このページの本文へ移動

九州農政局

メニュー

大分の写真館

                          過去の写真館はこちらからご覧ください     2022年度      2021年度      2020年度     2019年度

2023年4月~

色々な生き物とともに、有機農業に取り組みたい・・・地域おこし協力隊:福田あい(11月14日)臼杵市NEWアイコン

大阪から移住し、臼杵市の地域おこし協力隊として有機農業を学びはじめて1年半が経過しました。
地域おこし協力隊を農業研修生として受け入れ続けて11年になる、有機農業の大先輩でもある藤嶋祐美さんに、栽培技術だけでなく販売方法なども学んでいます。臼杵市野津町の自然豊かな環境で、そこに生息する様々な虫やイノシシなどと上手に付き合いながら、消費者の方に美味しい野菜を届けるとともに、あわせてその野菜が育った自然環境の素晴らしさも伝えていきたいです。

1 2 3
大先輩の藤嶋祐美師匠(左) 来年から始める水稲栽培の
ためぼかし肥料を製造中
意見交換当日の収穫物


おおいたマルシェへ参加しました・・・(11月11日)大分市NEWアイコン

大分市が地産地消を推進するために毎年開催している「おおいたマルシェ」に大分県拠点ブースを設置し参加しました。
ブースではみどりの食料システム戦略の周知と農業女子プロジェクトのPRを図りました。前回の農業女子プロジェクトメンバーの情報交換会で、「メンバーでイベントに参加したい!」との意見を受け、大分市内のメンバーを中心に青果物・加工品の販売を行いました。
農薬・化学肥料を使わない栽培に取り組むプロジェクトメンバーもいて、環境に配慮した農産物についてもPRしました。
お天気もよく、ステージにも近い好位置で、ベリーツ揚げパンの甘いかおりやピーマン詰め放題のお楽しみも準備したことでたくさんの方にお越しいただきました。直接お客さんと農産物の話もでき、楽しい一日となりました。

1 2 3
参加メンバー ブース全体 青果物コーナー
4 5 6
みどり戦略周知コーナー ピーマン詰め放題 お客さんと楽しくお喋り


大分県農林水産祭に出展しました・・・(10月21、22日)別府市

「令和5年度大分県農林水産祭 おおいたみのりフェスタ」に九州農政局コーナーを出展しました。ブースでは大分県拠点の独自取組である「大分☆農・カーボンプロジェクト」や、「みどりの食料システム戦略」、「サステナブルな食生活」等のパネル等を展示しました。両日とも天気に恵まれ、多くの来場者にクイズ形式で環境問題と農業の関係について考えていただきました。また、環境の負荷を軽減するスマート農業には欠かせない農業用ドローンの展示は、多くの皆さんの関心を引いていました。

1 2 3


大分県農業女子PJメンバー情報交換会を開催しました・・・(10月13日)大分市

農林水産省は、女性農業者の存在感を高め、女性農業者自らの意識改革・経営力発展を促し、職業としての農業を選択する若手女性の増加を図ることを目的に「農業女子プロジェクト(PJ)」を推進しています。
大分県拠点では、コロナ禍で延期となって以来、約2年ぶりに県内メンバーが集まり、交流や近況報告などを行う情報交換会を開催しました。対面とオンラインのハイブリッド開催でしたが、久しぶりの再会あり、今年度加入の新たなメンバーとの出会いもあり、和気あいあいな雰囲気で盛り上がりました。
「大分の農業を盛り上げたい!」「みんなで活動したい!」との意見が出され、今後は大分農業女子としてイベントや勉強会などの活動を行っていきます。全国の皆さん、大分の女性農業者にご期待ください♪

1 2 3


ブランドコンセプトは「やさいまま」・・・ウーマンメイク株式会社(9月6日)国東市

国東市で、水耕レタスと水耕ほうれんそうを生産・販売しています。女性のみで設立した会社ということもあり、様々な方面から注目され、農林水産大臣賞をはじめ、数々の賞もいただきました。働く女性への支援に積極的に取り組み、働きやすい環境づくりを今も葛藤・模索中です。また、雇用費の増や資材の高騰が続く中、農産物の価格は何十年も変わっていません。これからは安さばかりを重視するのではなく、農産物をきちんと評価しコストに対する対価を払うよう、消費者のみなさんの意識改革が進むといいなと思っています。

