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中国四国農政局

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    令和5年度

    鳥取県拠点が携わった農林水産施策(会議、イベント等)や農山漁村の風景などを紹介しています。

    9月8月7月6月5月4月

    9月

    うさぎ年、今年も人と夢をつなぐぶどうの収穫が始まりました

    撮影場所:鳥取県鳥取市
    撮影日:令和5年9月13日



    収穫を待つワイン用ぶどう


    「兎ッ兎ワイナリー」に隣接するぶどう畑


      秋空のもと、「とっとり・八頭果実酒特区」の鳥取市国府町の株式会社兎ッ兎(とっと)ワイナリーのぶどう畑では、たわわに実ったぶどうの収穫が8月下旬から次々と行われています。

      このワイナリーでは、ヤマブランやヤマソービニオンなど約20品種を栽培し、ぶどうそのものの味わいを感じる赤、白、ロゼなど約20種類のワインを製造、販売までを行う6次産業に取り組まれています。

      代表取締役の前岡美華子さんは、「鳥取の地で人のつながりに恵まれて、天気とぶどうの顔が見える環境で、ぶどうが主役となるワインを造っています。
      今年は、夏の異常な暑さや8月の台風被害を心配しましたが、ぶどうの質はよくできあがっているので期待できるものとなっています。

      また、新品種「宇部野(ウベノ)」「Lino(リーノ)」を使って、新しい仕込みをしたので、楽しみにしてください。」とお話されていました。

      ワイナリーでは11月中旬までぶどうの収穫と仕込み作業が続きます。

    【関連URL】
    兎ッ兎ワイナリー(外部リンク)
    https://www.tottowinery.com/


    一年一作の結実。~鳥取の梨を食べてください~東郷梨選果場を訪問

    撮影場所:鳥取県湯梨浜町
    撮影日:令和5年9月4日



    レーンを流れる二十世紀梨


    選果作業の様子


      鳥取県では、酸味と甘さのバランスが良く、シャリシャリとした食感とみずみずしさが特徴の二十世紀梨(にじっせいきなし)をはじめ、県内各地で色々な品種の梨が生産されています。

      湯梨浜町は、二十世紀梨の一大産地として知られています。町では、平成16年10月1日に「湯梨浜町二十世紀梨を大切にする条例」を制定し、町ぐるみで二十世紀梨を大切に守り続ける活動を推進しています。

      JA鳥取中央東郷梨選果場では、令和5年8月19日から二十世紀梨の出荷が始まっています。場内は、作業員による手際のよい選果、光センサーへと勢いよく流れる梨、パレットに満載された梨箱、縦横に動き回るフォークリフトの姿など、出荷最盛期を迎え活気に満ちていました。

      JA鳥取中央担当者は「今シーズンは高温少雨だったが、大玉で品質の良い二十世紀梨に仕上がった。」と話されました。同選果場での二十世紀梨の選果は、9月11日頃まで続きます。

    【関連URL】
    JA鳥取中央ホームページ(外部リンク)
    https://www.ja-tottorichuou.or.jp/


    一年一作の結実。~鳥取の梨を食べてください~倉吉梨選果場を訪問

    撮影場所:鳥取県倉吉市
    撮影日:令和5年9月4日



    限られた人員で手際よく


    選果機と大野倉吉梨生産副部長


      鳥取県では、特産の二十世紀梨(にじっせいきなし)をはじめ、県内各地で色々な品種の梨が生産されています。JA鳥取中央倉吉梨生産部では、全農鳥取経由で米国輸出用二十世紀梨の生産にも取り組んでいます。

