら果樹園 firm 小原頼子(6月15日)中津市

中津市三光で柑橘の栽培に取り組んでいます。中でも「マコポン」は、「不知火(デコポン)」と大分県産オリジナル品種「ゼリーオレンジサンセレブ」をかけあわせたもので、県柑橘試験場の研究員だった主人が退職後10年かけて開発しました。種もなく食べやすく、濃厚な甘さととろける食感が特徴です。研究職気質の主人と陽気でパワフルな私の化学反応も加わって、おいしく育てています。おおいたAFF女性ネットワーク(AFF)の会長や大分県女性チャレンジ賞の受賞など、たくさんの経験をしたことで、これからは後進への助言や相談に乗ることも役目の一つだと感じています。義理と人情の人「頼子」としてまい進してまいります。

意見交換 商品 みかん畑


全てのことに無駄はない・・・ビジョナリープロジェクト(6月15日)中津市

中津市三光で、本来捨てられるはずだった物を素材として、アップサイクルする事業を立ち上げました。廃タイヤでベルトを、セメント袋でバックなどを製作・販売したり、規格外の野菜や果物を使った加工食品の製造・販売にも取り組んでいます。
「ライスワーク(生業)」はWebマーケターですが、「ライフワーク(やりがい)」でのアップサイクル研究家としての活動が、ESG投資を意識する企業の目に留まり、SDGsに特化したWebマーケティングができる人材として仕事を依頼されることが増えてきました。ごみ問題も食品ロス削減も、自分事として行動できる方を増やすことを目指しています。

ドイツのマルシェにて イベント出店 意見交換
ドイツのマルシェで初販売 イベント出店 意見交換
規格外野菜 ごみ拾い タイでの市場調査
規格外野菜 ごみ拾い タイでの市場調査


人と土を近づけ、都会でも土を感じてもらいたい・・・ほおのき畑 林田真人、里美夫妻(6月14日)由布市

10年前に一般の企業から就農し、由布市で有機農業に取り組んでいます。
野菜をモノとしてとらえるのではなく、ここ、由布市で生産された野菜をセットにして、そのまま家庭に届けることにより、季節や都会では感じられない土を感じてもらい、お客さんに変化や楽しみをもたらすことができたらいいなと思います。これからも一生懸命野菜を生産し皆様のご家庭へ届けたいです。

ミニトマト 林田夫妻近影 ハウス内


どこまで省力化できるか追及し、成果は地域に還元・・・大塚敏幸(6月14日)豊後高田市

豊後高田市でホオズキとグラジオラスを栽培しています。ホオズキ栽培では、自作で種まきを簡単にする直播機や色付け用薬剤散布作業を1度でむらなく噴射できるノズルを開発し、省力化や作業時間の大幅短縮により経営も安定しました。また、ホオズキ出荷後はグラジオラスの電照栽培に取り組み、端境期の出荷で高単価の取り引きができています。今後もより良い栽培方法を探って、その技術を地域に還元し産地全体の価値を高めていきたいです。(令和3年度全国優良経営体表彰の「経営改善部門」で全国担い手育成総合支援協議会会長賞」を受賞)

大塚さん近影 ほおずき ほおずきの花
ほおずき畑 色彩調節器 大塚さんと陶山参事官


えのきたけの生産現場から・・・みとま農園(株)(6月13日)日田市

日田市西大山でえのきたけや果樹の生産に取り組んでいます。関東の大学及び大学院で建築を学び、不動産業界で働いていましたが、子どもの学校行事等に参加できる環境を求めて10年前にUターン。現在は、両親や弟と分担しながら、えのきたけ、梅、すもも、ハーブ等を栽培しています。えのきたけは、温度の違う3つの部屋を約10日のサイクルで移動させて栽培します。菌床ごとの特性を観察しながら、配置や光の当て方などを工夫しています。一つの重さは大したことありませんが、これだけのコンテナを入れ替え、入れ替え育てるえのきたけの栽培って、意外と体力勝負なんですよ。

えのき えのき室 プラム


品質を高めた あまいスイカ・・・ふりや重石農園(6月13日)日田市

日田市山田町でスイカを栽培しているふりや重石農園です。日田市は盆地特有の昼夜の寒暖差と周囲の山から流れ込む美味しい水によりスイカの栽培に最適な地域です。本来の濃厚な食味が体験できる、数量限定の希少なスイカです。より濃厚な旨味を追求するために、スイカの台木を使用した継ぎ木苗(一般的に台木はカボチャやユウガオ)を使用することで一般的なスイカより食味が濃く、まろやかで甘みの強いスイカになります。是非、一度、食べてみて下さい。