1 2 3


大分☆農・カーボンプロジェクト第8回勉強会を開催しました・・・(9月5日)大分市

当日は、九州農政局土橋次長から、「みどりの食料システム戦略」策定に係る背景から、国民みんなで取り組むための行動提起を内容とした基調講演を、その後、合同会社ビジョナリープロジェクト代表 林勇士様(中津市)から、規格外の野菜や果物を使ったピクルスの製造・販売の取組、FARM SAM代表髙松修様(日出町)から、竹や木材チップ、廃菌床を活用した炭素循環型農業の取組について事例発表を行いました。
続いて、九州農政局松本女性活躍推進係長から女性農業者の状況について情報提供を行った後、2班に分かれて、「みんなで話そう!環境に優しい農業のこと~私に何ができるかな~」をテーマにグループ交流を行いました。参加された女性農業者は、終始話しと笑いの絶えない明るい雰囲気の中、「みどり戦略は意外と身近なことだったと気づいた」「女性農業者同士の交流ができてよかった」等、有意義な会であったと感じていただいたようでした。

1 2 3
土橋次長の講演
「食料≒食べること、だから国民が関
わって行動していくことが大事!」
髙松 修さんの事例発表
「枯草、木や竹チップを土壌にまぜるこ
とで微生物が野菜を育ててくれる!」
林 勇士さんの事例発表
「健康と環境にこだわって作られた
野菜でピクルスを作っています」
4 5 6
松本係長からの情報提供
「女性活躍に向けた支援を行っています!」
グループ交流の様子 グループ交流の様子
7 8 9
参加者の感想
「自分とは全く違う農業へのアプ
  ローチの仕方を知れてよかった」
参加者の感想
「一生懸命取り組まれている方の
話が聞けてとても楽しかった」
ご参加の皆さん、ありがとうございました


中山間地域をもっと元気に・・・自然農園柴(8月30日)日田市

日田市で、自然栽培のにんにくを生産・販売しています。関東での服飾関係の仕事を経て15年前にUターンし、しいたけ栽培をしていた両親の元、農業を始めました。不耕起、動物性堆肥も不使用で、10年かけて土づくりをしてきました。有機JAS認証取得の経験もあります。3年前からは日田市の農地利用最適化推進委員も務め、今年で二期目となりました。
今後はにんにくに加えて、ジャム作り用のすももを新植したり、ネット販売や、仲間を募って機能的でおしゃれな農作業服制作にもチャレンジしてみたいです。たくさんある自分の夢が、中山間地域の活性化にも繋がると嬉しいです。

1 2 3


小象も大興奮!フレッシュさとうきび・・・別府・日出さとうきび研究会(8月29日)別府市、宇佐市

別府市、杵築市、日出町の耕作放棄地等で、アジアゾウが大好物なさとうきびを栽培しています。今年も初収穫を迎え、アフリカンサファリ(県内の動物園)のアジアゾウに届けてきました。さとうきびを載せた軽トラを見るなり、小走りに駆け寄ってくる象たちの様子にキュンキュンしつつ、はいどーぞ。長い鼻を上手に使って、勢いよくむしゃむしゃ食べてくれました。園長によると、小象はお母さんの真似をして食べている“ふり”をしているだけということですが、微笑ましい光景にギャラリーの顔もほころびっぱなしでした。

1 1 3


レンコン王子、ようこそ地球へ・・・タナカレンコン(8月3日)日出町

祖父が約50年守ってきた「備中種」のレンコンを受け継ぎたくて、農家になり、杵築市、日出町でレンコンを生産・販売しています。甘みがありシャキシャキとした食感で、濃い味わいが特徴で、湧き水、腐葉土、草木灰しか畑に入れない自然栽培で育てています。また、一般的なレンコンよりも深い泥の中で育てるため、作業はすべて手作業でハードですが、おいしいレンコンをつくるためにこだわっています。この度、イベントやSNS発信を担当する「レンコン王子」が誕生しました。コロナ禍で元気のなかった取引先の飲食店や周りの農家、地域と一緒に乗り越えていく起爆剤として活動しますので、応援よろしくお願いします。