      倉吉市秋喜の倉吉梨共同選果場では、令和5年8月21日から梨の出荷が始まっています。

      選果場内では、お揃いの青梨色の帽子を被った作業員のみなさんが、丹精込めて生産された二十世紀梨や新甘泉(※)などを各レーンで手際よく選別していました。

      一年一作の梨栽培。冬場の剪定から始まり、開花後の人工授粉、摘果、袋掛け、天候を見ながらの潅水など、一年中梨と向き合い、育て、やっと収穫の時期を迎えます。

      同選果場では、これから新甘泉に続き秋甘泉(※)の出荷が始まり、梨の品種リレーが続くとのことです。

    (※)新甘泉(しんかんせん)は平成20年に、秋甘泉(あきかんせん)は平成21年に品種登録された鳥取県オリジナル品種の梨。

    【関連URL】
    JA鳥取中央ホームページ(外部リンク)
    https://www.ja-tottorichuou.or.jp/


    経験のない酷暑を乗り越えて。倉吉抑制極実西瓜の出荷セレモニーが行われました

    撮影場所:鳥取県倉吉市
    撮影日:令和5年9月4日



    JA鳥取中央上本武組合長の挨拶


    地元園児にも西瓜がふるまわれました


      鳥取県中部では、夏場に倉吉、大栄、琴浦、泊の各地区で西瓜を盛んに生産していますが、秋のこの時期に倉吉で生産しているのが倉吉抑制極実(よくせいごくみ)西瓜です。

      令和5年9月4日、JA鳥取中央倉吉西瓜選果場で関係者列席のもと初出荷のセレモニーが行われました。

      関係者挨拶、地元高城保育園の園児による愛らしいダンス披露のあと、列席者に西瓜がふるまわれると、園児らは「甘い!おいしい」と笑顔で西瓜をほおばっていました。

      通常、西瓜はかんぴょう等を台木に西瓜苗を接ぎ木して育てますが、倉吉抑制極実西瓜は、接ぎ木をせず実生苗で生産しています。「実生で育て、西瓜本来の味を追求したい。」ハウス内の50度を超える暑さと戦いながら、玉太り、品質とも良いものに育てあげた倉吉抑制極実西瓜の出荷は、関東、京阪神地区を中心に9月20日頃まで続きます。

    【関連URL】
    JA鳥取中央ホームページ(外部リンク)
    https://www.ja-tottorichuou.or.jp/

    JA鳥取中央倉吉西瓜生産部会(外部リンク)
    https://kurayoshisuika.com/


    8月

    今年も“はるかのひまわり”が咲きました ~鳴り石の浜プロジェクトの取組~

    撮影場所:鳥取県琴浦町
    撮影日:令和5年8月8日



    海岸に咲くひまわり


    鳴り石の浜


     鳥取県琴浦町には、大小様々な丸い石からできた浜が500メートルあまり続く「鳴り石の浜」と呼ばれる海岸があります。石は、波の力で打ち寄せられ“カラコロと心地よい音を響かせます。

     平成23年2月の山陰道東伯・中山道路開通に伴い、町内の交通量が減少したことから、琴浦町を元気にしたいと、この浜を中心に活動を始めたのが「鳴り石の浜プロジェクト」です。

     平成25年の夏からは、鳴り石の浜へ続く海岸で「はるかのひまわり」()を育て、浜に彩りを添えています。

     例年、お盆に満開となるようメンバーで種をまきます。虫害や台風の被害を受ける年もありますが、続けることを大切に取り組んでいます。

     鳴り石の浜を守り、多くの人に立ち寄ってもらい、地域活性化につなげたい。

     猛暑にも負けず今年も咲き始めた「はるかのひまわり」です。

    (※)同プロジェクトでは「はるかのひまわり絆プロジェクト」の趣旨に共感し、阪神淡路大震災で亡くなったはるかちゃんをはじめ震災で亡くなった人たちと震災復興への思いを込めて、ひまわりを育てています。


    7月

    早生梨「夏さやか」の選果始まる

    撮影場所:鳥取県米子市
    撮影日:令和5年7月27日



    みずみずしい早生梨「夏さやか」


    選果作業の様子


      7月27日、米子市のJA鳥取西部米子・あいみ果実選果場において、鳥取県産梨のトップを切って、早生梨「夏さやか」の選果が始まりました。

      「夏さやか」は、ともに「二十世紀」がルーツの「八雲」×「おさ二十世紀」を交配親とする鳥取県オリジナル品種で、酸味と甘みのバランスがとれ、みずみずしさとシャリシャリとした歯ごたえが特徴の青梨です。

      この選果場に「夏さやか」を出荷する13人の生産者は、73.9アールで栽培しています。今年は気象による影響は少なく生育は良好で、平年並みの収穫量が見込まれています。