収穫作業 スイカ ほ場


目指すは「半農半猫」で、野菜作りを始めたい方を応援する生活・・・毛利恵美(5月31日)佐伯市

今年4月、佐伯市地域起こし協力隊の任期を終え、引き続き佐伯市で3匹の猫と築90年の古民家に住みながらレンコン農家を始めました。農業の経験もなく地域起こし協力隊として佐伯市に来た3年前の自分に、今、レンコン農家をやっていると言っても絶対信用しないと思います。地域起こし協力隊としての3年間、得た知識、体験、悩み、暮らしのすべてが興味深く、魅力的で、気が付いたらそのまま農家になっていました。これから、レンコンの有機栽培を目指し、元気をお届けできるように猫雑貨を作る「半農半猫」の暮らしの中で、新たに野菜作りを始めたいという方を応援していきたいです。

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「ありのまま」の野菜を食卓へ届けたい・・・槌本俊貴・詩織(5月26日)臼杵市

臼杵市野津町で有機野菜の栽培に取り組んでいます。有機農業に取り組むきっかけは、有機栽培の野菜を食べて、その素晴らしさとおいしさを感じ、臼杵市の地域おこし協力隊を経て現在に至っています。
槌本農園のでは、「ありのまま」の栽培方法を実践し、できるだけ自然の状況で栽培しています。これからもがんばっておいしい有機野菜を生産し、皆様の食卓に届けたいです。

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ピーマンの栽培で地域を守りたい・・・小野豊実、ひとみ夫妻(5月25日)豊後大野市

豊後大野市三重町でピーマン栽培をしています。インキュベーションファームに参加して夫婦で2年間研修を受け、就農9年目です。ここ数年、黄化えそ病を媒介するアザミウマの被害が続き困っています。早期発見や雑草管理はもちろんですが、天敵製剤や防虫ネットなど様々な対策を施して被害を抑えたいです。三重町の出身ではありませんが、この地域が好きで、地域の農地を守りたい思いで農業を頑張っています。

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香りが際立つ新ごぼう・・・大分市戸次(5月25日)

大分市戸次地区では、特産のごぼうの収穫が行われています。ショベルカーでごぼうの列に沿って深さ約1メートルの溝を掘り、土の中から手作業でごぼうを引き抜いていきます。色の白さから「白肌ごぼう」の名称で出荷されます。佐藤昌則さんの1.2haの畑でも1日約700kgを出荷しており、7月下旬まで収穫が続きます。

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有機栽培のメリットを客観的に示したい・・・豊後高田オーガニックファーム(5月24日)豊後高田市

豊後高田市で有機JAS認証を取得して有機栽培に取り組んでいます。国産野菜は慣行栽培でも安心・安全は当たり前の認識であるため、安心・安全以外の「美味しさ」や「二酸化炭素の排出量削減」など有機栽培のメリットを客観的に示したいです。
北海道出身で、豊後高田市ののどかな風景と温泉に惹かれて移住しました。市内の学校給食にも提供しています。
(中央写真はオクラの苗です。)

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減農薬栽培の理由はシンプル「うまいものを作りたいから」・・・飯田開発農場(5月23日)九重町

標高900mの飯田高原で、パセリ、ほうれん草、セルフィーユなどの野菜を減農薬栽培しています。半世紀ほど前に祖父がこの地へ移住・開墾して農場を作り、私で三代目です。佐賀県鳥栖市に住む姉と2拠点で切り盛りしています。
高原野菜の基礎は、長野県の八ヶ岳中央農業実践大学校で、農業にがっつり向き合うとてもハードな環境の下で学びました(趣味のスノーボードも満喫しました)。最近は京都市への営業や福岡市での福マルシェへの参加など、県外でも精力的に活動しています。私たちの育てた野菜が、幸せな家庭の食卓の一つのアイテムになれれば嬉しいです。(右写真の石碑は祖父の手掘りです。)

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環境に優しい持続性の高い農業を実践・・・株式会社仲井農園(5月15日)豊後高田市

豊後高田市で白ねぎを栽培しています。干拓地で栽培する白ねぎは、ミネラルが豊富でシャキシャキ感があります。2015年には九州の白ねぎ農場では初のJGAP認証を取得しました。九重町等にもほ場があり、周年出荷できる体制に取り組んでいます。現在は大分県指導農業士会の副会長として、若手育成にも力を入れています。
注「JGAP(農産)」・・・Japan Good Agricultural Practiceの頭文字で「農業生産工程管理」とも呼ばれ、食品安全・労働安全・環境保全・人権福祉など持続可能な農場経営への取り組みに関し、日本の標準的な農場にとって必要十分な内容を網羅した基準のこと。

