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おにぎりマン「食育ブログ」食(ク)リックひろば

みやぎ食育と健康づくりフェスタに参加してきました      R6.12.27    

      今回は、宮城県 保健福祉部健康推進課が開催した
    「令和6年度みやぎ食育と健康づくりフェスタ」の様子をお届けします。

      *****************************************************************************

      11月の「みやぎ食育推進月間」及び「みやぎ健康月間」に合わせ、
      食育や健康づくりに関する好事例の取組を共有し、
      地域や職場において、関係機関が連携して取組を推進するため、
      令和6年11月14日(木曜日)に企業や団体を対象とした
     「令和6年度みやぎ食育と健康づくりフェスタ」が
      仙台市中小企業活性化センターにおいて開催されました。
     
      当日は食育や健康に関連するステージイベントなどが行われたほか、
      展示ブース「みやぎの食育展」では 県内での食育の取組事例などが紹介されました。
     

      【令和6年度みやぎ食育表彰】

みやぎ食育表彰 ステージでは
「令和6年度みやぎ食育表彰」の
授賞式が行われ、
名取市の団体「高舘食道水神蕎麦」様が
大賞を受賞されました。
おめでとうございます。



    【みやぎベジプラスメニュー発表会】

みやぎベジプラスメニュー発表会 こちらは
「みやぎベジプラスメニュー発表会」
の様子。
野菜たっぷりで塩分を控えめにした
「みやぎベジプラスメニュー」を
県内の大学から募集し、
応募のあった118品の中から
11品を商品化。
宮城県内のスーパー、百貨店
123店舗で販売されたそうです。

会場には、受賞したベジプラスメニューも
展示されていました。
彩りも良く、とてもおいしそう!
こんな健康メニューが
スーパーや百貨店などで
手軽に手に入ったら嬉しいですね。
ベジプラスメニュー


          【みやぎの食育展】

みやぎ生活協同組合
食育ネットとうほく会員ロゴである
みやぎ生活協同組合では、
災害に備えた
ローリングストックなどについて展示。
乾燥野菜を使った簡単レシピも
大好評でした。
明成高校 こちらも食育ネットとうほく会員ロゴ
仙台大学付属明成高等学校
食文化創志科の皆さん。
地域伝統の仙台白菜や松島白菜などを
活用した取組を紹介してくれました。


ブースには、明成高等学校が取組む
「みそでスマイルプロジェクト」の
体験コーナーも。
これは木製のスプーンにお味噌と
ワカメやお麩をトッピングしたもので、
だしを注げば手軽にお味噌汁が
できるのだそうです。
かわいくて、体験した誰もが
笑顔になれそうですね^^
みそでスマイル

    

    

     今回のイベントは
     5年ぶりの「令和6年度スマートみやぎ健民会議代表者会議」と
     併せての開催ということで、会場は参加者の活気にあふれ
     宮城県内の様々な食育活動にふれることができた一日でした。(Y)
         

令和6年12月27日

岩手県食育推進大会に参加しました      R6.12.19

      今回は、食育推進班のIさんから岩手県食育推進県民大会のレポートをお届けします。

      *****************************************************************************

      令和6年10月27日(日曜日)に岩手県で開催された
      岩手県食育推進県民大会に参加してきました(^^♪

    ◆◇◆表彰式◆◇◆
      昨年に引き続きイオンモール盛岡での開催。
      大会では岩手県食育貢献者表彰、
      食育推進図画・ポスターコンクール及び標語コンクールの表彰式が行われ、
      皆さん晴れやかな顔で岩手県知事から表彰状を拝受されていました\(^o^)/

      あいさつ
      表彰
      ポスター


    ◆◇◆展示・体験コーナー◆◇◆
      また、本大会のテーマである「食べて元気に!食べる楽しみ・大切さを再発見」をもとに
      6つの食育関連団体がそれぞれ工夫を凝らした体験型のブースを設置し、
      どのブースも大変多くの皆様にお越しいただきました。
      日頃の食生活、自身の健康及び野菜についてなど、改めて考える機会になったようです。

      ブース


    ◆◇◆東北農政局ブース◆◇◆
      東北農政局でも、
      日本型食生活を改めて見直していただき
      和食の基礎である箸の所作を考えてもらうためのブースを設置して、
      箸を使った豆つかみゲームを実施しました。

      局ブース

      日曜日ということもあり、
      東北農政局のブースにも多数の来場者に立ち寄っていただきました。
      なかなか豆をつかめずに悪戦苦闘しつつも、
      箸の使い方や日本型食生活について再確認していただいたと思います。

      このほかにも、東北農政局が進める
      「みどりの食料システム戦略」などについてもご紹介させていただくなど、
      我々にとっても実り多き大会でした。

      みどりの食料システム戦略ポスター パンフレット 東北農政局ブース


    ◆◇◆岩手ぅんめぇ~もん!!グランプリ2024◆◇◆
      この日は、岩手県産農林水産物を使用し、その特性を生かした加工食品により
      岩手県内での6次産業化や農商工連携の推進、県産農林水産物の需要拡大をはかるために企画された
      「岩手ぅんめぇ~もん!!グランプリ2024」の表彰式・販売会も行われました。

      受賞した食品はどれも創意工夫がなされており、おいしそうなものばかり!
      私も優秀賞を受賞した「Pinkies!」さんの「一途ないちごバター」を購入しました。
      とても上品な味わいでおいしかったです。( ゚Д゚)ぅんめぇ~

      いちごバター

     
      皆様の地域でも、食に関する行事等があると思います。
      これらの行事に参加することで、新たな気づきがあると思いますので
      ぜひ参加してみてください(^^)/
      

令和6年12月19日

第19回食育推進全国大会に参加してきました♪      R6.7.5



令和6年6月1日(土曜日)2日(日曜日)に
大阪南港ATCホール(大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10)において
「ワクワクEXPO with 第19回食育推進全国大会~いのち輝くミライ食育~」
が開催されました。
2日間で合計約3万人が来場し、大勢の方々でにぎわいました。

会場の様子 第19回食育推進全国大会ポスター

★開会式・表彰式★

開会式では、
農林水産省が食育を推進する優れた取り組みを称える
「第8回食育活動表彰 表彰式」が行われ、
154件の事例の中から、
特に優れた取り組みを行っている5団体へ「農林水産大臣賞」、
優れた取り組みを行っている14団体に対して「消費・安全局長賞」、
特色のある取り組みを行っている5団体へ「審査委員特別賞」が授与されました。
東北地域からは、山形県鶴岡市で活動されている「サスティナ鶴岡」が
「農林漁業者等の部」において【農林水産大臣賞】を受賞され、
また、岩手県九戸郡九戸村で活動されている「九戸村食生活改善推進員協議会」が
「食生活改善推進員の部」において【消費・安全局長賞】を受賞されました。

第8回食育活動表彰の結果については、こちら↓からご覧になれます。
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/hyousyo/8th/result.html

授賞式の様子 サスティナ鶴岡 齋藤翔太代表 九戸村食生活改善推進員協議会 桂川祥子会長

表彰を受けたサスティナ鶴岡代表の齋藤様、九戸村食生活改善推進員協議会会長の桂川様
おめでとうございます!