      「夏さやか」の出荷は8月上旬まで続き、その後、「二十世紀」、「新甘泉」といった鳥取県産梨の主力品種へ出荷リレーが行われます。


    “真っ赤に実りました~”標高900メートル!ゲレンデを利用した夏いちご

    撮影場所:鳥取県若桜町
    撮影日:令和5年7月25日



    真っ赤に実った夏いちご


    いちご畑があるゲレンデと夏いちごアイス(右下)


      若桜町のわかさ氷ノ山(ひょうのせん)スキー場では、真っ赤に実った夏いちごが収穫期を迎えています。いちご畑は、標高900メートルのゲレンデにあり、夏場でも冷涼な気候です。取材した日も平地より4~5度低い28度と心地よい気温でした。

      いちごといえば冬から春が旬なので、夏場のいちごはとても希少です。栽培されている「なつあかり」と「なつみ」は、夏でも花を咲かせ実をつける「四季なり」という種類で、夏にぴったりの甘酸っぱい味が特徴の夏いちごです。

      収穫された夏いちごは、県内の洋菓子店を中心に出荷されます。また、夏いちごをたっぷり使ったアイスにも加工されています。

      夏いちごを生産する若桜観光株式会社の山根政彦代表取締役は、「今年はネキリムシの影響で収量が少ないですが、フレッシュで酸味のある美味しい仕上がりになっています。」とのこと。

      夏いちごの収穫は、10月半ばまで続きます。夏もスキー場へ出かけて、大自然と甘酸っぱい夏いちごアイスのハーモニーを味わってみませんか。


    【関連URL】
    若桜観光ストロベリーカンパニー夏苺栽培事業(外部リンク)
    http://hyounosen.co.jp/ichigo/


    「日南トマト」出荷始まる!

    撮影場所:鳥取県日南町
    撮影日:令和5年7月19日



    日南トマト出荷式の様子


    人が好き、日南が好き、トマト大好き!


      7月19日、日南町のJA鳥取西部日南トマト選果場において、「日南トマト」の出発式が行われました。

      「日南トマト」は、標高400~600メートルの準高冷地で朝晩の寒暖差を活かして育てられた酸味と甘みのバランスがとれた大玉のトマトです。

     日南町では、米の転作作物として昭和40年代からトマトの生産が始まり、半世紀にわたる歴史と技術に支えられ、現在、40人の生産者が5.3ヘクタールで栽培しています。令和4年には反収9.6トンと過去最高を記録しました。

     今年はLED照明や高性能カメラの設置、AI判定装置の導入、箱詰めラインの増設など施設の設備が更新され、ブランドとしての品質維持にも力を入れています。出発式において、日南トマト生産部の岩田部長は「生育は順調で、おいしいトマトに仕上がった。ぜひ生で味わってほしい。」と語りました。

     「日南トマト」は販売額2億円超えを目指し、11月頃まで出荷が続きます。


    田んぼに星形が浮かび上がる!

    撮影場所:鳥取県日野町
    撮影日:令和5年7月12日



    田んぼに浮かび上がる鮮やかな緑色の星形


    星空舞が星形に植え付けられている交流田んぼの看板


      鳥取県では、鳥取県オリジナル育成品種「星空舞」が本格デビューして5年目になることを記念して、「星形田んぼ企画」が展開されています。県内5箇所に設置された星形の田んぼには「星空舞」が植え付けられており、その田んぼをめぐるキャンペーンなどが行われています。

      日野町黒坂の日野高等学校の交流田んぼでは、日野学園児童との交流の場として田植え体験などを行っていますが、5月11日、県内の星形たんぼのトップを切って「星空舞」が植え付けられました。

      現在(令和5年7月12日取材時)、植え付けから約2箇月が経過し、田んぼの中に鮮やかな緑色の星形が浮かび上がっています。

    【関連URL】
    鳥取県ホームページ(星空舞5周年記念星形田んぼ企画)(外部リンク)
    https://www.pref.tottori.lg.jp/310473.htm


