
野菜の日♪ R4.8.31
本日8月31日は野菜の日です。 「野菜のことをもっと知ってもらい、たくさん食べてほしい」という意味を込めて、野菜「8(ヤ)3(サ)1(イ)」の語呂合わせから、全国青果物商業協同組合連合会など9団体によって1983年に制定されました。
野菜はビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれ、健康を維持するうえで不可欠な食べ物です。
ハウス栽培などで通年出回る野菜もありますが、旬の野菜は特に栄養価も旨みも高く、その季節ならではの身体のバランスを整える効果があるとのこと。
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例えば、夏野菜は水分が多く、汗で失われた水分を補給し、夏に不足しがちなカリウムやビタミン類などを補うことで、夏バテや熱中症を予防する働きがあります。 また、秋冬野菜に多い根菜類は、糖分や栄養分をたっぷり含み、身体を温める働きがあるそうです。 上手い具合に出来ているものですね。 旬の野菜はお手頃価格ですから、本当に良いこと尽くしです(*^_^*)
国の第4次食育推進基本計画では、食育推進の目標のひとつに「栄養バランスに配慮した食生活を実践する国民を増やす」を掲げ、1日あたりの野菜摂取量の平均値を、令和7年度までに350g以上にすることとしています。 (第4次食育推進基本計画における食育の推進に当たっての目標)https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/plan/4_plan/togo/html/part20.html
皆さんは、きちんと野菜を食べていますか? 厚生労働省による「国民健康・栄養調査」によれば、現状の成人1人1日あたりの野菜摂取量の平均値は280g程度とのこと。 きちんと食べているつもりでも意外に足りていなかったりで、意識しないとなかなか摂れない量かもしれませんね。 具だくさんのみそ汁や野菜ジュースを加えるなど工夫しながら、毎日の食事に野菜をとりいれてみましょう(^O^)
スーパーの本売り場で、表紙の料理に惹かれて料理本を買いました。 その本に載っていたレシピを参考に、バーベキュー風に作ってみました。 一度にたくさんの野菜が摂れて、彩りも良く、映えるのでおすすめですよ(^o^)
【鶏肉と野菜のオーブン焼き】 ○材料 鶏もも肉2枚、たまねぎ、ズッキーニ、なす、 パプリカ(赤・黄)、ピーマン、しいたけ、 アスパラガス等お好みの野菜を適量 ハニーマスタード(粒マスタード、ハチミツ 各50g、オリーブ油40 g) 塩、黒こしょう各適量、オリーブ油大さじ2
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1.鶏肉を大きめの一口大に切り、塩、黒こしょうをまぶします。ハニーマスタードの材料を混ぜ合わせ、鶏肉とともにポリ袋に入れ、よくもみこみ15分以上おきます。
2.オーブンを200℃に温めている間に、野菜を大きめの一口大に切ります。 3.天板にクッキングシートを敷き、1.の鶏肉は皮を上にしてランダムに並べ、更に隙間を埋めるように2.の野菜を並べ、残ったハニーマスタードとオリーブ油を野菜に回しかけます。 4.3.を200℃のオーブンで、鶏肉に火が通るまで30分程焼いて出来上がり。 天板ごと食卓に出して召し上がれ♪

鶏肉にハニーマスタードがよく合います。 野菜の旨みも引き立って、とても美味しいです(*^_^*) お手軽で簡単ですが、オーブンの庫内の油はねが凄いので、早めにしっかりと庫内清掃をしましょう(^^ゞ
付け合わせに、色んな野菜でサラダにしてみました♪
身体が喜ぶ旬の野菜をモリモリ食べて、元気に過ごしましょう!
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【おまけ】 8月24日はドレッシングの日。 カレンダーで、24日は野菜の日(31日)の上に位置することから、野菜の上にかける ドレッシングという意味だそうです。 何ともユニークな発想ですね(^O^)
令和4年8月31日
冬瓜(とうがん) R4.8.19
今年の夏は暑いですね~。皆さん、体調を崩したりしていませんか?