1 2 3


大分大学経済学部の学生と意見交換を行いました・・・(8月2日)大分市

食料・農業・農村基本法の見直しに関して、農林水産省は特に学生、若手農業者、農業女子から意見を伺うこととしており、今般、大分大学経済学部小山敬晴准教授の協力をいただき、経済学部生との意見交換を実施しました。
県拠点から、食料・農業・農村基本法の検証の中間とりまとめ、みどりの食料システム戦略について説明し、学生からは特に有機農業の推進に関して「有機農業の取組に農家のメリットはあるのか」、「現実的には地域認証がいいのではないか」、「所得補償を考慮すべき」、「有機農産物販売に行政側の関与が必要」等、多くの意見が寄せられたほか、中山間地域での農業の在り方など、多岐にわたる活発な意見交換となりました。

1 2 3


誰もが必要とされる喜びを感じて欲しい・・・(株)シンシアリー(7月28日)日田市

日田市で障害者就労継続支援A型・B型事業所、グループホームを運営しています。障害を持った方々の働き方を支援する会社で、事業の一環として、玉ねぎ(苗)、落花生、唐辛子、米等の生産・販売をしています。昨年は地元の酒造会社に協力いただき、初めて酒米を栽培、酒造りにも挑戦し、完成した日本酒「夢かなえ」400本は完売しました。農福連携の取組で障害者の就労場所確保と収入向上を目指すとともに、田んぼも耕作放棄から守り、地域を含めみんなが喜ぶ未来を夢見ています。

1 2 3


九州米粉食品普及推進協議会大分部会総会が開催されました・・・(7月20日)大分市

新たな米の需要拡大につながる「米粉食品」の普及推進を目的として平成17年10月に設立された九州米粉食品普及推進協議会大分部会総会が開催されました。
令和4年度の活動報告、令和5年度の活動計画、今後の大分部会のあり方等について意見交換・審議を行い、議案は原案どおり承認されました。

1 2 3


「農業」×「フリーアナウンサー」・・・工藤桂子(7月18日)大分市

農業とフリーアナウンサーの半農半Xを実践中です。臼杵市でカボス、国東市でみかんを栽培しています。アナウンサーとして農業情報を発信する中で、口下手な生産者さんの代弁者となり、農業の現状を伝えたいと2年前に就農しました。私の経験から、農業は時間の自由がきき、子どもの急な発熱などにも気兼ねなく対応できることから、子育て世代や扶養の範囲内で働く女性が個人事業者として就農することをお勧めします。また自然の中で心身共に癒されると同時に、地域の活性化や高齢化による担い手不足解消の効果も期待できます。実体験に基づく「発信」で大分の農業をどんどん盛り上げていきたいです。(写真は、臼杵市のほ場にて)

1 2 3


第9回農政懇話会を開催しました・・・(7月7日)大分市

「現場と農政を結ぶ」業務の一環として、マスコミ各社への情報提供と現場意見の反映を目的に「第9回農政懇話会」を開催しました。県拠点から、現在広く意見を募集している「食料・農業・農村基本法」の検証・見直しについて、また独自の取組である「大分☆農・カーボンプロジェクト」のほか、事前にマスコミの方から質問が寄せられていた、新規就農者対策、口蹄疫などの話題を中心に情報提供を行い、その後意見交換を行いました。

全体写真 全体写真2 マスコミ出席者


大分☆農・カーボンプロジェクト第7回勉強会を開催しました・・・(7月5日)大分市

第7回勉強会は、「有機農業の先進地 宮崎県綾町の取組から学ぼう!」をテーマに開催しました。
今回は綾町役場で有機農業振興担当の小八重志保(こばえしほ)氏をお迎えして、綾町の取組を講演いただきました。参加者からは先進地の取組が聞けてよかった、綾町住民の意識の高さに驚いた、などそれぞれの今後の方向性の参考になったとの声が多く寄せられました。
その後の意見交換はワールド・カフェ方式でメンバーをシャッフルしながら行い、アンケートでは、時間が足りないとの声も多くありましたが、様々な立場の方の意見が聞けてよかった、多くの新たな出会いがあった、とても学びの多い時間であった、など貴重な経験になったという感想を多くいただきました。

小八重係長の講演 講演を聞く参加者
小八重係長の講演「綾町の自然生態系農業推進の取組」 今回も多くの皆さんに参加いただきました

ワールド・カフェの様子1 ワールド・カフェの様子2 ワールド・カフェの様子3
6班にわかれての意見交換
今回はワールド・カフェ方式
席をシャッフルしながら3回の意
見交換は話が途切れませんでした
「エシカル消費」に関して、たくさん
のアイデアを出していただきました
ワールド・カフェの様子4 発表の様子1 発表の様子2
経験したワールド・カフェの中で一番
楽しかったという声もいただきました
各班のまとめと感想を発表         
無茶ぶりに応えていただきました
発表はじめの「おおいたさいこー!」
の一声が、なぜかお約束になりました