    日野高等学校2年生に出前授業

    撮影場所:鳥取県日野町
    撮影日:令和5年7月12日



    説明を行う西地方参事官


    授業の様子


      令和5年7月12日、中国四国農政局鳥取県拠点は、鳥取県立日野高等学校黒坂施設において、「日本農業の現状とみどりの食料システム戦略」と題して出前授業を行いました。

      当日は、総合学科アグリライフ系列の2年生14名に対し、本日考えてほしいこととして次の2点を提示した後、図表やデータを示しながら解説しました。

    1  日本の食料自給率は、先進国の中でも低い水準にあるのに、なぜ国は農産物の輸出を拡大しようとしているのか。輸出よりも国内消費に回すべきではないか。
    2  国は有機農業の取組面積を拡大しようとしているが、生産性の低い有機農業の拡大は、食料の安定供給と矛盾するのではないか。

      少し難しいといった反応もありましたが、説明後のアンケートには、農業従事者を増やすためにどのような取組を行っているのか、自分たちに何ができるかといった質問があり、関心の高さもうかがえました。


    6月

    回転式水田除草機“太一車”の実演会

    撮影場所:鳥取県倉吉市
    撮影日:令和5年6月29日



    太一車と最新の除草機を囲んで


    太一車を使っての除草を実演


      「太一車(たいちぐるま)」は水田の除草と中耕を同時に行う農具で、この除草機を発明したのは、江戸時代に旧久米郡小鴨村中河原に生まれた中井太一郎です。

     令和5年6月29日、梅雨空の下、倉吉市小鴨地区振興協議会及び太一車研究委員会のメンバーが、水田に植えられた苗の株間を歩きながら太一車を力強く押し、除草作業の実演を行いました。

      「除草の苦労を減らし、農民を楽にしたい」。中井太一郎の想いが生んだ太一車は、現代でも農薬を使わない水田や棚田などで活用されています。また、国内だけでなく海外でも水田の除草作業に使われているとのことです。

      同協議会等では、これからも環境負荷低減に寄与する太一車の普及や中井太一郎の功績を後世に伝える活動を続けていくと話されました。


    「青パパイヤ’23」倉吉農業高等学校の挑戦

    撮影場所:鳥取県倉吉市
    撮影日:令和5年6月22日



    野菜と混植して生長を比較


    青パパイヤの雄株の花(※)


      鳥取県立倉吉農業高等学校では、耕作放棄地対策として栽培が比較的簡単な青パパイヤに着目し、栽培研究に取り組んで6年目になります。

      令和5年6月22日、農場で栽培している青パパイヤの生育状況を見せていただきました。
    今年度は、大豆、なす、大根などの野菜と混植した青パパイヤと、青パパイヤのみの畝で生長の違いを比較、観察していくこととしています。

      また、露地栽培の青パパイヤは、冬には枯れて一年ごとに植え付けしていますが、ビニールハウスで越冬させた青パパイヤには、すでに薄い黄緑がかった花が咲いていました。

      同校は、将来的に県内の耕作放棄地の減少や農家が生産する青パパイヤの販路拡大につなげたいという大きな目標を掲げながら、まずは収穫した青パパイヤを活用した総菜作りに挑戦し、試食会などを通じて青パパイヤの認知度を広げる取組を進めています。

     今年度も引き続き、県内各地の青パパイヤ生産者や研究機関等と連携を取りながら、青パパイヤの情報を発信していくとのことです。

    (※)青パパイヤには雄株と雌株があります。雄株は、結実はしないが非常に珍しく、写真(右)は枯れることなく3回越冬した雄株の花。


    青紫色が濃く鮮やかな「智頭りんどう」をお届けします~JA鳥取いなば「智頭りんどう」目合わせ会~

    撮影場所:鳥取県智頭町
    撮影日:令和5年6月20日



    目合わせ会の様子


    選花前の調製作業の様子


      令和5年6月20日、JA鳥取いなば智頭花き集出荷施設(智頭町山根)において、施設の開所式とJA鳥取いなば智頭りんどう生産部会員、JA担当者立ち会いによる本年産りんどうの「目合わせ会」が行われました。

      県内唯一の産地である智頭町産のりんどうは、市場での評価が高く、青紫色が濃く鮮やかな花が特徴です。智頭町におけるりんどうの栽培は、中山間地の水田転作作物として昭和46年に導入され、50年以上の歴史があります。

