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東北農政局

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お米

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日本人の主食「お米」

お米は日本の気候やその土地の地形に適した作物で、約3千年ほど前の縄文時代からさいばいされ続けている私たち日本人の主食となる食材です。

稲には水を張った田んぼにお米のなえを植える「水稲」と、畑になえを植える「陸稲」があります。日本でさいばいされているのは、ほとんどが水稲です。お米を育てるには、きれいな水と空気、水平な土地、夏には十分な太陽の光が必要です。日本では東北地方の各県がお米の産地として知られています。

お米は、タンパク質、し質、糖質のバランスにすぐれ、お米を中心にした食生活は世界で最もバランスの取れた食生活と言われています。

また、お米は私たち日本人の食文化の中心であり、日本各地にはお米を「粉」にしたり、煮たり、たいたり、焼いたりと、さまざまに手を加えられた伝統食があります。

お米は私たちの暮らしと密着して、食生活を豊かにしてくれる食材なのです。

東北のお米の主な生産地と品種



資料:農林水産省「令和4年度農林水産関係市町村別統計(水稲)」

お米の生産がさかんな東北では、全国の約4分の1のお米がつくられています。
とくに秋田県、山形県、宮城県の3つの県でつくられる量は、東北全体の60%ちかくをしめています。

県独自で作られたお米の品種もあり、つくられた県だけでなく、全国で生産されている品種もあります。

東北生まれの主な品種

品種 たんじょうした県
青天の霹靂 青森県
まっしぐら
銀河のしずく 岩手県
ササニシキ 宮城県
ひとめぼれ
あきたこまち 秋田県
つや姫 山形県
雪若丸
天のつぶ 福島県


お米が収穫されるまで(作業時期は仙台市周辺を基準にしています)

3~4月   4~5月   6~7月
なえを育てる   代かき   田植え   水の管理
なえはなえ箱で育てます。土を入れたなえ箱に種もみをまき、ビニールハウスの中に置きます。なえが育つまで約1ヶ月かかります。 代かきとは、田んぼの土を細かくくだいてなめらかにし、土の性質をよくすることです。田植えの前にトラクターや耕運機を使って行います。 ほとんどが田植え機によって行われています。機械を使うことで、10アール当たり約20分で田植えができるようになります。(機械により時間は変わります。) 田んぼに水を入れ、寒さから稲を守るために水の量を増やしたりします。
6~7月   9~10月
ようすを見て、肥料を与える   雑草や病がい虫をふせぐ   稲かり   かんそう・もみすり
稲の成長の様子を見ながら機械を使って肥料などを少しずつ与えます。 じょ草ざいをまいたり、機械やアイガモに雑草をとってもらいます。
稲の病気やがい虫から守るため、日々ようすを見て対応します。
コンバインという機械で稲を刈ります。コンバインを使えば、稲からもみをはずす「だっこく」という作業も同時にできます。 かりとったばかりのもみは水分が多いので、かわかす必要があります。
かんそう機にもみを入れて熱風をかけます。もみからもみがらを取り、げんまいにします。

お米生産者のお話

葉や稲穂を枯らしてしまう「いもち病」や、稲を食べてしまうイナゴなどの害虫への対応、雑草の除去など、秋の収穫までほとんど毎日のように手入れが必要です。無事出荷できた時や消費者に「お米がおいしい」と言われた時はたいへんうれしく、また来年も頑張ろうという気持ちになります。

お米のだっこく・もみすり・精米

お店で売られているお米の袋には「げん米」「白米」「無洗米」などと表記されています。ちがいは何かみてみましょう。

もみ
げん米
はいが米
白米
無洗米

だっこく
もみすり 精米 精米
精米

お米の主な活用


お問合せ先

企画調整室
代表:022-263-1111(内線4500、4313)
ダイヤルイン:022-221-6107