岩手山麓農業水利事業所TOP
地域の歴史
農業等の地域の概況
事業の目的・内容
進捗状況
事業所のご紹介
|
事業の目的・内容
事業の目的
国営土地改良事業岩手山麓地区は、岩洞ダムを水源とし、盛岡市及び滝沢市にまたがる受益面積1,574haの水田地帯です。
本地区の基幹的農業水利施設は、国営岩手山麓開拓建設事業(昭和16~43年度)によって整備された、岩洞ダム、導水路、幹線用水路等です。 これらの施設は完成後50年以上が経過しており、寒冷な気象条件の影響で劣化が進行し、施設の機能低下が著しく、施設の維持管理に多大な費用と労力を要しています。 また、地表に敷設された大口径の管水路や開水路の周辺では宅地化が進み、大規模災害による漏水等の事故の懸念も高まっていました。
このため、平成26年度から国営「岩手山麓農業水利事業」に着手し、岩手県(発電)との共同施設であるダムや農業用水路等の改修を進め、農業の持続可能な発展と地域住民の生活の安全確保を目的に事業を推進しています。
地積及び事業面積
受益面積
関係市
|
盛岡市
|
滝沢市
|
計
|
面積(ha)
|
752
|
822
|
1,574
|
主要工事計画
ダム
名称
|
数量
|
主要工事内容
|
岩洞ダム
|
一式
|
洪水吐、取水塔、間接流域施設、 付帯施設の改築等
|
<施設の状況>
|
洪水吐
|
ダムに流入してくる洪水は、ダムを越流することなく安全に下流に流すことが必要です。このための施設を「洪水吐」とよびます。
岩洞ダムの洪水吐は、コンクリートが劣化してひびが入ったり、鉄筋がむき出しになったりしています。
|
<洪水吐全景>
|
<洪水吐(改修前)>
|

|
 |
|
|
取水塔
|
「取水塔」とは、ダムの水を円筒形の塔に流し込んで取水する施設です。 現状は、シリンダーゲートや、巻き上げ機がさびて老朽化しており、取り替え(改修)が必要な状況です。
<取水塔全景>
|
<巻き上げ機(改修前)>
|
 |
 |
|
用水路
名称 |
数量(km) |
主要工事内容 |
第一発電所導水路 |
0.8 |
管水路、分水槽の補修 |
導水路 |
2.4 |
管水路、開渠(かいきょ)、トンネルの改築等 |
北部主幹線用水路 |
3.9 |
開渠、暗渠(あんきょ)、管水路の改築等 |
南部主幹線用水路 |
13.4 |
開渠、暗渠、管水路、トンネルの改築等 |
合計 |
20.5 |
|
<施設の状況>
|
導水路
|
導水路周辺の宅地化が進み、現在は住宅地の中を大口径のパイプライン、開水路(置樋)が通る形になっています。
開水路のコンクリートの劣化が進んでおり、漏水による住宅地やIGRいわて銀河鉄道への被害発生が懸念されています。
<住宅地を通る導水路> |
 |
 |
<IGRいわて銀河鉄道を横断する導水路> |
 |
|
|
北部主幹線用水路
|
コンクリートの劣化が進み、側壁が土圧で押し出されている状況です。また、枝葉の水路内への落下が問題になっています。
<用水路(改修前)>
|
<用水路全景(改修後)>
|

|
 |
|
総事業費
総事業費:175憶円(平成24年度単価)
工期
平成26年度~令和9年度(予定)
事業概要図
 事業概要図(PDF : 427KB)
|
お問合せ先
岩手山麓農業水利事業所
〒020-0733 岩手県滝沢市篠木待場80
電話:019-699-2225
FAX:019-699-2228