      JAの担当者によると、「生産者の高齢化等により栽培面積が減少しており、本年産は、約10名が約1.5ヘクタールで栽培しているが、作柄は良好である。」とのことです。

      本年産りんどうの選花作業は、8月のお盆頃をピークに9月の彼岸頃まで続き、約8万本の切り花が主に大阪府、兵庫県や広島県の市場に出荷されます。また、県内でも直売所等で販売されます。






    「日野高ショップ黒坂店」開店

    撮影場所:鳥取県日野町
    撮影日:令和5年6月16日



    地元来場者との接客の様子


    当日運営にあたった日野高校のみなさん


      令和5年6月16日、鳥取県立日野高等学校黒坂施設において、総合学科アグリライフ系列の3年生18名が、「日野高ショップ黒坂店」を開催しました。

      同校では、アグリライフ系列の授業で作った農産物や加工品などを一般のお客様に販売しており、今年度は、5月~12月までの間、同施設の体育館において、計6回計画されています。

      コロナ前は、商品をリヤカーに積んで地域を回る行商スタイルでしたが、コロナ対策のため体育館での開催となりました。スタイルは変わりましたが、この伝統は在校生に受け継がれています。

      今回は、夏咲き草花の苗、キャベツ、タマネギなどの野菜、味噌、ケチャップ、ジャムなどの加工品が販売されました。

      この活動は地域貢献活動の一環として、長年、地域の皆様から愛されており、心待ちにしていた地元の方が訪れました。


    これまでも、これからも。鳥取のすいかを食べてください!~倉吉西瓜の出荷が始まっています~

    撮影場所:鳥取県倉吉市
    撮影日:令和5年6月6日



    出荷を待つ倉吉西瓜


    トラックから、ひと玉ずつ丁寧に


      鳥取県中部地域で盛んに生産されているすいかは、収穫量全国5位(※)を誇る鳥取県の特産品です。倉吉市のビニールハウスで、作業中の生産者に出荷間近の倉吉西瓜を見せていただきました。大きく育ったすいか。あと数日で出荷できるとのことでした。

      JA鳥取中央倉吉西瓜選果場では、すいかの出荷が始まっています。
    荷受けを待ち並ぶトラック。準備が出来ると、生産者はすいかを満載したトラックを荷受場に横付けし、ひと玉づつ手作業で丁寧に荷受けコンベアに載せていました。

      JA鳥取中央倉吉西瓜生産部会では、若手生産者が一丸となり、新規就農者確保のためPR動画の作成やSNSでの情報発信、産地体験会の開催など、産地の将来に向けて積極的な取組を行っています。

      生産者の日々の努力の実り。鳥取のすいかを味わってみませんか?

    (※)
    令和3年産都道府県別の収穫量データより

    【関連URL】
    JA鳥取中央ホームページ(外部リンク)
    https://www.ja-tottorichuou.or.jp/



    これまでも、これからも。鳥取のすいかを食べてください!~JA鳥取中央大栄西瓜選果場初出荷出発式~

    撮影場所:鳥取県北栄町
    撮影日:令和5年6月6日



    荷受けされ出荷を待つ大栄西瓜


    “すいかの名産地”で初出荷を祝いました


      令和5年6月6日、北栄町のJA鳥取中央大栄西瓜(だいえいすいか)選果場において「大栄西瓜初出荷出発式」が行われました。

      式では、JA鳥取中央の上本武組合長から「今年も生産者の努力と好天に恵まれたことにより、シャリシャリとした食味、玉太り、糖度とも揃った美味しいすいかに仕上がった。ぜひ大栄西瓜を多くの人に食べてもらいたい。また、最新鋭の選果機を導入した。これまでもこれからも、高品質のすいかを届け続けたい。」と挨拶がありました。

      その後、数年ぶりに北栄町のこども園園児による「すいかの名産地」の歌とダンスが披露され、愛らしい歌声に会場は笑顔につつまれました。最後に、関係者によるテープカット、くす玉割りで初出荷を祝いました。

      令和3年度産地生産基盤パワーアップ事業を活用し整備された大栄西瓜新選果機。生産者が持ち込んだ大栄西瓜は、荷受けコンベアから次々とラインに流れ、外観センサーや内部品質センサーで選果、箱詰めされます。また、ロボットパレタイザーが忙しく作動し、すいかの入った箱を決まりよくパレットに積んでいました。
      山積みの大栄西瓜は、ここから全国各地へ送り届けられます。