サスティナ鶴岡は、「食を通じて子どもたちの未来を育む」ことを目的として
農家や漁師等の生産者と料理人がタッグを組み、多様な食農食育事業を提供し、
食文化と食材の豊かさを伝えています。
食「を」教えるのではなく、食「で」教えることによって、
子どもたちが、自分で食事を作る楽しさを体験できることは素晴らしいですね。

九戸村食生活改善推進員協議会は、人口約5,200人という小さな村の特徴を生かし、
学校や地域と連携した食育活動を展開しています。
幼児期から高齢期までライフステージに応じて、途切れることなく食育活動を行いながら、
多世代間交流の場として「子ども食堂」も開催しています。
世代間交流が少なくなってきた現代で、地域の中でつながりを持てるのは心温まりますね。

      

★ブース展示(出展数166ブース)★

〈宮城県大崎市〉
「大崎耕土」は、冷害や洪水に対応するための「水管理」を中心に、
生き物との共生関係や農文化、食文化、豊かで特徴的な景観が発展し、
それら全体の「つながり」が世界農業遺産登録へのカギとなったそうです。
目を引いたオレンジ色のブースとともに、
郷土料理「しそ巻き」とささ結で作られた「しゃり玉」の試食を行っていました。
関西の方にはしそ巻きはめずらしい食べ物であったようで、即完売だったみたいです。

私は大崎市出身で、隣家の方がよくおすそ分けしてくださったピリ辛のしそ巻きが
大好きでした!(^^)!

大崎市役所の方々 ブースの様子

   

〈近畿農政局〉

   近畿地方の府県の郷土料理を紹介。
近畿農政局ブース
福島県ブース 〈福島県〉

   福島県の特産品の展示・販売。
   日本酒がおいしそうでした(^^♪
〈NPO日本食育インストラクター協会〉

   子ども向けに「食育クイズ」「食育ビンゴ」を開催。
   開催時間のブース前は長蛇の列ができていました。
NPO日本食育インストラクター協会ブース
大阪府栄養士会ブース 〈大阪府栄養士会〉

   大量の食品サンプルがありました。
   たこ焼きやお好み焼きなど、
   大阪ならではのサンプルがたくさんです!

 

      ★セミナー★

      ・農林水産省主催セミナー
      「食育月間セミナー~食育Here we go 2~」
      第8回食育活動表彰で農林水産大臣賞を受賞した5団体の事例紹介や、地域で食育を実践する
      ことで、行動変容につながった実践・連携事例やコツ・手法等についての
      パネルディスカッションが行われました。
      それぞれの団体の事例やコツを語った意見交換は、地域の特性を生かしたものとなっており、
      とても勉強になりました。
      また、各団体が抱えている課題も話題となり、興味深かったです。

      東北からは先ほど紹介したサスティナ鶴岡の小野様がご登壇されました(^^♪


サスティナ鶴岡小野様 サスティナ鶴岡小野様

      ◇農林水産省主催セミナーはこちら↓からご覧になれます。
      https://www.youtube.com/live/J-Tn0kb6Vuo 【外部リンク】


      ・近畿農政局主催セミナー
      「未来へつなごう近畿の食と農~『食』からのサステナブルな取組!食生活でできること~」
      講演パートでは、近年注目を集めている有機野菜に焦点を当てていました。
      実際に有機野菜を育てている農家さんが実感したことを紹介しており、より一層意識が
      高まりました。
      パネルディスカッションも行われ、地元の2大学の取組事例や、未来に食をつないでいくことに
      ついての討論がなされました。
      食を未来につないでいくためには、「若い世代・人に伝えていくことが大切」であると
      まとまりました。

近畿農政局主催セミナー 近畿農政局主催セミナー パネルディスカッション


      ◇近畿農政局主催セミナーはこちら↓からご覧になれます。
      https://www.youtube.com/live/cn3UAof143g 【外部リンク】



      今回の食育推進全国大会に参加し、さまざまな刺激をうけてきました。
      参加前は、文字や動画等でしか「食育」に触れていませんでしたが、
      実際に「食育」の現場を見ることで、「生」の「食育」を実感できました。
      私たちに欠かせない「食」を通じて、子どもから高齢者まで、
      心身ともに健康に過ごすことができるよう、微力ながら情報を発信していきたいと思います。

      来年の第20回食育推進全国大会は、
      令和7年6月7日(土曜日)、8日(日曜日)に徳島県で開催される予定です。
      みなさまもぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。


     (おまけ♪)
      先ほど、大崎市出身と書いたのですが、実は、小学校に入学する前まで5年ほど大阪府に
      住んでいた経験があります!と言っても、あまり記憶には残っておらず、、、
      鮮明に覚えているのは「イズミヤ」というスーパーの看板のみ!(笑)
      (太陽のような、花のような、印象に残るマークをしています!調べてみてください!)
      全国大会の会場に向かう際にニュートラムに乗っていると、「イズミヤ」の看板が
      目に入りました!!!約17年ぶりに見かけたため、なつかしさもあり、ついつい
      興奮して母に連絡をしてしまいました!(^^)! (K)

                                                                                                                        令和6年7月5日

6月は食育月間です      R6.5.24

食育月間ポスター

皆さま、「食育月間」をご存知でしょうか?

国が作成した食育推進基本計画により、
毎年6月は「食育月間」と定められています。
(ちなみに、毎月19日は「食育の日」です。)

    
      食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し、
      食育の一層の浸透を図ることとしており、
      期間中には全国で食育に関する取組やイベントなども数多く開催されます。
      今回のブログでは、その一部をご紹介したいと思います。


      ◆◇◆東北農政局食育セミナー◆◇◆


東北農政局では6月19日(水曜日)に

令和6年度第1回食育セミナー
「食でつながる食育の環
    ~作って食べて伝え合う 共食の楽しさ~」

を開催します。

令和6年度第1回食育セミナーチラシ(PDF : 606KB)
セミナーチラシ

      第1部では、
      農林水産省が主催する第8回食育活動表彰で受賞された
      2団体から、食育活動の事例紹介をしていただきます。
         〇サスティナ鶴岡(農林水産大臣賞)
         〇九戸村食生活改善推進員協議会(消費・安全局長賞)

      第2部では、 尚絅学院大学准教授 山城秋美氏をコーディネーターに迎え、
      第1部で事例紹介をしていただいた2団体と
      「共食」をテーマにパネルディスカッションを行います。