小八重係長 陶山地方参事官 集合写真
  小八重係長、貴重なお話を
  ありがとうございました   
陶山地方参事官のあいさつ ご参加の皆さん、ありがとうございました

大分県立農業大学校の学生と意見交換を行いました・・・(6月28日)豊後大野市

食料・農業・農村基本法の見直しに関して、農林水産省は特に学生、若手農業者、農業女子から意見を伺うこととしており、今般、大分県立農業大学校の協力をいただき、学生50名との意見交換を実施しました。
県拠点から、食料・農業・農村基本法の検証の中間とりまとめ、みどりの食料システム戦略について説明し、学生からは「肥料の自給に取り組むべき」、「持続的な農業・食品産業のため適正な価格形成の仕組み、情報提供などが必要」、「マーケティングをしっかり行い、需要に応じた生産が必要」などの意見が出されました。

説明の様子 説明を聞く学生 質問する学生


BUZZMAFFとのコラボ、希望しています・・・(株)Kabosu Company(6月22日)豊後大野市

豊後大野市で、かぼすの生産・販売に取り組みながら、YouTube(「かぼすTV」と「とよたまさんぽ」の2チャンネル)で、草刈りなど農家のリアルな日常を配信しています。6年前にUターンして実家の農業を引き継ぎ、かぼす400本を新植しました。できるだけ農薬を使用しないため、見た目は良くない「そばかすカボス」は売れ筋商品の一つです。近隣住民の農産物も一緒に販売し、動画やHPでストーリー性のある、田舎を売りにした宣伝で売上が伸びています。住民が地域に自信を持ち、田舎の良さを再認識することで、地域の活性化に繋げたいです。

かぼす畑 意見交換 かぼすTVの旗


過去から受け継ぎ、未来に繋ぐ・・・林 浩昭(6月21日)国東市

「国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会」の会長を務めています。かつて東京大学大学院で助教授をしていましたが、故郷の国東に戻り、農業を始めて20年ほどになります。私自身、環境に優しい農林業を実践しています。水田や庭先の畑及び裏山には、米、びわ、ゼンマイ、こんにゃく芋、ズッキーニ、椎茸、白椿やアジサイなどなど。食用、観賞用、種の保全目的の七島いまで…様々な作物を所狭しと植えており、肉や魚以外はほぼ自給自足しています。農業や林業をやるってことが世界の最先端だということを、もう少し科学的に突き詰めていろいろな人にわかってもらいたいと思っています。

七島い 水田 ぜんまい畑を見る林さんと陶山参事官


過去から受け継いだ本物の良さに触れてほしい・・・七島藺工房ななつむぎ(6月21日)国東市

国東市で特産品の「七島い(しちとうい)」を使った工芸品の製作に取り組んでいます。七島いは畳表の材料となるもので、国東半島地域のみで生産され、地理的表示保護制度(GI)登録もされています。い草よりも強度があり、東京オリンピックの柔道畳としても採用されました。使うほどに艶が出て、青々とした緑色からあめ色に変化する様も魅力です。今ではわずかとなってしまった生産農家さんが残っていけるよう、廃業された方から希少な織機を買い取ったり、様々な場所でワークショップを開催するなど、七島いの価値を維持し高める活動にも力を注いでいます。

意見交換 七島いアップ 織機


義理と人情の人「頼子」・・(株)おはら果樹園 firm 小原頼子(6月15日)中津市

中津市三光で柑橘の栽培に取り組んでいます。中でも「マコポン」は、「不知火(デコポン)」と大分県産オリジナル品種「ゼリーオレンジサンセレブ」をかけあわせたもので、県柑橘試験場の研究員だった主人が退職後10年かけて開発しました。種もなく食べやすく、濃厚な甘さととろける食感が特徴です。研究職気質の主人と陽気でパワフルな私の化学反応も加わって、おいしく育てています。おおいたAFF女性ネットワーク(AFF)の会長や大分県女性チャレンジ賞の受賞など、たくさんの経験をしたことで、これからは後進への助言や相談に乗ることも役目の一つだと感じています。義理と人情の人「頼子」としてまい進してまいります。