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全国麦作共励会で農林水産大臣賞を受賞・・・おぶくろ営農(5月15日)中津市

中津市三光で麦、米、大豆の栽培をしている集落営農法人です。大型機械を導入し、生産性の高い農業に取り組んでいます。現在の麦の主要品種は、種子が大きく穂が長い「はるみずき」。この度、令和4年度「全国麦作共励会集団の部」で農林水産大臣賞を受賞しました。組合員の平均年齢は、70歳を超えており高齢化と後継者不足が課題ですが、今回の受賞を糧に更に元気な産地づくりを目指します。

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ドローンで人々を笑顔に・・・ドローンによる水稲作業省力化実証試験(5月9日、22日)豊後高田市、宇佐市

ドローンを活用した測量や空撮、農薬散布などを提供する会社「株式会社Sami Samiラボ」です。現在大分県北部振興局と共同で、中津市、宇佐市、豊後高田市の生産者3名のご協力の下、ドローンを使った水稲栽培の省力化試験に取り組んでいます。3年計画で、ドローンによる種子の直播、薬剤及び肥料散布の効果等を検証し、本格運用を目指しています。2年目となる今年は、前年の結果を反映し、代搔きのタイミングや播種量の調整などを工夫しながら、ドローンによる直播及び防除作業を実施しました。スマート農業の普及を通して、高齢化や人手不足といった問題解決のお役に立てれば嬉しいです。

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農業を通して「仕事の楽しさ・役割・やりがい」を・・・高田みづほ園(5月9日)豊後高田市

豊後高田市呉崎地区の就労継続支援B型事業所です。事業の一環として、白ねぎ(左写真)や落花生(中央写真)の生産・加工・販売をしています。利用される方の能力・特性に合わせた作業で、知識や能力の向上を目指す農福連携の取り組みを行っています。
市の特産品でありながら生産・加工の手間がかかることなどから生産者が減少し、「幻の落花生」と呼ばれるようになっていた落花生。高田みづほ園では自社生産のほか、地元農家と契約し直接買い取ることで、豊後高田市の生産も支えています。ミネラル分が多い砂地の干拓地で栽培する落花生は、味が濃く、豊かな風味が特徴です。

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ハーブの力でもっとできること・・・kaoluna和草ハーブ農園(4月24日)大分市

大分市吉野地区で、自然農法に取り組んでいます。ハーブとの出会いは、留学先イギリスのホストマザーがきっかけ。帰国後は独学でハーブについて学び、栽培歴は20年以上になります。耕作放棄地だった畑で、「無農薬・無肥料・不耕起」での栽培を始めて3年目。主にハーブティやハーブソルトに加工して、販売しています。いつか古民家を使って、シェアファームや農泊可能なリトリート施設を作りたいです。なぜオーガニックの物が良いかをちゃんと知ってもらい、もっと自然農法を広げていきたいです。
  注「リトリート」・・・数日間住み慣れた土地を離れて、仕事や人間関係で疲れた心や体を癒す過ごし方のこと。

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スマート農業技術でトマトに最適な環境を実現・・・(株)みらいの畑から(4月19日)玖珠町

玖珠町でトマトの大型施設栽培をしています。ロックウールを使用した養液栽培で、環境制御と灌水制御システムを駆使して、トマトにとって最適な環境を実現しながら収穫量の最大化を目指しています。トマトは糖度5%以上の大玉トマトで、収穫は6月から始まります。データを基に栽培管理を行うので、従業員には具体的な数値を示して作業を指示しています。昨年は福岡のフードバンクや地元の小学校給食にトマトを寄付し、そのことをきっかけに出前授業も行いました。トマトを通して地域貢献にも積極的に取り組んでいきまです。

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被災地に希望の花を・・・ネモフィラ畑(4月10日)中津市

中津市本耶馬渓町の青の洞門周辺の水田を、ネモフィラの花が青一色に染めています。この「青の洞門を青に染めるプロジェクト」は、平成24年7月の九州北部豪雨災害からの復興支援と地域内外の交流を目的に、町内の地域おこしグループや自治会、農業生産者のグループ等が実行委員会を立ち上げ実施しているもので、今年で11年目です。特に被害の大きかった青の洞門の対岸に、災害からの復興を願って希望の花(ネモフィラ)を植えており、田植え準備前の5月上旬まで見られます。

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お問合せ先

九州農政局大分県拠点

代表:097-532-6131