      大栄地区ですいか栽培が始まって、今年で116年。今年は100万玉、23億6千万円の販売目標を掲げています。大栄西瓜の出荷は、7月中旬頃まで続きます。

    【関連URL】
    JA鳥取中央ホームページ(外部リンク)
    https://www.ja-tottorichuou.or.jp/
    大栄西瓜のPR動画
    https://www.ja-tottorichuou.or.jp/news/1406/


    5月

    ディスカバー農山漁村の宝が繋いだ、らっきょう香る交流会

    撮影場所:鳥取県鳥取市
    撮影日:令和5年5月18日


    根切りのポイントを教わる様子


    らっきょうの収穫作業を見学する良菜会の皆さん



      令和5年5月18日、鳥取市福部町のらっきょう農家で、良菜会とらっきょう女子会の交流会がありました。

      良菜会は、中山間地の智頭町の芦津・八河谷集落の主婦のグループで、野菜作りや伝統的な郷土料理の継承など食を通じて暮らしのパワーアップを進めている団体。一方、らっきょう女子会は、海沿いの福部町のらっきょう農家を営む7人の女性グループで、栽培技術の研修会や新商品の開発などに取り組んでいる団体。2つの団体は、第9回ディスカバー農山漁村の宝の応募をきっかけに鳥取県拠点の働きかけで繋がり、交流会を開催することとなりました。

      交流会では、良菜会の参加者がベテランの切り子さんかららっきょうの根と先端を切り落とす根切り作業のポイントを教わり、その後、ほ場でらっきょう女子会の山根代表が乗る大きなトラクターを使ったらっきょうの収穫作業を見学しました。良菜会の参加者からは、らっきょうの栽培やらっきょう漬けの方法などたくさんの質問が出され、終始賑やかで楽しい交流会となりました。


    【関連URL】
    maffchannel(外部リンク)
    https://www.youtube.com/watch?v=Y_DM-w1HUu0


    つなぐ棚田遺産で「棚田プロジェクト」がスタート!

    撮影場所:鳥取県若桜町
    撮影日:令和5年5月27日


    棚田の話を聴く参加者


    田植えの様子

      令和5年5月27日、つなぐ棚田遺産に認定されている若桜町のつく米(よね)棚田において、氷ノ山(ひょうのせん)自然ふれあい館 響の森が主催する棚田プロジェクトがスタートしました。中国四国農政局鳥取県拠点からも参加し、棚田の多面的機能について説明を行いました。

      今年度から始まったこの棚田プロジェクトは、消費者の方に農業や棚田の価値を伝え、併せて自然体験の場を通して田んぼの魅力を再発見することを目的としています。

      当日は、県内外から多数の親子連れなどが参加し、泥にまみれながら田植えを行いました。

      今後は、6月に草取り、9月に稲刈り、10月に収穫祭、またその他にも棚田での生き物観察、遊ぶ企画も予定されていますので、興味のある方は下記アドレスから是非、申し込みしてください。

    【関連URL】
    氷ノ山自然ふれあい館 響の森(外部リンク)
    https://hibikinomori.gr.jp/

    【関連URL】
    maffchannel(外部リンク)
    https://www.youtube.com/watch?v=5SF3r2StDHA


    中海にやさしい農業「浅水代かき」

    撮影場所:鳥取県米子市
    撮影日:令和5年5月23日


    「浅水代かき」に取り組んでいる米子市四ヶ村堰土地改良区 佐藤信彦理事長


    作業の様子を見つめる珍客?

