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東北農政局

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令和元年度消費者団体等と東北農政局の意見交換会概要(福島県)


  令和2年2月14日(金曜日)、福島市市民会館(福島県福島市)において福島県内消費者団体等と東北農政局の食品安全にかかる意見交換会を開催しました。
   意見交換会には、福島県内の消費者団体等4団体12名が参加し、東北農政局から「食品の安全性の向上に向けた農林水産省の取組」、「食品ロスの削減に向けて」と題して説明し意見交換を行いました。

 

   図2              画像1
           東北農政局  齋藤消費・安全調整官
         による主催者挨拶


意見交換では、消費者団体等が取り組ん
でいる事例なども御紹介いただきました

1.日時・場所

日  時 : 令和2年2月14日(金曜日) 13時30分~15時30分
場  所 : 福島市市民会館5階502号室(福島県福島市霞町1番52号)

2.出席者等

出席者 : 福島県内消費者団体等 4団体12名
説明者 : 東北農政局

3.意見交換の概要

東北農政局からの情報提供

  1. 食品の安全性の向上に向けた農林水産省の取組について
      東北農政局消費・安全部  林消費生活課長より説明
  2. 食品ロスの削減に向けて  
      東北農政局経営・事業支援部  内藤食品企業課長より説明

意見交換・質疑応答

【 消費者団体等A 】
  食品ロス、家庭ごみを減らすことは重要です。SDGs(持続可能な開発目標)の12(つくる責任つかう責任)、エシカル消費(倫理的消費)等についても、団体で勉強して取り組んでいます。
  食品ロスを減らすことは、国内自給率の増加になるし、生産者の応援にもなり、地産地消に関わってきます。家庭にとっては、食べ物を捨てることはお金を捨てることにもなるので、食品ロス削減は限られた生活費を有効に使うことにつながります。

【 消費者団体等B 】
  食品ロスや包装の削減について、生協ではレジ袋削減を10数年前から取り組んでいます。今では、組合員のほとんどの方はお店から出たダンボ-ルやマイバッグを利用しており、8割方、レジで新しい袋を買う人はいないです。
  また、5年程前から、恵方巻やクリスマス商品の予約販売を行っていて、なるべく当日のロスを減らす取組をやってきています。
  環境マネジメントシステム(EMS)関係にも取り組んでいます。
  廃棄ロスを減らすため、生ごみ処理機を2004年9月に全店に取り入れ、店舗から出る生ごみをコンポストセンタ-で堆肥にし、「エコまる」という商品として販売しています。また、家庭菜園をしている人や農家が「エコまる」を使って立派な野菜ができたという方には、商品券をお配りして少しですが応援しています。
  このほか、SDGsやエシカル消費にも取り組んでおり、チョコレ-トやコ-ヒ-では森林保全のための認証(レインフォレスト・アライアンス)を受けた生協オリジナル商品に取り組んでいます。

図3    図4   図5
林消費生活課長から、食品安全
に関する情報提供を行いました
  内藤食品企業課長からは、
食品ロスの削減について、
事例も交えて説明しました
  意見交換会の様子


【 消費者団体等C 】
  私たちもSDGsや食品ロスについて勉強していますが、まず生産者という立場で話をします。
  私たちは農協に出荷したり直売所で米や野菜を販売していますが、やはり一番は食品の放射能検査を受け栽培履歴をしっかり提出して、初めて皆さんに買ってもらえることになります。
  私たちは、野菜を全部きれいに食べてもらいたいという気持ちで生産していますが、大きな野菜はなかなか売れません。核家族が多いから、皆さんに買っていただきやすい1/4のカット野菜などに加工にするなどの工夫をしないと駄目だなと感じています。食品ロスを減らすため、そういうことを考えながら生産者として頑張っていきたいです。

【 消費者団体等D 】
  私たちの団体もSDGsを勉強し始めました。マイバッグ、マイハシ、マイボトルを実行していますが、やはりゴミを出さないということは、主婦として身近に取り組んでいけるところから協力していかなければなりません。

【 消費者団体等B 】
  規格外品もすべて店舗で販売することにより、生産者も利益が出て作り甲斐があり、消費者の方も見栄えが悪くても味は同じということを理解し買ってもらえばいいと思います。

【 消費者団体等C 】
  直売所には、曲がったキュウリなど規格外品のようなものを集めたコーナーもあり、皆さんに購入いただいています。

【 消費者団体等A 】
  私は農業もしています。食品ロスは、流通の問題もあるのではないかと思います。売る側とすれば高く売りたいし、買う側とすれば安く買いたい。一つ買えばいいものをまとめて買うと安いので多く買ってしまい、食べる前に傷んでしまって捨ててしまうようなことがあります。
  形などが悪い規格外品があまりにも安いと品物も悪く感じてしまいます。規格外品でも味などは変わらないので、安くしすぎず適切な価格設定にしたほうが生産者の意欲にもつながり、消費者も安易に捨てなくなるのでのではないかと思いました。

【 消費者団体等C 】
  生産者としての立場から言うと、生産者としては高く売りたいし、価格が安定して経費に見合った価格をつけたいのですが、あまり価格を高くするとほかのものと比べたら売れなくなってしまうので、安く価格を設定しなくてはならないというジレンマがあります。
  売れ残ったものや規格外のものなどを、一定の価格が確保されつつ安く提供できるような消費者の皆さんにも喜んでいただけるシステムがあれば、また違った展開が見えてくるのではないかと思います。