意見交換 商品 みかん畑


全てのことに無駄はない・・・ビジョナリープロジェクト(6月15日)中津市

中津市三光で、本来捨てられるはずだった物を素材として、アップサイクルする事業を立ち上げました。廃タイヤでベルトを、セメント袋でバックなどを製作・販売したり、規格外の野菜や果物を使った加工食品の製造・販売にも取り組んでいます。
「ライスワーク(生業)」はWebマーケターですが、「ライフワーク(やりがい)」でのアップサイクル研究家としての活動が、ESG投資を意識する企業の目に留まり、SDGsに特化したWebマーケティングができる人材として仕事を依頼されることが増えてきました。ごみ問題も食品ロス削減も、自分事として行動できる方を増やすことを目指しています。

ドイツのマルシェにて イベント出店 意見交換
ドイツのマルシェで初販売 イベント出店 意見交換
規格外野菜 ごみ拾い タイでの市場調査
規格外野菜 ごみ拾い タイでの市場調査


人と土を近づけ、都会でも土を感じてもらいたい・・・ほおのき畑 林田真人、里美夫妻(6月14日)由布市

10年前に一般の企業から就農し、由布市で有機農業に取り組んでいます。
野菜をモノとしてとらえるのではなく、ここ、由布市で生産された野菜をセットにして、そのまま家庭に届けることにより、季節や都会では感じられない土を感じてもらい、お客さんに変化や楽しみをもたらすことができたらいいなと思います。これからも一生懸命野菜を生産し皆様のご家庭へ届けたいです。

ミニトマト 林田夫妻近影 ハウス内


どこまで省力化できるか追及し、成果は地域に還元・・・大塚敏幸(6月14日)豊後高田市

豊後高田市でホオズキとグラジオラスを栽培しています。ホオズキ栽培では、自作で種まきを簡単にする直播機や色付け用薬剤散布作業を1度でむらなく噴射できるノズルを開発し、省力化や作業時間の大幅短縮により経営も安定しました。また、ホオズキ出荷後はグラジオラスの電照栽培に取り組み、端境期の出荷で高単価の取り引きができています。今後もより良い栽培方法を探って、その技術を地域に還元し産地全体の価値を高めていきたいです。(令和3年度全国優良経営体表彰の「経営改善部門」で全国担い手育成総合支援協議会会長賞」を受賞)

大塚さん近影 ほおずき ほおずきの花
ほおずき畑 色彩調節器 大塚さんと陶山参事官


えのきたけの生産現場から・・・みとま農園(株)(6月13日)日田市

日田市西大山でえのきたけや果樹の生産に取り組んでいます。関東の大学及び大学院で建築を学び、不動産業界で働いていましたが、子どもの学校行事等に参加できる環境を求めて10年前にUターン。現在は、両親や弟と分担しながら、えのきたけ、梅、すもも、ハーブ等を栽培しています。えのきたけは、温度の違う3つの部屋を約10日のサイクルで移動させて栽培します。菌床ごとの特性を観察しながら、配置や光の当て方などを工夫しています。一つの重さは大したことありませんが、これだけのコンテナを入れ替え、入れ替え育てるえのきたけの栽培って、意外と体力勝負なんですよ。

えのき えのき室 プラム


品質を高めた あまいスイカ・・・ふりや重石農園(6月13日)日田市

日田市山田町でスイカを栽培しているふりや重石農園です。日田市は盆地特有の昼夜の寒暖差と周囲の山から流れ込む美味しい水によりスイカの栽培に最適な地域です。本来の濃厚な食味が体験できる、数量限定の希少なスイカです。より濃厚な旨味を追求するために、スイカの台木を使用した継ぎ木苗(一般的に台木はカボチャやユウガオ)を使用することで一般的なスイカより食味が濃く、まろやかで甘みの強いスイカになります。是非、一度、食べてみて下さい。

収穫作業 スイカ ほ場


目指すは「半農半猫」で、野菜作りを始めたい方を応援する生活・・・毛利恵美(5月31日)佐伯市

今年4月、佐伯市地域起こし協力隊の任期を終え、引き続き佐伯市で3匹の猫と築90年の古民家に住みながらレンコン農家を始めました。農業の経験もなく地域起こし協力隊として佐伯市に来た3年前の自分に、今、レンコン農家をやっていると言っても絶対信用しないと思います。地域起こし協力隊としての3年間、得た知識、体験、悩み、暮らしのすべてが興味深く、魅力的で、気が付いたらそのまま農家になっていました。これから、レンコンの有機栽培を目指し、元気をお届けできるように猫雑貨を作る「半農半猫」の暮らしの中で、新たに野菜作りを始めたいという方を応援していきたいです。