      【開催日時】6月19日(水曜日)13:30~16:00
      【開催場所】東北農政局7階会議室(宮城県仙台市青葉区本町3丁目3番1号)
      【募集人員】対面参加(先着30名) オンライン参加(Microsoft Teams:先着100回線)
      【申込締切】6月12日(水曜日)*定員になり次第締め切ります。
      【開催内容】
         第1部 第8回食育活動表彰 受賞事例の発表
            〇教育関係者・事業者部門〈農林漁業者等の部〉
               農林水産大臣賞 サスティナ鶴岡(山形県鶴岡市)
            〇ボランティア部門〈食生活改善推進員の部〉
               消費・安全局長賞 九戸村食生活改善推進員協議会(岩手県九戸郡九戸村)
         
          第2部 パネルディスカッション
             コーディネーター:尚絅学院大学総合人間科学系健康栄養部門 准教授 山城秋美氏
             パネリスト :サスティナ鶴岡 代表 齋藤翔太氏
                                 九戸村食生活改善推進員協議会 会長 桂川祥子氏

      皆さまのご参加をお待ちしております。
      詳しくは、東北農政局ホームページをご覧下さい。
https://www.maff.go.jp/tohoku/press/syouan/syouhiseikatsu/240516.html



      ◆◇◆東北農政局消費者展示コーナー◆◇◆

      「東北農政局消費者展示コーナー」(仙台合同庁舎B棟1階行政情報プラザ内)では
      常設展示「食料をめぐる問題の解決に向けて~私たちにできること~」と併せて
      6月3日(月曜日)~28日(金曜日)の期間で「食育月間」に関する展示を行い、

      ○手軽に取り組める日本型食生活
      ○東北農政局が昨年度開催した農業者と学生の食育交流会の様子

      などについて、パネルや食品サンプル、サイネージでの動画上映によりご紹介します。    

昨年の展示コーナーの様子 こちらは昨年の展示の様子です。
消費者展示コーナーは
どなたでも気軽に見学することが
できますので、
お近くにおいでの際は
ぜひお立ち寄り下さい。


      東北農政局 消費者展示コーナー https://www.maff.go.jp/tohoku/syouan/soudan/corner/syouhi_corner.html



      ◆◇◆第19回食育推進全国大会◆◇◆

      6月1日(土曜日)~2日(日曜日)には
      大阪南港ATCホール(大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10)で

     「ワクワクEXPO with 第19回食育推進全国大会 ~いのち輝くミライ食育~」

      が開催されます。
      
      食育推進全国大会チラシ 

      開催の目的は、 食育に関する理解と関心を深め、
      食育の取組への積極的な参加を促すこと。

      今回は大阪・関西万博の前年であることから、
      万博をインパクトとした健康寿命の延伸、 万博開催機運の醸成、
      そして「食」で始める大阪の成長をめざします。
      大会のコンセプトは「未来社会の実験場 大阪Ver.」。
      どんな体験ができるのか、とてもワクワクしますね!

      1日に行われる「第8回食育活動表彰 表彰式」では
      東北農政局食育セミナーにも出演していただく東北の2団体が表彰を受けます。

      また、食育に関するステージイベント・ブース展示、
      大阪産農林水産物や大阪ゆかりの料理等の飲食・販売等が予定されているほか、
      オンラインやデジタルツールを活用したイベント等も実施することで、
      会場に足を運べなくても全国から当大会を楽しむことができるとのこと。
      皆さんもぜひ、参加なさってみてはいかがでしょうか。

      農林水産省プレスリリース
      「ワクワクEXPO with 第19回食育推進全国大会」の開催について https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/240422.html

      大会公式ホームページ「ワクワクEXPO with 第19回食育推進全国大会」 https://www.wakuwakuexpo-syokuiku-osaka.jp/index.html[外部リンク]



       ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

      「食育」とは、赤ちゃんからお年寄りまで、
      生涯にわたって「こころ」と「からだ」の健康と豊かな人間性を育むため、
      様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し
      健全な食生活を実践することができる人間を育てること。

      栄養バランスに気をつけて食べること以外にも、
 
      ・みんなで一緒に食卓を囲んで、共に食べること
      ・災害時に備え食品を備蓄すること
      ・食品ロスを減らすこと
      ・環境に配慮した食べものを選ぶこと
      ・誰がどこで作った食べ物なのか、気にして選ぶこと
      ・農林漁業体験をしてみること
      ・ふるさとの味を食べ伝えること

       などなど、
       私たちの毎日の生活の中には
      「食育」につながることがたくさんあります。

         食育   

      おいしく食を楽しみながら、
      食育月間には
      「食」や「食育」について考えてみてはいかがでしょうか。(Y)
            

 

令和6年5月24日

せんべい汁      R6.3.1    

      先日、青森県八戸市に出張する機会がありました。
      八戸といえば郷土料理「せんべい汁」が有名ですね。
      私もぜひ食べてみたい!ということで、
      バスの乗り継ぎ時間に大急ぎで
     「せんべい汁」のせんべいとスープのセットを買いました。
     
 

これがそのせんべい汁用の
「せんべい」です。
せんべい汁では、
旧南部藩の領地だった
青森県南東部から岩手県北部にかけての
伝統食品で、
小麦粉に塩と水を混ぜ
鉄製の型で丸く焼いた
「南部せんべい」を使います。
南部せんべい
せんべい汁の材料
週末に早速家で作ってみました。
材料は、
セットに入っていた「せんべい」と
しょうゆ味のスープ、
その他に鶏肉や野菜ときのこ、
糸こんにゃくを用意しました。


せんべいは
「四つくらいに割って鍋に入れる」
と袋に書いてあったので、
もったいない気もしましたが
バリバリ割っておきます。
割ったせんべい
材料を煮込んでいる鍋 セットのスープで
野菜やお肉を煮て、 


割ったせんべいも加え
少し煮込みます。
ちなみに
八戸の方にコツをお聞きしたところ、
長く煮るとせんべいが
やわらかくなりすぎるので、
「アルデンテ」くらいが丁度よいですよ、
とのことでした。
せんべいも加えた鍋
せんべい汁 できました!
せんべいの煮込み加減が
少し心配でしたが、
固すぎずやわらかすぎず、
モチモチでおいしい(*^-^*)
この食感はやみつきになりそうです。  


     このせんべいは、冷害が多く米が思うように取れなかった地域の
     貴重な保存食だったのだそうです。
     約200年にもわたって家庭料理として伝わってきたせんべい汁ですが、
     戦後、製造業者が汁を吸っても煮崩れしないせんべいを開発し
     現在では家庭の味噌汁や鍋物で寒い時期に食べるほか、
     飲食店やイベントで観光客向けにも
     メジャーな料理として親しまれているのだとか。
     おいしく進化しながら後世に引き継がれているなんて、とても素敵ですね。(Y)


