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農業等の地域の概況
農業
秋田県南部の大仙市、仙北市及び仙北郡美郷町にまたがる仙北平野では、水稲を中心に、水田の畑利用による大豆等の土地利用型作物のほか、枝豆やアスパラガス等を組み合わせた複合営農が行われています。
水稲
秋田県では、稲作が主な作物となっています。作付されている水稲(うるち米)品種は、7割以上が「あきたこまち」となっています。
≪平成30年産水稲≫
項目 |
大仙市 |
仙北市 |
美郷町 |
合計 |
作付け面積(ha) |
12,800 |
3,110 |
4,380 |
20,290 |
収穫量(t) |
72,500 |
16,800 |
25,100 |
114,400 |
単位面積当たり収量(kg/10a) |
568 |
541 |
574 |
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資料:作物統計調査
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水稲収穫量(トン)
1位 |
秋田県大仙市 |
72,500 |
2位 |
山形県鶴岡市 |
63,100 |
3位 |
秋田県横手市 |
61,800 |
4位 |
宮城県登米市 |
61,200 |
5位 |
秋田県大潟村 |
58,300 |
作物統計調査(平成30年産)※東北農政局管内 |
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アスパラガス
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通常の夏・秋の収穫期(7月~10月)だけでなく、ハウスを利用しての冬期栽培も行われています。「子どものお弁当用にちょうどいい」ということで、ミニアスパラガスの生産にも取り組んでいます。
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文化
全国花火競技会(大仙市)
写真提供:大仙市
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「全国花火競技大会」は、毎年8月の第4土曜日に開催される花火大会で、日本三大花火大会の一つです。大会が開催される大仙市大曲の地名を付して「大曲の花火」とも呼ばれています。この大会は、大仙市大曲地区内にある諏訪神社の祭典とかかわりが深い奉納花火や余興花火が、明治43年(1910年)に「第一回奥羽六県煙火共進会」として開催されたことがはじまりです。昭和21年(1946年)の終戦の年には現在の「全国花火競技大会」として再開され、平成28年の大会が第90回となります。
大曲の花火は、正式名称が、全国花火競技大会とあるように昼花火、10号割物、創作花火の三部門で全国の花火師が技を競い合い、内閣総理大臣賞、経済産業大臣賞等が授与されます。近年は、毎年70万人以上の観客を集めています。
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火振りかまくら(仙北市)
火振りかまくら(仙北市ホームページより)
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雪の中に華麗な火の輪が踊る幻想的なお祭りです。火振りは、稲わらを編んで作った炭俵に約1メートルの縄を結び、その俵に火を付けて縄の先端を持ち、自分のからだのまわりを振り回すものです。旧暦の小正月行事の一つで、神聖な火で田んぼの厄を払うとともに、家族の無病息災・家内安全など、一年の無事を祈願します。
この火振りかまくらは、仙北市の指定無形民俗文化財であり、毎年2月14日夕方から、主会場をはじめとして角館地区の町内ごとに開催されます。近年は開催日前日の2月13日にも見る事ができます。
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六郷のカマクラ(仙北郡美郷町)
青竹につけた天筆
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六郷のカマクラ行事は、毎年2月11日から15日にわたって行われ、天筆、天筆の掲揚、鳥追い、天筆焼き、竹うちが行われる行事です。鎌倉時代から京都御所清涼殿の東庭で行われた天子の吉書焼きの「左義長」(さぎちょう:小正月に行われる火祭りの行事)の遺風を六郷の地頭二階堂氏が当地に移したものと言われています。この吉書が「天筆」(てんぴつ)で、五穀豊穣、家内安全等の願う文句が書かれます。天筆は、半紙を横に3つに裁ち、それを3~5メートルにつなぎ合わせ、白紙ばかりではなく、緑、黄色、赤、白、青の順の色紙をつなぎ合わせて作るものもあります。天筆を長い青竹の先につけて戸外に立てます。この天筆を「左義長」に模して正月に松かざりを集めて作った「ニオ」に点火して焼いたのが「かまくら」です。それが豊作祈願の火祭りとして700年余り続いています。また2月15日には、全町を南軍と北軍に分けて、竹のうちあいを行う竹うちが行われ、北軍が勝てば豊作、南軍が勝てば米の値が上がると言い伝えられています。
この六郷のカマクラ行事は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
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お問合せ先
田沢二期農業水利事業所
〒014-0052 秋田県大仙市大曲川原町9-17
電話:0187-66-3255