1 2 3
4 5 6

「ありのまま」の野菜を食卓へ届けたい・・・槌本俊貴・詩織(5月26日)臼杵市

臼杵市野津町で有機野菜の栽培に取り組んでいます。有機農業に取り組むきっかけは、有機栽培の野菜を食べて、その素晴らしさとおいしさを感じ、臼杵市の地域おこし協力隊を経て現在に至っています。
槌本農園のでは、「ありのまま」の栽培方法を実践し、できるだけ自然の状況で栽培しています。これからもがんばっておいしい有機野菜を生産し、皆様の食卓に届けたいです。

1 2 3

ピーマンの栽培で地域を守りたい・・・小野豊実、ひとみ夫妻(5月25日)豊後大野市

豊後大野市三重町でピーマン栽培をしています。インキュベーションファームに参加して夫婦で2年間研修を受け、就農9年目です。ここ数年、黄化えそ病を媒介するアザミウマの被害が続き困っています。早期発見や雑草管理はもちろんですが、天敵製剤や防虫ネットなど様々な対策を施して被害を抑えたいです。三重町の出身ではありませんが、この地域が好きで、地域の農地を守りたい思いで農業を頑張っています。

1 2 3

香りが際立つ新ごぼう・・・大分市戸次(5月25日)

大分市戸次地区では、特産のごぼうの収穫が行われています。ショベルカーでごぼうの列に沿って深さ約1メートルの溝を掘り、土の中から手作業でごぼうを引き抜いていきます。色の白さから「白肌ごぼう」の名称で出荷されます。佐藤昌則さんの1.2haの畑でも1日約700kgを出荷しており、7月下旬まで収穫が続きます。

1 2 3

有機栽培のメリットを客観的に示したい・・・豊後高田オーガニックファーム(5月24日)豊後高田市

豊後高田市で有機JAS認証を取得して有機栽培に取り組んでいます。国産野菜は慣行栽培でも安心・安全は当たり前の認識であるため、安心・安全以外の「美味しさ」や「二酸化炭素の排出量削減」など有機栽培のメリットを客観的に示したいです。
北海道出身で、豊後高田市ののどかな風景と温泉に惹かれて移住しました。市内の学校給食にも提供しています。
(中央写真はオクラの苗です。)

1 2 3

減農薬栽培の理由はシンプル「うまいものを作りたいから」・・・飯田開発農場(5月23日)九重町

標高900mの飯田高原で、パセリ、ほうれん草、セルフィーユなどの野菜を減農薬栽培しています。半世紀ほど前に祖父がこの地へ移住・開墾して農場を作り、私で三代目です。佐賀県鳥栖市に住む姉と2拠点で切り盛りしています。
高原野菜の基礎は、長野県の八ヶ岳中央農業実践大学校で、農業にがっつり向き合うとてもハードな環境の下で学びました(趣味のスノーボードも満喫しました)。最近は京都市への営業や福岡市での福マルシェへの参加など、県外でも精力的に活動しています。私たちの育てた野菜が、幸せな家庭の食卓の一つのアイテムになれれば嬉しいです。(右写真の石碑は祖父の手掘りです。)

1 2 3

環境に優しい持続性の高い農業を実践・・・株式会社仲井農園(5月15日)豊後高田市

豊後高田市で白ねぎを栽培しています。干拓地で栽培する白ねぎは、ミネラルが豊富でシャキシャキ感があります。2015年には九州の白ねぎ農場では初のJGAP認証を取得しました。九重町等にもほ場があり、周年出荷できる体制に取り組んでいます。現在は大分県指導農業士会の副会長として、若手育成にも力を入れています。
注「JGAP(農産)」・・・Japan Good Agricultural Practiceの頭文字で「農業生産工程管理」とも呼ばれ、食品安全・労働安全・環境保全・人権福祉など持続可能な農場経営への取り組みに関し、日本の標準的な農場にとって必要十分な内容を網羅した基準のこと。