   【うちの郷土料理 青森県「せんべい汁(せんべいじる」】 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/
menu/senbei_jiru_aomori.html
   
         

令和6年3月1日

青菜(せいさい)      R6.2.16



いつも山形のおいしいものを
紹介してくれる
食育班のTさんが先日、
地元で評判の
「青菜漬」を 買ってきてくれました。

青菜

    

      この「青菜」は、「あおな」ではなく「せいさい」と読みます。
      「青菜漬」は高菜の一種「山形青菜」を使った漬物で、
      独特の辛味とシャキッとした歯ざわりが特徴です。

     【うちの郷土料理 山形県「青菜漬け(せいさいづけ)」】 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/
menu/seisaizuke_yamagata.html


      お昼休みに職場のみんなでいただきましたが、
      お弁当の白いごはんによく合い、またお茶うけにもぴったり。
      しょっぱすぎず、大変おいしいお漬物でした。


      多様な漬物文化が残る山形で
      青菜を使った漬物といえば、もう一つ、「おみ漬(おみづけ)」も有名です。

おみ漬 これは私が近所のスーパーで
購入した商品で、
山形青菜を中心に
大根・人参などの野菜を
一緒に刻んで漬けてあるもの。
彩りもとてもきれいですね。


意外な組み合わせかもしれませんが、
納豆に混ぜた「おみ漬納豆」も
コリコリした青菜の食感と辛みが
アクセントになり、
さっぱりしておすすすめ。
炊きたてごはんとの相性は抜群です!
おみ漬納豆


     山形青菜は一株が500g程度、
     丈が70cmから80cmにもなる 大きい野菜なのだそうです。

     おみ漬の由来については諸説あるようですが、
     一説によれば 「青菜漬」は肉厚の茎の部分を珍重して食べることが多く、
     葉先は捨ててしまうこともあったため、
     もったいないと近江出身の商人が刻んで漬物にしたことから、
    「近江漬」が転化して「おみ漬」になったといわれているのだとか。

     余った野菜をすべて使い切るための知恵として
     発展してきた料理ともいわれており、
     近ごろは、山形青菜の間引き菜を使って作られることもあるそうです。
     フードロス削減にもつながる、とてもエコな料理なんですね!

   【うちの郷土料理 山形県「おみ漬け(おみづけ)」】 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/
menu/omizuke_yamagata.html

            
           
      「漬物王国」とも呼ばれる山形県が誇る、青菜漬とおみ漬。
      ごはんのお供に、ぜひ味わってみてください。(Y)
            

令和6年2月16日

黒にんにくと地理的表示      R6.2.9


皆さん、 黒にんにくをご存知でしょうか。
にんにくを加熱熟成して
作られる食品ですが、
私はお土産でもらって
初めて食べた時、
生のにんにくとは全く違う風味に
びっくりしました(^^;
最近は道の駅や
大きなスーパーなどでも
見かけるようになりましたね。
黒にんにく
中身 皮をむくと名前の通り、
中身は本当にまっ黒です。
甘酸っぱくて、
ドライフルーツのプルーンのような
フルーティな味。
生のにんにくよりも
においがほとんどなく
食べやすいですね。



   そんな黒にんにくですが、
   今年1月、農林水産省は、にんにく生産量が日本一の青森県で生産される
   「青森の黒にんにく」を地理的表示(GI)として登録しました。

  【農林水産省HP 地理的表示 登録の公示情報 第142号:⻘森の黒にんにく 】 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/0142/index.html



    地域には、伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地等の特性が
    品質等の特性に結びついている産品が多く存在しています。





これらの産品について、
その名称(地理的表示)を
知的財産として登録し
保護する制度が
「地理的表示(GI)保護制度」です。

GIマーク

     
    全国では令和6年1月29日現在で138産品(※)、
    東北地域では34産品が登録されています。
    登録産品につきましては、以下↓のページをご覧ください。

   【東北農政局HP 地理的表示 東北地域の登録産品一覧】 https://www.maff.go.jp/tohoku/seisan/titekizaisan/index.html

   【農林水産省HP 地理的表示 全国の登録産品一覧】 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/index.html

            ※ 登録失効が2産品あるほか、海外産品の登録が5産品あるため、 登録産品数と登録番号は一致しません。


    皆さんもお買い物や外食の際には、ぜひ地理的表示をみつけて
   その産品と生産地のもつストーリーにふれてみてはいかがでしょうか。(Y)


   【農林水産省HP 地理的表示(GI)保護制度 】
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/index.html
     

令和6年2月9日

油麩丼      R6.1.26


            週末、昼食を作ろうと冷蔵庫を開けたら
            お肉もお魚もありませんでした。
            でも、これから買い物に行く気力はないので、
            家にあるもので 手間をかけずなんとかしたい・・・
            かろうじて、卵はありました。
            こんな時は、買い置きの「油麩」で油麩丼(あぶらふどん)です!

            麩にも生麩、焼麩などいろいろ種類がありますが
            油麩は、グルテンに小麦粉を加え棒状にしたものを油で揚げたもので、
            冷蔵技術のなかった明治の末期、保存性を高めるために
            宮城県登米市の豆腐店が考案したのがはじまりだと言われています。

            油麩丼はその油麩を使った代表的な料理ですが、
            地元の旅館のおかみさんが考案したもので、
            郷土料理としては比較的新しいメニューなのだとか。
            「B-1グランプリ」にも参加したことで
            全国的にも知られるようになったのだそうです。

            【農林水産省HP うちの郷土料理 宮城県 油麩丼】

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/
aburafu_don_miyagi.html

油麩
油麩は
フランスパンのような形を
していますが、
不器用な私は
切るときにポロポロに
なってしまうことが多いので、
よくスライス済みの商品を
購入しています。
すぐに調理できて、とても便利です。

                  作り方も簡単、かつ丼と同じ要領です。






スライスした玉ねぎを
だし汁、醤油、みりん、砂糖などで煮て
玉ねぎ
煮た油麩 油麩も加えて




とき卵でとじて

卵とじ
油麩丼 炊きたてごはんにのせれば、
もう油麩丼のできあがり。


            味のしみた油麩はふわふわですが
            油で揚げているので香ばしくコクがあり、
            結構食べ応えがあります。
            食べ盛りの子供たちも満足したようで助かりました(^^;

            意外とボリュームがあり
            肉が苦手な人やベジタリアン、マクロビオティックなどの食生活を送っている人には
            肉の代用品として好まれているという油麩。
            煮物や汁物に加えても、味がよくしみて美味しいです。

            常温で日持ちしますので ローリングストックとしても良さそう。
            とても便利な食材なので、
            油麩を見かけたらぜひ手に取ってみてください。(Y)  

