海岸保全施設の現状
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1. 海岸保全施設の現状
前歴事業である国営西国東干拓事業により建設された堤防等の海岸保全施設は、築造後50年以上が経過しており、老朽化が進行し維持管理に支障が生じています。また干拓地においては、台風時の高潮、波浪のほか、近年、激甚化している豪雨と排水施設の機能低下が相まって、農作物の湛水被害等が頻発しており、地域住民の方々は不安な生活を強いられています。加えて、本地域は、南海トラフ及び周防灘断層帯主部による巨大地震の影響を受ける地域とされている中で、堤防等の施設は、必要な耐震性能を有しておらず、砂質地盤の液状化被害も危惧されています。
このようなことから、海岸保全施設に必要な機能を確保するための施設の整備が喫緊の課題となっています。




越波の状況 堤防裏法面の陥没状況 堤防波返工のひび割れ状況 湛水被害による白ねぎの根腐れ状況
2. 国営西国東干拓事業の概要
国営西国東干拓事業により建設された堤防の概要は、下表のとおりです。
※上表は、西国東干拓事業 事業誌「にしくにさき」を基に作成。
3. 堤防高さの現況
平成30年度に実施した現況堤防高(波返工天端高)の測量結果は下表のとおりです。
前歴事業計画高(+5.5m)を全体的下回っており、計画堤防高(+6.0m)まで最大で80cmの嵩上げが必要となっています。
前歴事業計画高(+5.5m)を全体的下回っており、計画堤防高(+6.0m)まで最大で80cmの嵩上げが必要となっています。

注) 沖堤とは、海に面する堤防である。
【参考】平成30年度の測量結果



4. 県営海岸保全施設整備事業の概要
国営干拓事業完了以降は、大分県営海岸保全施設整備事業により、海岸保全施設の管理及び整備が行われてきました。
※上表は、大分県北部振興局農林基盤部作成「西国東地区 海岸保全事業 湛水防除事業」を基に作成。
お問合せ先
九州農政局西国東海岸保全事業所
代表:0978-25-6540