今回は、夏バテ予防と緩和に効果的なヘルシー野菜「冬瓜」をご紹介します♪
冬瓜は漢字で冬の瓜と書きますが、実は夏が旬の野菜です。 貯蔵性が高く、丸のまま冷暗所で保存すれば冬までもつことから、この名が付いたと言われています。
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冬瓜はウリ科の野菜で、丸形、円筒形、楕円形などの品種があり、重さも2キロ位のものから10キロ位のものまであるとのこと。 果実の約95%が水分である冬瓜は、カリウムが多く含まれていて、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあり、高血圧予防や利尿作用によるむくみ解消効果があると言われています。 また、古くから冬瓜は体を冷やす働きがあると考えられ、解熱やのぼせの解消に使われるなど、夏バテにも効果的と伝えられてきました。
同じウリ科に「夕顔(ゆうがお)」がありますが、冬瓜と夕顔は全く別の野菜ってご存じでしたか? 私は、冬瓜も夕顔もあまり馴染みがなかったこともあって、呼び名が違うだけで同じものだと思っていました(^^ゞ 違いとしては、こんな感じです。 冬瓜:黄色の花、緑色の皮、中身が硬め、種の周りに空洞がある 夕顔:白色の花、黄緑色の皮、中身が柔らかめ、種の周りに空洞がない
そして、なんと夕顔は、かんぴょうの原料だそうですよ(^o^) 煮物やスープなど、どちらも同じような調理方法で美味しく食べられるそうです。
お店で、カットされた冬瓜を見つけたので買ってみました。(左下の画像) 茨城県産の冬瓜で、長さが30センチ、縦に3分の1カットにしてあり、重さが1.2キロ程。 切り口はみずみずしく、ずっしりと重みがありました。
ちなみに、右下の画像は、以前、知り合いからいただいた「夕顔」です。 どちらも大きいですが、断面は同じウリ科なだけあって、きゅうりに似ていますね(^o^) 【冬瓜断面】 【夕顔断面】
さて、テレビ番組で冬瓜を使ったレシピが紹介されていたので、それを参考に作ってみました。
【なすと冬瓜のさっと煮】 ○材料 冬瓜450g、なす2本、 ベーコン(かたまり)120g、 みょうが2個、大葉2枚、 だし汁500ml、みりん大さじ3、 しょうゆ(あれば薄口しょうゆ)大さじ2
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1.冬瓜は適当な大きさに切り分け、種と綿を取り除き、皮を厚めにむいて1cmの厚さに切ります。 2.なすは大きめの乱切りにし水にくぐらせてアクを抜き、水気を拭き取り、ベーコンは食べやすい大きさに切ります。 3.みょうがは小口切り、大葉はせん切りにして水にくぐらせて混ぜ合わせ、水気を切ります。
4.フライパンに油を熱しベーコンを中火で炒め、冬瓜となすを加え冬瓜が少し透明になるまで更に炒めます。 5.4.にだし汁、みりん、しょうゆを加え、落としブタをし、煮立ってきたら中火のまま10分位煮て火を止めます。器に盛り、3.のみょうがと大葉をのせて出来上がり。
煮崩れせず、冬瓜の形がしっかり残っているのに、とろとろの口当たり♪
味もよく染みこんでいて、良い出来ばえです(^O^)v 薄口しょうゆだと綺麗な色に仕上がりますが、我が家には無かったもので(^^ゞ みょうがと大葉を添えることで、味が締まりさっぱりといただけますが、私はみょうが・大葉抜きの方が優しい味で好きかも(*^_^*)
冬瓜は中々馴染みがないかもしれませんが、見かけたらぜひお試しください。 夕顔との食べ比べもいいかもしれませんね♪ 夕顔の方が柔らかく出来上がりますが、出来上がりはほぼ同じです(^o^)♪
令和4年8月19日
郷土料理「えご」 R4.8.12
明日からお盆ですね。 盆棚飾りや来客へのおもてなしの準備など、忙しくされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、東北の一部でお盆や冠婚葬祭などに食べられる郷土料理「えご」についてご紹介します。 「えご」と聞くと、何のこと?とピンと来ない方、懐かしく感じる方様々かと思います。 えごとは、「えご草」「エゴノリ」と呼ばれる海藻を煮溶かし、型に入れて冷やし固めた料理のこと。 見た目は、こんにゃくに似ています。
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えご草は全国沿岸各地に分布しますが、特に日本海側で多く収穫され、東北では青森、秋田、山形、福島の一部の地域で、行事で人が集まる際や日常食としてえごが親しまれてきました。特に、お盆や法事には欠かせないそうです。 日本海側に面していない福島で食べられるようになったのは、その昔、新潟からやってきた行商によって伝えられたと言われています。 現代のように交通や冷蔵・冷凍技術が発達していなかった頃、乾燥したえご草は保存食として重宝されていたのかもしれませんね。
私は宮城出身でえごには馴染みがなく、秋田で初めてえごを見た時、また食べた時には、食文化の違いに驚きと新鮮な感じがしたのを覚えています。 秋田では、年間を通してスーパーなどでえごが売られているんですよ。
作り方や硬さは地域や家庭によって異なり、えごの呼び名も地域によって「いご」「えごねり」などのほか、青森では「エゴ天」と呼ばれているそうです。
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数ヶ月前に秋田に行った際に、産直で秋田県男鹿産の乾燥えご草を見つけたので、お盆に作ってみようと買ってきました♪