      

令和6年1月26日

だんごさし      R6.1.19

            今回は食育班の山形県人Tさんから、小正月の行事「だんごさし」をご紹介します。

            ********************************************************************

            山形や福島などでは、
            小正月に、家族の無病息災、家内安全や五穀豊穣を願う
            「だんごさし」という風習がいまでも残っています。
            雪景色で花のない季節に、少しでも彩をもたせるという意味もあるようです。

            山形市内のコミュニティセンターでは、
            小学生を対象として「だんごさし」の体験教室が毎年行われており、
            今年は1月6日(土曜日)に開催されました。
            


ミズキの木
だんごの木(みずき)は
近くの山で伐採して持ち込まれ、
体験教室の前日に
センターロビーに設置されました。
今年は例年にも増して
大きなだんごの木となりました。
一部の枝は、
参加する小学生のための
ミニだんごの木として使用されます。

      
      ○だんご作り



だんごさしに使用するだんごは、
だんごの粉(もち米とうるち米)に
お湯をいれて、
耳たぶ程度の硬さに練り上げます。

だんご作り



まるめただんご

それを親指の先程度の大きさの
だんごに丸めて、
沸騰したお湯にいれて茹でます。
ゆであがっただんごは
浮かんでくるので、
それをざるですくい上げて、
水で粗熱をとり、
水を切ってから
だんごの粉をバットで
まぶしておきます。

      
            今回は、
            だんご粉で作っただんごには赤などの染料を使用せずに
            白いだんごのみを作って、
            色付きのだんごは紙粘土を使って作りました。



      ○飾りつけ
            

だんごの木の先には
赤っぽい芽がついており、
本来は芽を取って
だんごをさす場合もありますが、
今回は芽を気にせず、
白、赤、青、緑、黄色のだんごを
どんどんさしていきました。

飾りつけ
完成しただんご木 おだいこくさま、おえびすさま、
千両箱、 宝船、鯛(たい)、
俵(たわら)、大判・小判などの
飾りをつけ、
華やかにだんご木が完成しました。





参加した小学生の皆さんは、
ミニサイズのだんご木にも
だんごや飾りをつけて
持ち帰りました。
集合写真

 
      ********************************************************************

      お土産のかわいらしいミニだんご木で、
      参加した子供たちのお家も華やかに飾られたことでしょうね。
      「ミズキだんご」「繭玉飾り」など、
      小正月や正月にこのような飾りつけをする行事は、各地にあるそうです。
      このおだんごを食べると、無病息災で過ごせるともいわれているのだとか。

      願いを込めて、みんなでおだんごを枝に飾る様子は
      なんだかクリスマスにも似て、とっても楽しそう!
      伝えていきたい伝統行事ですね(*^-^*)
    

令和6年1月19日

お餅      R6.1.12


            この度の令和6年能登半島地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

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お正月といえば、やっぱりお餅ですね。
私はくるみ餅やずんだ餅など
甘いお餅も好きなのですが、
うちの子供たちはなぜか、
のりを巻いた磯部餅一択です(^^;



もち
お雑煮 ちなみに我が家のお雑煮は
鶏肉が入った醤油味で、
お餅は角餅です。


            お餅の形については、以前農林水産省Webマガジンaffに
            おもしろい特集記事が掲載されていましたのでご紹介します。

     【農林水産省Webマガジンaff 2020年1月号 特集2 「餅」】
      地域で違う餅の形 角餅と丸餅、分岐ラインはココだ!     https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2001/spe2_02.html

            この記事によれば、
            東北地方はおおむね角餅を食べるところが多いそうなのですが、
            山形県庄内地方では、紅花や米などの交易で
            北前船が運んできた京都文化の影響が強く、
            丸餅が主流なのだとか。
            歴史と食文化の深いつながりに、興味を惹かれます。

            また、つきたてのお餅を年間60日以上食べる習慣のある
            岩手県一関市もまた、丸餅が主流なのだそうです。
            岩手県から通勤している食育班のIさんによれば、
            岩手県一関市周辺では「家庭用餅つき機」を持っているお宅も多いのだとか。
            つきたてのやわらかいお餅、おいしいでしょうね(*^-^*)
            お餅の食べ方も、納豆、ごま、しょうが、山菜、くるみ、キノコ、枝豆などなど
            何百種類も(!)あるそうですよ。

     【農林水産省HP うちの郷土料理 伝統餅料理(岩手県)】 
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/28_6_iwate.html 

     
            お餅ひとつとってみても、
            各家庭、地域によって様々な食べ方があり、
            お正月のような「年中行事」と「食」は密接な関わりがあります。

            食育ブログでは、そんな日本の食文化の豊かさもお伝えできたら幸いです。
            本年もどうぞよろしくお願いいたします。(Y)     

      

令和6年1月12日

干柿      R5.12.22

雪景色 あっという間に
師走も半ばを過ぎましたね。
今朝起きると
私の住む仙台市にも雪が降り、
ベランダの外は
うっすらと雪化粧していました。



                  今年最後のブログは、前回に続きまして
                  先日挑戦した干柿の「その後」をお届けします。
    



こちらが干して一週間後の渋柿。
そっとさわってみると
少しずつ
やわらかくなってきていました。



一週間後の干柿
二週間後の干柿 これが二週間後。
だいぶ水分が抜け、
干柿っぽい見た目になってきています。
そろそろ渋も抜けたころでしょうか。




いくつか、
つるしていた箸からはずして
食べてみることにします。




3個の干柿
スライスした干柿 スライスしてみると
中はしっとり。
味見したところ
ちゃんと甘くなっていました。
よかった!


刻んだ干柿を
ナッツと一緒にヨーグルトに
トッピングしてみました。
上等なドライフルーツのようで
おいしかったです。



干柿をトッピングしたヨーグルト


            私は子どもの頃は
            あまり干柿が好きではなく、
            まさか自分がベランダに柿を干すなんて思ってもみませんでしたが、
            大人になった今は
            この自然な甘さが嬉しく、
            また、少しずつ柿の水分が抜け、甘くなっていく過程を見守るのも
            いいものだなあと感じるようになりました。

            初挑戦の干柿作りでしたが、思いのほかそれらしくできたので
            来年も渋柿が手に入ったら、また干してみたいと思います。


            今年もあと残りわずかとなりました。
            本日は冬至。無病息災を願い、かぼちゃの料理を食べるのも良いですね。
            寒い日が続きそうですが、みなさま良いお年をお迎えください。 (Y)     

      

令和5年12月22日

柿      R5.12.15

                  先日、柿をいただきました。
                  渋柿と甘柿だそうです。
                 「渋柿は軸を切ってしまって干柿には向かないから、 焼酎で渋抜きするといいよ」
                  とのことだったのですが
                  毎年干柿作りをしている人に
                 「柿の実に箸や串をさして、それをひもでつるす」
                  という方法を教えてもらったので、
                  ずっとやってみたいと思っていた
                  干柿作りに挑戦してみることにしました。
      