      ラムサール条約の登録湿地「中海」周辺では、水質浄化対策のひとつとして「中海にやさしい農業」が行われています。

      5月23日、米子市成実地区周辺の水田で、田植え前の代かきの水量を少なくすることで、肥料等を含んだ汚濁水が水田から河川等に流出することを抑える「浅水代かき」が行われました。

      鳥取県側から中海に注ぐ河川は加茂川のみで、その水系で農業を行っている石井・奥谷・新山地区水田環境保全協議会では、ラムサール条約が結ばれる2年前の準備期間からこの取組が行われていて、現在、16軒、86ヘクタールで活動を行っています。鳥取県では水質検査を行っており、その効果も確認されています。

     米子市四ヶ村堰土地改良区 佐藤信彦理事長は、「地区内でも高齢化が進み、作業者は少なくなったが、環境にやさしい取組を続けていきたい。」と話していました。


    「鳥取砂丘らっきょう・ふくべ砂丘らっきょう」初荷出発式

    撮影場所:鳥取県鳥取市
    撮影日:令和5年5月19日


    初荷出発式の様子


    らっきょうの選別

      鳥取の特産品で地理的表示(GI)保護制度(※)に登録されている「鳥取砂丘らっきょう・ふくべ砂丘らっきょう」の初荷出発式があり、全国に向けて出荷がスタートしました。

      「鳥取砂丘らっきょう」は鳥取砂丘に隣接した砂丘畑で栽培される「らくだ種」のらっきょうで、歯ごたえがシャキシャキとした食感と色白の外観が大きな特徴です。

      今年のらっきょうは、栽培面積112.5ヘクタールで、冬場の寒波の影響などありましたが、春先の天候に恵まれて生育は良好に進み、出荷量1千550トン、販売金額9億6千万円を目指しています。

      店頭で見かけた際には、ぜひ手にとってください。

    【関連URL】
    JA鳥取いなばホームページ(いなばの特産品らっきょう)
    https://www.ja-tottoriinaba.jp/product/rakkyo/

    (※)「地理的表示保護制度」は、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度です。


    シーズン始まる!北栄町でらっきょうの初出荷式が行われました

    撮影場所:鳥取県北栄町
    撮影日:令和5年5月18日


    テープカットとくす玉割り


    生産者が持ち込んだ根切りらっきょう

      令和5年5月18日、北栄町のJA鳥取中央らっきょう共同乾燥施設で、鳥取県内のトップを切って今シーズンのらっきょう初出荷式が開かれました。

      砂丘地を活かして生産される北栄町のらっきょうは、白くきれいな肌とシャキシャキとした食感が特徴です。現在、150名の生産者が59.6ヘクタールで栽培しています。

      今シーズンは、冬場の積雪による葉折れ被害が発生したものの、3月以降は好天に恵まれ生育が旺盛だったこと、そして何より、生産者が適切な栽培管理に努めたことで玉太りの良い大粒のらっきょうに仕上がっているとのことでした。

      また、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止していた「らっきょうの漬け方講習会」を4年振りに開催する予定で、JA鳥取中央らっきょう生産部会の天野英次部会長は「家族みんなで、らっきょうを切って漬けて食べて、楽しんでほしい。」と笑顔で話されました。

      北栄町のらっきょうの出荷は6月中旬頃まで続き、販売金額は6億2千万円を目指すとのことです。


    【関連URL】
    JA鳥取中央ホームページ  らっきょうのPR動画を作成しました!
    https://www.ja-tottorichuou.or.jp/news/1408/


    初夏の香りをお届けします~倉吉特産プリンスメロンの出荷が始まりました~

    撮影場所:鳥取県倉吉市
    撮影日:令和5年5月18日


    熟練の作業。手早く選別していきます


    香り高い倉吉特産プリンスメロン

      令和5年5月18日、プリンスメロンの出荷が始まったJA鳥取中央倉吉メロン共同選果場を訪問しました。

      選果場全体が甘く爽やかな香りに包まれる中、生産者が持ち込んだコンテナいっぱいのプリンスメロンが次々と選果、箱詰めされていました。

      JA鳥取中央倉吉メロン生産部佐々木敬敏部長は「今年は3月の日照時間が対前年比154パーセントで順調に育った。糖度も17度前後と例年通り良い仕上がり。自信を持って販売している。」とにっこり。

      17戸の農家が165アールで生産する倉吉プリンスメロン。減農薬ミルク栽培(※)で、環境にも優しい農業を実践しています。生産者の細やかな日々の作業が実りとなって、いつも変わらない懐かしい初夏の味覚として消費者のもとへ届けられます。