えご草は中々売っていないので、作る機会はないかもしれませんが、参考までにご紹介しますね。 簡単ですが、中々根気のいる作業です。
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【えご】 ○材料 えご草30g、水600cc、 辛し酢味噌(味噌大さじ3、砂糖大さじ2、酢大さじ1、練り辛し少々)
1.えご草を水洗いし、たっぷりの水に30分浸した後、ザルに取って水気を切ります。
2.鍋にえごと水を入れて中火にかけ、よくかき混ぜながら煮立ったら弱火にして、へらで混ぜながら焦げ付かないように30分位煮溶かし、鍋底が見えるようになったら火を止めます。
3.2.のえごを型(容器) に流し込み、粗熱が取れてから冷蔵庫で冷やし固めます。 4.【辛子酢味噌】 鍋に辛し酢味噌の材料(練り辛し以外)を入れて弱火にかけ、かき混ぜながら煮詰め火を止め、仕上げに練り辛しを加え混ぜ合わせます。 5.3.のえごが固まったら、1センチ位の厚さに切って皿に盛り付け、4.の辛し酢味噌をかけて出来上がり♪ *お好みで、酢味噌や辛し醤油、わさび醤油などをかけても美味しいです。
ほのかに磯の香りがして、刺身こんにゃくのような食感と味。 癖がなくて、調味ダレ次第でいろんな味を楽しめそうです(*^_^*)
えご草には、ミネラルやカルシウム、ビタミンB12、ビタミンK、たんぱく質が多く含まれているとのこと。 低カロリーで食物繊維が豊富なので、ダイエット食としても効果的だそうですよ(^o^) とても魅力的な食べ物ですね♪
令和4年8月12日
梅干しを作ってみました♪ R4.8.4
今年こそ梅干し作りに挑戦したいと思っていたところ、7月初めに職場の先輩から梅をいただきました(*^o^*) 梅干しにぴったりの完熟梅です♪ |
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「梅はその日の難逃れ」ということわざをご存知でしょうか。 梅干しを食べれば、その日一日災難をまぬがれ、元気に過ごせるという意味があります。 梅干しにはクエン酸による疲労回復効果や、胃酸の分泌を促して食欲を増進させる働きがあるとされ、昔から重宝されていたようです。 また、殺菌効果や防腐効果が期待できることから、お弁当やおにぎりに入れる方も多いのではないでしょうか。 先人の知恵は素晴らしいですね(*^_^*)
梅干し作りは樽漬けで難しいイメージを持っていたのですが、手軽にできる方法を見つけました。 梅干し作りには「漬ける」と「干す」の2つの工程があって、漬ける工程がなんと、袋で出来ちゃうんです。 また、梅干しは塩が少ないとカビやすくなるとのこと。そういえば、子どもの頃に祖母が作った梅干しは滅茶苦茶しょっぱかった記憶があります(>_<) 今回は、18%の塩分にしてみました。
【梅を漬ける】 ○材料 梅500g、あら塩90g、もみしそ(赤紫蘇の塩漬け)150g
1.梅を水洗いし、水気を丁寧に拭き取ります。 2.ジッパー付きの保存袋を35度の焼酎で拭いて消毒し、梅と塩を入れて梅に塩を馴染ませ、空気を抜いて袋を閉じバットに入れます。 3.2.の上に、梅の重さの2倍位の重石(おもし)を乗せ、1日数回上下を返します。
4.3、4日して梅酢(*)が上がってきたら、もみしそをほぐして加え空気を抜いて袋を閉じ、重石を少し軽めにします。時々上下を返しながら、土用の頃(7月20日頃から立秋)まで待ちます。この塩漬けしたものを「梅漬け」と言います。 *梅酢とは、梅を塩漬けにする過程で梅から出た液体のこと。
バットはホーロー製やプラスチック製を使いましょう。 ステンレス製のバットを使用したら、錆びてしまいました(^^ゞ(反省)
【梅漬けを干す】 梅の漬け始めから1ヶ月位の土用の頃に、晴れの日が3日続きそうな日を見計らって天日干しにします。これを土用干しと言います。 1.平らなザルに、間隔をあけて梅を並べて天日干しにし、日中1回梅を裏返します。風通しが良くなるように、ザルは箱等に乗せましょう。 *もみしそは、ザルに広げてカラカラになるまで干し、細かく砕くとふりかけ(ゆかり)になります。 2.1日目の夜は室内に取り込み、2日目と3日目は取り込まず夜露にあてます。3日目は梅酢も袋のまま天日干しにします。 3.4日目の朝に取り込み、梅を梅酢にくぐらせ熱湯消毒した瓶に入れ保存します。(梅酢に戻すと果肉がみずみずしくなるそうです。)
天気予報を見て晴天が続くと思って干したのに、3日目には曇り予報(T-T) 2日しか干せませんでしたが、一旦梅酢に戻し、次に晴れた日に天日干しすることにしました。 天気の見極めは難しいですね。
梅干しは干してすぐに食べられますが、半年するとまろやかになるそうです。 二日干しの梅干しを味見してみたら、しっとりふっくら! 塩加減もいい感じで美味しく仕上がっていました(^-^)v もう一日干したら、どれだけ美味しくなるのか楽しみです♪
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【豆知識】 本日8月4日は、今年2回目の土用の丑の日です。 うなぎと梅干しの食べ合わせは悪いという言い伝えがありますが、実はこれは迷信だそうですよ。 この迷信が生まれたのは、 *梅干しは胃酸を分泌させ食欲を増進させることから、高価なうなぎをたくさん食べてしまう贅沢を戒めるため *食がすすむ食材同士で、食べ過ぎてしまうのを防ぐため など諸説あるようです。
令和4年8月4日
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