こちらが渋柿。
品種は分かりませんが、
縦長で少し先がとがった形でした。

渋柿
渋柿むいたところ ピーラーで皮をむいて


割り箸をさし、
ベランダの物干しにつるしました。
二週間ほどで
できあがるということなので、
楽しみに待ちたいと思います。

干したところ


 
甘柿 こちらは甘柿。
外見は、皮が少し黒くなっていたり
していましたが・・・



むいてみたら全然大丈夫!
小さめでしたが、
とっても甘い柿でした。

甘柿むいたところ

     
            柿の渋みのもとは「水溶性タンニン」。
            これが口の中で溶けると渋く感じるのだそうです。

            甘柿も幼果のときは渋みがありますが、
            収穫時にはタンニンが水溶性から不溶性に変化するため渋みがなくなります。

            渋柿は、アルコールや炭酸ガスを使って渋抜きしたり、干したりすることで
            タンニンが不溶性に変化して甘くなるのだとか。
            渋い柿もおいしく食べる、先人の知恵はすばらしいですね。

            ビタミンCやカロチン、カリウムなど、栄養が豊富な柿。
            たくさん食べて風邪を予防したいと思います。(Y)

  【農林水産省Webマガジンaff(あふ)2018年10月号 柿】https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1810/spe2_01.html

令和5年12月15日

リンゴ狩り      R5.12.8


ついに、行ってまいりました!!




念願の「りんご狩り」
昨年は、予約いっぱいにつき行けず・・・
ひとつ

                 

リンゴの木 ←我が家がオーナーとなっているリンゴの木です♪
品種は「ふじ」。
例年に比べ、色付きが芳しくないとのことでしたが、全然気になりませんでした。

農家さん、ありがとうございます。

今年は、凍霜害による着果量の減少と、高温による日焼け果の発生で品薄高傾向が続いています。



こども

一輪車

                リンゴが大好きな娘にとっては、まさにパラダイスだったようで、
                きゃっきゃと大はしゃぎ。
                籠にリンゴを入れるお手伝いを丁寧にしてくれました。

                この画像以外にも、たくさん収穫させていただきました(*‘∀‘)
                家族と共に、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

                                           りんご園

                                          来年もまた行きたいと思います。


「リンゴの効能」についてご紹介。
「一日一個のりんごは医者を遠ざける」というイギリスのことわざがあるように、リンゴは、
高血圧など生活習慣病の予防に効果がある食物繊維やカリウムが豊富。
他にも虫歯予防や老化防止効果なども期待されています。
イイことづくめですね(^^)/

次に、
「リンゴの保存方法」についてご紹介します。
リンゴはエチレンガスを出すので、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
一緒にジャガイモを入れておくと、ジャガイモの芽が出るのを抑制でき、硬いキウイフルーツや渋柿を一緒に入れておくと追熟ができます。まさに一石二鳥です(^^)/

詳しくはこちらをご参照ください。(aff2018年10月号)
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1810/spe1_01.html


                                 輪切り

                                     パリッとした歯ごたえ。
                                     噛むごとに溢れ出るフレッシュな果汁。
                                     酸味と甘みのバランスも良し。
                                     とても美味しくいただきました。


リンゴは生食だけでなく、加熱調理しても美味しくいただけますよね。
そんなリンゴの一風変わったレシピをご紹介します。

リンゴのレシピはコチラをご覧ください。(農林水産省へリンク)

(お・ま・け)
りんごの品種には、「ふじ」、「サンふじ」、「陸奥」、「サン陸奥」などがありますが、
「サン」と表示されているものは、無袋(むたい)といって袋をかけずに栽培しています。
果皮の色は鮮明でないものの、コクがあって美味しいですよ(*‘∀‘)   (M)


令和5年12月8日

かまぼこ      R5.11.24




宮城県を代表する名産品といえば
スケソウダラなどの
白身魚のすり身で作られる
「笹かまぼこ」が有名ですね。
笹かまぼこ

      白くてふっくら、ほどよい弾力。
      天ぷら、おでん、刻んであえものやサラダに、
      また、そのままおやつやおつまみとして食べてもおいしいですね。
           
      各家庭で白身魚をすり身にして
      手のひらでかたどって竹串に刺して焼いていたものが
      加工品として出回るようになり、
      旧仙台藩主伊達家の家紋「竹に雀」の笹にちなみ
     「笹かまぼこ」と呼ぶようになったのだそうです。

     【農林水産省HP うちの郷土料理 宮城県 笹かまぼこの磯部揚げ】https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/
harako_meshi_miyagi.html


       ちなみに上記ページで紹介されている「笹かまぼこの磯部揚げ」は
       給食の献立でもよく見かけるメニューで、うちの子供たちも大好きです!    

           

じゃこ天
さて、かまぼこといえば
近頃ちょっと話題になっている
四国の揚げかまぼこ「じゃこ天」と
仙台のかまぼこは、
実は御縁があるのを御存知でしたか?


            宇和島藩初代藩主の伊達秀宗は、仙台藩主伊達政宗の長男ですが
            一説によれば、じゃこ天のはじまりは
            秀宗が故郷を偲んで
            仙台から宇和島にかまぼこ職人を連れてきて作らせたことによる、
            といわれているのだとか。
     

     【農林水産省HP うちの郷土料理 愛媛県 じゃこ天】https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/
harako_meshi_miyagi.html



            現在宮城県に住んでいる私ですが、
            実は四国に親戚がおりまして
            昔からお歳暮などでよく送ってもらっていたので
            じゃこ天は以前から馴染みがある食べ物だったのですが、
            じゃこ天と笹かまぼこも 親戚のようなつながりがあったのだと最近知って
            ますます親しみを感じています(*^-^*)

            小魚を骨や皮ごとすりつぶして作られるじゃこ天は
            カルシウム豊富で、うまみもたっぷり。
            ざらっとした食感で、それがまたおいしい!