1 2 3

全国麦作共励会で農林水産大臣賞を受賞・・・おぶくろ営農(5月15日)中津市

中津市三光で麦、米、大豆の栽培をしている集落営農法人です。大型機械を導入し、生産性の高い農業に取り組んでいます。現在の麦の主要品種は、種子が大きく穂が長い「はるみずき」。この度、令和4年度「全国麦作共励会集団の部」で農林水産大臣賞を受賞しました。組合員の平均年齢は、70歳を超えており高齢化と後継者不足が課題ですが、今回の受賞を糧に更に元気な産地づくりを目指します。

1 2 3

ドローンで人々を笑顔に・・・ドローンによる水稲作業省力化実証試験(5月9日、22日)豊後高田市、宇佐市

ドローンを活用した測量や空撮、農薬散布などを提供する会社「株式会社Sami Samiラボ」です。現在大分県北部振興局と共同で、中津市、宇佐市、豊後高田市の生産者3名のご協力の下、ドローンを使った水稲栽培の省力化試験に取り組んでいます。3年計画で、ドローンによる種子の直播、薬剤及び肥料散布の効果等を検証し、本格運用を目指しています。2年目となる今年は、前年の結果を反映し、代搔きのタイミングや播種量の調整などを工夫しながら、ドローンによる直播及び防除作業を実施しました。スマート農業の普及を通して、高齢化や人手不足といった問題解決のお役に立てれば嬉しいです。

1 2 3

農業を通して「仕事の楽しさ・役割・やりがい」を・・・高田みづほ園(5月9日)豊後高田市

豊後高田市呉崎地区の就労継続支援B型事業所です。事業の一環として、白ねぎ(左写真)や落花生(中央写真)の生産・加工・販売をしています。利用される方の能力・特性に合わせた作業で、知識や能力の向上を目指す農福連携の取り組みを行っています。
市の特産品でありながら生産・加工の手間がかかることなどから生産者が減少し、「幻の落花生」と呼ばれるようになっていた落花生。高田みづほ園では自社生産のほか、地元農家と契約し直接買い取ることで、豊後高田市の生産も支えています。ミネラル分が多い砂地の干拓地で栽培する落花生は、味が濃く、豊かな風味が特徴です。

1 2 3

ハーブの力でもっとできること・・・kaoluna和草ハーブ農園(4月24日)大分市

大分市吉野地区で、自然農法に取り組んでいます。ハーブとの出会いは、留学先イギリスのホストマザーがきっかけ。帰国後は独学でハーブについて学び、栽培歴は20年以上になります。耕作放棄地だった畑で、「無農薬・無肥料・不耕起」での栽培を始めて3年目。主にハーブティやハーブソルトに加工して、販売しています。いつか古民家を使って、シェアファームや農泊可能なリトリート施設を作りたいです。なぜオーガニックの物が良いかをちゃんと知ってもらい、もっと自然農法を広げていきたいです。
  注「リトリート」・・・数日間住み慣れた土地を離れて、仕事や人間関係で疲れた心や体を癒す過ごし方のこと。

1 2 3

スマート農業技術でトマトに最適な環境を実現・・・(株)みらいの畑から(4月19日)玖珠町

玖珠町でトマトの大型施設栽培をしています。ロックウールを使用した養液栽培で、環境制御と灌水制御システムを駆使して、トマトにとって最適な環境を実現しながら収穫量の最大化を目指しています。トマトは糖度5%以上の大玉トマトで、収穫は6月から始まります。データを基に栽培管理を行うので、従業員には具体的な数値を示して作業を指示しています。昨年は福岡のフードバンクや地元の小学校給食にトマトを寄付し、そのことをきっかけに出前授業も行いました。トマトを通して地域貢献にも積極的に取り組んでいきまです。

1 2 3

被災地に希望の花を・・・ネモフィラ畑(4月10日)中津市

中津市本耶馬渓町の青の洞門周辺の水田を、ネモフィラの花が青一色に染めています。この「青の洞門を青に染めるプロジェクト」は、平成24年7月の九州北部豪雨災害からの復興支援と地域内外の交流を目的に、町内の地域おこしグループや自治会、農業生産者のグループ等が実行委員会を立ち上げ実施しているもので、今年で11年目です。特に被害の大きかった青の洞門の対岸に、災害からの復興を願って希望の花(ネモフィラ)を植えており、田植え準備前の5月上旬まで見られます。

1 2 3

お問合せ先

大分県拠点地方参事官室

ダイヤルイン:097-532-6131