きゅうり
なぜ「きゅうり」って名前なの?
きゅうりの原産地はインドのヒマラヤと言われています。日本には6世紀頃、今から約1500年前に中国から伝わりました。
きゅうりの緑色の実はさらに成長すると黄色くなり、昔はその黄色い実を食べていました。このことから「黄色いウリ」で「黄瓜(きうり)」と名前がついたといわれています。
きゅうりの実は黄色くなると毒性が強くなり、まずい野菜だと記録にも残っています。江戸時代の終わりごろに、品種改良がされ、歯ごたえや味がよくなり、人気野菜となりました。
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東北でのきゅうりの産地
夏野菜のきゅうりですが、東北では一年中生産されています。
きゅうりは、夏秋・冬春の2シーズンに分かれていて、東北ではすべての県で野菜指定産地が定められ、生産・出荷されています。
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都道府県 |
収穫量 |
全国における割合 |
1 |
宮崎県 |
64,500t |
11.8% |
2 |
群馬県 |
55,800t |
10.2% |
3 |
埼玉県 |
44,000t |
8.0% |
4 |
福島県 |
40,500t |
7.4% |
5 |
千葉県 |
31,400t |
5.7% |
資料: 農林水産省「令和4年産都道府県別の作付面積、10a当たり収量、収量及び出荷量(きゅうり)」 東北農政局「東北地域における野菜指定産地一覧(令和5年8月3日現在)」 |
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山形県の伝承野菜「勘次郎胡瓜(かんじろうきゅうり)」
100年以上前に山形県鮭川村から真室川町の旧家に種が伝わったといわれています。その旧家の屋号が名前につけられ、「勘次郎胡瓜(かんじろうきゅうり)」となりました。
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種を受けついだ勘次郎家では、「絶対に種をたやしてはいけない」という想いで、大切につくり続けてきました。 今では、町内の生産者10数名がさいばいし、生産量もふえてきています。
ふだんめにするきゅうりよりも、形はずんぐりしていて、色もうすく黄緑色です。皮はうすく、身はみずみずしく、きゅうりの独特の青くささが少ないです。 7月中ごろから9月中ごろまでがしゅんです。 塩づけにしても色が変わりにくく、サラダなど生で食べるのがおすすめです。
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一口メモ・・おいしいきゅうりの見分け方
- ポイント1・太さが均一でずっしり重く、にぎるとハリとだんりょく性がある。
- ポイント2・いぼいぼがピンと張っている。
- ポイント3・切り口に白いトゲが出ている。
- ポイント4・花がとれた部分がみずみずしい。
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