我が家ではフライパンで焼いて、
七味マヨネーズを
ちょっとつけて食べるのが
お気に入りです。
じゃこ天と七味マヨネーズ


      良質なたんぱく質を手軽にとることができて、とてもヘルシーなかまぼこ。
      歴史に思いをはせながら食べ比べてみるのもまた、味わい深いかもしれませんね。(Y)

令和5年11月24日

イベント情報      R5.11.17

今回は、
山形県で11月25日(土曜日)に
開催されるイベント

おいしい山形 食育・地産地消フェスタ
~やまがた食育県民大会~

をご紹介します。


やまがた食育県民大会チラシ(PDF : 1,552KB)
やまがた食育県民大会チラシ


      山形県、食育県民運動・地産地消推進本部は
      山形県の食と農の魅力や価値を広く発信するとともに、
      食育・地産地消の重要性について県民の理解増進を図るために
      おいしい山形推進機構と共催で食育県民大会を開催します。

    【おいしい山形 食育・地産地消フェスタ ~やまがた食育県民大会~】
        開 催 日 : 令和5年11月25日土曜日  13:00~15:00(大ホール)
                                                           11:00~15:30(屋外イベント広場)
        開催場所 : やまぎん県民ホール (山形県山形市双葉町1-2-38)
        ※参加無料

     
       会場のやまぎん県民ホール 大ホールでは

      〇バラエティ番組などで活躍する傍ら、ご自身の畑で農作業を続けて12年。
         オフィシャルブログやSNSなどで収穫した野菜を使った季節の料理を発信している
         加藤紀子さんのトークショー「食を支える持続可能な農業を考える」

      〇山形県内の大学に通う学生の皆さんと、山形住みます芸人ソラシドのお二人が
         山形の食と農の未来について語り合う
         パネルディスカッション「山形県の食と農の未来を考える」

      〇地域の食材を活かしたイタリアンで有名な
         アル・ケッチァーノ奥田政行シェフによる
         カンタン地産地消レシピの紹介(ムービー)

      などなど、 食育に関連する興味深いプログラムがたくさん予定されています。
     (チラシのQRコードからお申込みください。)


      また、屋外イベント広場では
      山形県産の有機農産物やその加工品を生産者の方が販売する
     「地産地消マルシェ」が開催され、キッチンカーも出店するそうですよ。
      休日のお出かけにぴったりですね!

       実りの秋、山形の美味しい食べ物を味わいながら
       食育について考えてみてはいかがでしょうか。
       詳しくは、山形県のホームページをご覧ください。

       山形県HP「おいしい山形食育・地産地消フェスタ~やまがた食育県民大会~」
       の開催について[外部リンク]
       https://www.pref.yamagata.jp/140031/shokuiku2023.html 

令和5年11月17日

焼きいも      R5.11.10

先日遠出した際に立ち寄った農産物直売所で
立派なさつまいもを買いました。
近年作付けが拡大している「べにはるか」という品種です。
天ぷら、大学芋、さつまいもご飯、などなど、
秋に食べたいさつまいものお料理はいろいろありますが、
この「べにはるか」は「ねっとり系」で甘みが強く
蒸したり焼いたりするのに適した品種ということだったので、
シンプルに焼きいもで味わうことにしました。

さつまいも さつまいもを良く洗ったら
トースターに
アルミホイルをしいて並べて、



200℃で1時間ほど
じっくり焼きます。
(途中で一度ひっくり返しました。)
竹串をさしてみて、
やわらかくなっていればできあがり。


トースター
焼けたいも ほぼトースターにおまかせでしたが
とっても甘く、しっとり焼けました!
そのままでも
まるでスイートポテトのよう。
食物繊維やビタミンも含まれ
体に嬉しいおやつです。


焼きいもといえば
昔ながらの移動販売の「石焼きいもやさん」が思い浮かびますが、
最近はスーパーなどでも焼きいもを焼いて売っているほか
真空パックや冷凍の商品もあり、
「ホクホク系」「ねっとり系」など
いろいろな品種の食べ比べをするのも楽しそうですね。

ちなみに、甘みの強い日本のさつまいもは海外でも人気で
令和4年のさつまいもの輸出額は27.9億円(輸出量は5,849t)と、
野菜の中ではいちごに次いで第2位。
主に香港、シンガポール、タイ、台湾、マレーシア、カナダなどに
輸出されているのだそうです。
おいしい日本のさつまいもは、世界で愛されているのですね。

農林水産省HP いも・でん粉に関する資料「かんしょをめぐる状況について」 https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/imo/siryou.html


【おまけ】
さつまいもは、しばらく貯蔵しておいた方が甘くなるのだそうです。
試してみたいのですが、
買ってきたらすぐに食べたくなってしまう我が家では
なかなか難しそうです(^^;  (Y)

令和5年11月10日

いつものお出汁。      R5.10.27

明日、10月28日は「おだしの日」と認定されています。(一社 日本記念日協会)
みなさまのご家庭のお味噌汁のお出汁は何を使ってますでしょうか?

「お出汁からとる」「出汁パックを使う」「顆粒出汁を使う」などなど。
家庭や地域によって様々だと思います。
「お出汁」と一言でいっても日本全国、津々浦々で様々なお出汁がありますよね。

我が家では、基本的には出汁パックを使っていますが、2歳の子供用には「昆布」と
「鰹節」の合わせ出汁を作っています。(離乳食期に活躍した冷凍保存容器で冷凍し
て、使いたい時に使いたい分だけ使ってます)

だしパック 昆布と鰹節
だし
昆布と鰹節


ちなみに、昆布の「グルタミン酸」と鰹節の「イノシン酸」は個別に味わう時と比べ
て、合わせて使うと、うま味の相乗効果は7~8倍にもなるすごい組み合わせだとか。
美味しさだけでなく、減塩効果も期待できるようです。

みなさま、ご存知だとは思いますが、簡単なお出汁の作り方を2つ紹介します♪

1.火にかける作り方
【材料】
昆布15g
鰹節20g
水1ℓ

【作り方】
ア) 鍋に昆布と水を入れ、昆布が柔らかくなったら火にかける。
イ) 沸騰直前に昆布を引き上げ、鰹節を加える。
ウ)火を弱火にし、鰹節を入れてすぐに火を止め、鰹節が鍋底に沈むのを待つ。
エ)ざるにキッチンペーパーをしき、ウ)をこす。

ここまでで、なんと7分!!
しかも、もれなくイイ香りもついてきます(←大事)

昆布を引き上げ、鰹節を加えたところ。
イイ香りがしてきました(*^-^*)
↓完成品はコチラです。
お鍋へ 煮だし

2.水出汁の作り方
【材料】
昆布10g
鰹節20g
水1ℓ

【作り方】 上記をボトルにすべて入れて一晩待つだけ。

ハーバリウム風
                                            ハーバリウムの様で、癒されます(笑)

    さて、みなさんは、出汁をとった後の出汁がらはどうしていますか?
    捨てていませんか??
    出汁をとった後の鰹節や昆布には栄養分がまだ残っているとか。
    そんな栄養の宝庫を捨ててしまってはもったいないですね。

    出汁をとった後の昆布は水分を拭き取って、ラップで包んで冷凍保存しておけるので、
    様々なお料理に活用できますよ。
      冷凍昆布

    今回は、煮豆にしてみました。
    一晩、大豆をお水に浸して、圧力鍋で一気に作ります。(料理が苦手な私でも作れます〈笑〉)

    家族からは、大好評でした♪
大豆現物  大豆  煮豆


    日々の暮らしの中で簡単にできることから食品ロス削減の取組を一緒に始めませんか?