    【関連URL】
    JA鳥取中央ホームページ
    https://www.ja-tottorichuou.or.jp/

    (※)水に溶かした粉ミルクを葉の表面に散布することで、薄い膜が出来、防菌や防虫の効果が期待できる栽培方法。



    旬のアスパラガス  鳥取で出荷盛ん

    撮影場所:鳥取県鳥取市
    撮影日:令和5年5月8日

    選別作業
     選別作業

    長さの調整と重さごとに選別する様子
     長さの調整と重さごとに選別する様子

      JA鳥取いなばの特産品のひとつでもあるアスパラガスが旬を迎え、鳥取市のJA鳥取いなば河原支店に隣接する集荷所では、出荷に向けた選別作業が盛んに行われています。青々と育ったみずみずしいアスパラガスが集荷され、作業員が穂先や傷、曲がり具合などをチェックしサイズごとに選別。主な出荷先は鳥取県内ですが、遠くは関西方面にも出荷されています。

      JA鳥取いなば営農部果実園芸課の小林主任によると「今年は3月~4月の気温が高く天候に恵まれたため、4月末現在では、前年の約1.3倍の収穫量があった。今後は関西方面への販路拡大を検討している。」とのこと。
      アスパラガスは10月中旬まで出荷を予定しています。

    【関連URL】
    JA鳥取いなばホームページ(いなばの特産品)
    https://www.ja-tottoriinaba.jp/product/asparagus/


    4月

    標高900メートル!ゲレンデを利用した夏いちご栽培始まる

    撮影場所:鳥取県若桜町
    撮影日:令和5年4月28日


      ゲレンデを利用した夏いちご栽培


      ゲレンデに並ぶビニールトンネル

      冬には、スキーやスノーボードで賑わう標高900メートルの氷ノ山スキー場。春になると、また違った姿を見ることができます。
      雪が解けたゲレンデでは、澄んだ空気、冷たい雪解けの綺麗な水、高冷地ならではの寒暖差を活かした夏いちご栽培が始まりました。

      ゲレンデにつくられた10アールの畑には、ビニールトンネルがいくつも並び、その中には約3千株の夏いちごの苗が植え付けられています。夏いちごは、一般のいちごと比べ酸味が強く、夏にぴったりの甘酸っぱい味が特徴です。

      植え付けられた苗は、まだまだ小さいですが、高冷地ならではの気候と大自然の恵みを受けながら、7月上旬からの収穫に向け、どんどん大きく生長します。

      収穫時には、また、ゲレンデで実った夏いちごをご紹介しますので、お楽しみに!

    【関連URL】
    若桜観光ストロベリーカンパニー夏苺栽培事業(外部リンク)
    http://hyounosen.co.jp/ichigo/

    これからも美味しい西瓜を届け続けるために~JA鳥取中央大栄西瓜選果場新選果機竣工式~

    撮影場所:鳥取県北栄町
    撮影日:令和5年4月12日


      JA鳥取中央の栗原隆政組合長の挨拶


      新選果機を見学

      令和5年4月12日、北栄町のJA鳥取中央大栄西瓜(だいえいすいか)選果場において「大栄西瓜選果場新選果機竣工式」が執り行われました。

      今回導入した西瓜の新選果機は、令和3年度産地生産基盤パワーアップ事業を活用し整備されました。外観センサーや内部品質センサー、AIビジョンの導入により、選果の精度向上が期待されます。また、製品プールラインやロボットパレタイザーの整備は、作業従事者の負担軽減と作業の効率化、作業安全につながります。

      JA鳥取中央の栗原隆政組合長からは、新選果機導入にあたり関係者の尽力に感謝するとともに、新規就農者の獲得や生産基盤を拡大し、より一層の産地振興に努める旨挨拶があり、来賓代表によるテープカットで竣工を祝いました。

      長い歴史をつなぐ大栄西瓜。地理的表示(GI)保護制度(※)にも登録されています。大栄西瓜組合協議会会長山脇篤志さんによると、生産者は今年も美味しい大栄西瓜を消費者に届けるために日々の管理作業を続けており、5月下旬頃から出荷をスタートする見込みとのことです。

    【関連URL】
    JA鳥取中央ホームページ
    https://www.ja-tottorichuou.or.jp/
    (※)「地理的表示保護制度」は、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度です。