【 農政局 】
  売れ残り等に関して、飲食店などでは売れ残り等が生じそうなときにアプリにデータを送って必要としている人に結び付けるようなマッチングシステムが民間ベースでも行われています。
  農林水産省でも生鮮品の取引のアプリを開発しています。生産者と実需者とのマッチングをするサイトがあります。
  なかなか、これをやれば解決するというものはなく、アプリや直売の仕組みもありますが、多様な流通チャネルを確保するということで、直売所に出される方もいるし、農協と取引をされる方もいます。卸売市場を活用される方もいます。市場は正当な理由なく販売の受託拒否はできないので、出荷したものについては全部引き取るという形になっています。
  いろいろな流通チャネルを利用していただいて、少しでも生産者の方の所得の向上につなげていただければいいと思っています。多様な流通チャネルがあるので消費者の方も出かけたときに直売所に寄っていただくとか、出かける時間がないときはネットサービスを使うとか、また、市場では、「市場開放デー」などを行っているのでのぞいてもらうと、生鮮品の流通もわかることができるのかなとも思います。多様なチャネルをうまく使っていただくのがよいかなと思います。

図6    図7
参加者の皆様から多くの御発言をいただき活発な意見交換会となりました


【 消費者団体等B 】
  期限表示に関して過敏になっている世代があり、そのような方に期限表示の意味などを再教育することで食品ロスを減らすことができるのではないかと思います。

【 消費者団体等A 】
  期限表示という仕組みが決められたのは私たちが若いころですが、今となって五感による判断が注目されてきています。期限が切れたからといってまだ食べられるものがすぐ捨てられ食品ロスとなっているので、期限を長くする取組などを進めていただきたいです。

【 消費者団体等D 】
  自分の五感で感じて(食べて)悪い、大丈夫というのを決めてきましたが、期限表示が当たり前の今の人はわかっていません。 家庭でも教えられず、今の子供たちが大きくなったとき、何も感じることが(五感での判断)できなくなってしまうのではないのでしょうか。

【 消費者団体等B 】
  持ち帰りについては、福島県でも「もったいない!食べ残しゼロ推進運動」で実施していて、飲食店に紙のパックが用意されてそれを利用して食べ残したものを持ち帰る取組が行われています。あまり知られていないので、この取組を皆さんに広めていってほしいと思います。

【 消費者団体等A 】
  食べ残しの持ち帰りは食品ロスを減らす全体的な取組としてはよいのですが、持ち帰れると宣伝するより食べきることが先だと思います

【 消費者団体等 】
  学習会などで食品ロスなどを含め資料がほしいときがあるが、「ホームページにあるのでダウンロードして使ってください」と言われても、何枚も印刷するのは難しいです。資料は概要をまとめた枚数の少ないもの(リーフレットのようなもの)を印刷して提供していただけるとありがたいです。

【 農政局 】
  昨年、青森県の消費者団体の方々とも意見交換会を行いましたが、その後消費者団体の総会にお呼びいただきお話しました。多くの方に食品ロスことを知ってもらい取り組んでいただけると、食品産業のプラスにもなります。学習会への参加や資料の送付など、当方に相談いただければ可能な範囲で最大限御協力いたします。

【 消費者団体等D 】
  他にプラスチックの問題もあります。審議会や委員会の会議に出席すると大体はペットボトルのお茶が出ます。これも考えてほしいと思うところです。

【 消費者団体等A 】
  プラスチックの問題としては、食品トレーも今問題になっています。
  肉や魚を食品トレーに入れると見栄えしますが、食品トレーを使わず袋に入れるという方法もありますので、トレーに包装したものと袋に包装したもの、どちらが売れるか実験してはどうでしょうか。

【 消費者団体等B 】
  当方ではひき肉を袋とトレーで販売していますが、(同じものでも)袋よりトレーの方が売れます。販売者としてはトレーを外したいが、購入する側の意識を変えないと売れないと思います。消費者に対してもっとPRをすればいいと思います。

【 消費者団体等D 】
  プラスチックごみが海に流れ出て大変なことになっていますが、皆がきちんと捨てるべきところに捨てればそのようなことにならないと思います。また、業者もプラスチックごみに関してリサイクルなど対応してほしいと思います。企業に対しても働きかけを行ってほしいと思います。

【 農政局 】
  食品ロスや廃プラスチックの問題は、いろいろな人にいろいろな場面で活躍してもらわないと解決しない問題だと思います。
  お配りしている食育白書にも記載してありますが、食育は間口が広くていろいろな方に関係してもらっています。食育推進基本計画は5か年ごとに作っており、第3次の計画は来年度で最終年度となっています。
  第4次食育推進基本計画については、食品ロス、SDGsという観点からの計画作成も必要だという意見もいただいています。関係者が連携し、皆様方のご意見を聞いて進めていきたいと考えています。

  図8   図9
  説明を聞き入る出席者の皆様   会場となった福島市市民会館

お問合せ先

消費・安全部消費生活課

代表:022-263-1111(内線4322)
ダイヤルイン:022-221-6093
FAX番号:022-217-8432