   (お・ま・け)
    昆布に含まれるグルタミン酸は、母乳や羊水に含まれていて、赤ちゃんにとっては、
    おなかの中にいる頃から慣れ親しんでいる味だとか。だから、イヤイヤ期の娘でも
    お味噌汁は食べてくれるのかなと思ったり。そろそろ、宮城県の郷土料理「さんま
    のすり身汁」にもトライしたいと思います(*’▽’)  (M)

令和5年10月27日

はらこめし      R5.10.20

少しずつ秋も深まり、朝晩冷えるようになってきましたね。
道を歩くと金木犀の香りが漂ってくるのが嬉しいです。

先日スーパーに寄ったところ、
「はらこめし」の材料セットが並んでいたので
思わず買って帰りました。

「はらこ」とは鮭のお腹にいる子、イクラのこと。
鮭の煮汁で炊いたご飯の上に
鮭の切り身とイクラをのせた宮城県の秋の郷土料理が「はらこめし」です。
仙台藩主であった伊達政宗公にも献上され、大変喜ばれたのだとか。
鮭が川を遡上してくる9月~11月になると
宮城県内の多くの飲食店で食べることができます。
また、通販でお取り寄せできるセットもいろいろ販売されているようですね。

はらこめし材料セット こちらが今回購入した材料です。
食べやすく切られた鮭と
味付け用のつゆ。
イクラも既に醤油漬けになっていて
至れり尽くせりです。
夕方で値引きしていたので
イクラをさらに追加しちゃいました。





鮭を添付のつゆで煮ます。


鮭を煮る
鮭の煮汁で炊飯
鮭の煮汁を加えてごはんを炊きます。




炊きあがったごはんに
煮上がった鮭と
イクラの醤油漬けをのせれば
できあがり。
はらこめし


ふっくらやわらかな鮭とプチプチしたイクラ、
それに鮭のうまみを含んだごはんとの相性は最高です!
     
今回は、手軽に作ることのできる下ごしらえ済みのセットを使用しましたが、
農林水産省HPには調味料の分量など、詳しい作り方も掲載されています。
鮭の美味しい季節に、ぜひ味わってみてください。(Y)

【農林水産省HP うちの郷土料理 宮城県 はらこ飯(はらこめし)】
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/
harako_meshi_miyagi.html

令和5年10月20日

イベント情報      R5.10.13

今回は、食育ネットとうほく会員である
岩手県・岩手県食育推進ネットワーク会議が
10月21日(土曜日)に開催するイベント

令和5年度 岩手県食育推進県民大会
~地産地消を通じて伝える いわての美味しい食べ物~

をご紹介します。

岩手県食育推進県民大会ロゴ

岩手県・岩手県食育推進ネットワーク会議では
幅広い世代の県民に食育について触れてもらう機会を設け
全県的に食育運動を展開するため、
「岩手ぅんめぇ~もん!!グランプリ2023」と共催し、
「令和5年度岩手県食育推進県民大会」を盛岡市で開催します。

【令和5年度岩手県食育推進県民大会】
開 催 日 : 2023年10月21日(土曜日) 10:30~15:00
開催場所 : イオンモール盛岡 1階 イーハトーブ広場 共用通路
             (岩手県盛岡市前潟4丁目7番1号)
入場無料

ステージでは

〇令和5年度岩手県食育貢献者表彰
〇令和5年度岩手県食育推進図画・ポスター及び標語コンクール表彰
〇Lips Dance School(リップスダンススクール)による
   ダンスステージ(食育ダンス他)
〇岩手県立大学盛岡短期大学部による「適塩弁当の開発」の活動紹介

などなど、
食育を盛り上げるたくさんのプログラムが予定されています。
来場者にはお米や牛乳のプレゼントもあるそうですよ。

食育ダンス こちらは昨年の
「食育ダンス」の様子です。
カッコいいですね!





岩手県3R推進キャラクター
「エコロル」も
登場するようですよ。


岩手県3R推進キャラクターエコロル

   
      また展示・体験コーナーでは

      〇令和5年度食育推進図画・ポスターコンクール、標語コンクール作品展示
      〇食に関するクイズ

      などが行われます。
      ちなみに、昨年度表彰された標語コンクール最優秀賞は

      盛岡市立河北小学校 大場文乃さんの
     「ありがとう みらいにいのち つないでく」

      という標語。
      食べ物への感謝の気持ちが伝わってくる、とても素敵な作品ですね。
      今年度は「私の好きな岩手の食べ物」をテーマとしていて、
      どんな図画・ポスターや標語が集まっているのか、とても楽しみです!

      あわせて、「岩手ぅんめぇ~もん!!グランプリ2023」に出品された商品の
      販売会も開催され、岩手の美味しい食べ物も満載とのこと。
      お近くの方は、ぜひご家族でお出かけになってみてはいかがでしょうか。

       詳しくは、 食育ネットとうほく会員ロゴ岩手県のホームページをご覧ください。
       岩手県HP 令和5年度岩手県食育推進県民大会の開催について[外部リンク]   https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/anzenanshin/shokuiku/1024678.html

令和5年10月13日

サンマ      R5.10.6

秋の味覚として、日本人が好んで食べてきたサンマ。
近年不漁が続いており、
残念ながら以前のように手軽に食卓に並べることができませんが、
それでもせめて年に一回は味わいたい・・・ということで
少しばかり奮発して、先日の夕飯にサンマを焼きました。

生サンマ 「秋刀魚」という名の通り、
まさに日本刀のような姿ですね。



新鮮なサンマは
口の先が黄色くなっているのだとか。


口が黄色いサンマ
サンマの塩焼き
塩をふり、
オーブンレンジのグリル機能で
焼きました。
たっぷりの大根おろしがあれば、
ワタまでさっぱり食べられます。
脂ののったサンマは
ほんとうにおいしいですよね。

     
      サンマをはじめとして、サバ、イワシ、カツオなどの青魚は
      脳細胞の働きを活発にする働きがあるといわれているDHA(ドコサヘキサエン酸)や
      血栓や高血圧の予防効果があるIPA(イコサペンタエン酸)などの
      様々な栄養素を含んでいるそうです。
      普段の生活に積極的に取り入れていきたい食材ですね。
     

【おまけ】

我が家の子供たちも
サンマは大好きです。
小さい頃は小骨を気にして
食べるのにかなり
時間がかかっていたものでしたが、
今回は久しぶりで
よほど美味しかったとみえて、
あっという間に食べつくしていました。
食後

      そんなにサンマが好きならば
      年に一度といわず、できるだけ食べさせてあげたいと思った秋の日でした。(Y)

      

令和5年10月6日

 

 

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