令和7年度
鳥取県拠点が携わった農林水産施策(会議、イベント等)や農山漁村の風景などを紹介しています。
7月
農業の未来を創っていきたい~「水稲未来の会」を開催
- 撮影場所:鳥取県米子市
- 撮影日:令和7年7月23日
昨年、鳥取県西部地区の若手農業者を中心に、農業の未来を創っていくことを目的として、「水稲未来の会」が設立されました。
この日は、第2回目の会合が米子市において開催され、農業者、農業用資材事業者及び行政関係者等47名が参加しました。
現地研修では、炎天の下、「にじのきらめき」の湛水直播(たんすいちょくは)ほ場において、ドローンによる追肥作業の実演が行われ、ドローンはあらかじめ設定された飛行ルートに沿って誤差2~3センチメートルの精度で飛行し、10アール当たり1分30秒ほどで散布作業を行っていました。
座学研修では、農研機構西日本農業研究センターから「にじのきらめき」の品種特性や栽培上の留意点の説明や、農業用資材事業者から追肥やイネカメムシ対策など栽培管理に関する説明があり、参加者は熱心に聴講していました。
中国四国農政局からは、生産部環境・技術課の香川検査技術指導官が、スマート農業技術活用促進法に基づく「生産方式革新実施計画」認定の申請方法等を説明しました。
同会会長の馬田雄大さんは、「暑い中だったが大変有意義な会になった。引き続き関係者が連携し、農業界を活発にしていきたい。」と明るい農業の未来を見据えていました。
鳥取県拠点は、今後も現場での情報収集やコミュニケーションに取り組む中で、意欲ある農業者を応援していきます。

ドローンによる追肥作業

香川検査技術指導官の説明
八頭町のホップ畑で収穫体験会2025が開催されました
- 撮影場所:鳥取県八頭町
- 撮影日:令和7年7月20日
八頭町で大規模農業経営を行う、有限会社田中農場のホップ畑(400株/10アール)で収穫体験会が行われました。
収穫体験会は夏休みの農業体験として行われ、6回目の今年は町内外から約10名の参加がありました。
参加者は代表取締役の田中さんの指導のもと、ホップ(毬花(まりはな))の摘み取りを行いましたが、初めてホップを見た人も多かったようです。
収穫体験会後のバーベキューでは、収穫したばかりのホップを手で割ってビールの入ったグラスにイン。摘みたてホップとクラフトビールで交流を深めました。
田中さんがホップ栽培を始めたのは、取引先の京都の酒造会社から、国産原料でビールを製造するので、ホップ栽培してほしいと要望されたのがきっかけで、今年で6年目となるそうです。
田中さんは、「ホップは東北地方以北が主産地だが、標高550メートルの八頭町姫路地区は、夏でも平地と比べ5~6度低く、冷涼な気候を好むホップに適している。毬花が成熟後、約4日以内に収穫するのが一番良いと言われており、手作業で収穫するため適期が遅れて品質が低下しないよう気を付けたい。また、希少な国産ホップで作った香り高いビールを飲んでほしい」と話されました。
ホップは酒造会社へ出荷された後、10月頃「国産ホップ使用 黄桜 国産原料100%のクラフトビール」となり、酒造会社の直販を中心に販売される予定です。

ホップの収穫風景

収穫間近のホップ

昇降機で5メートルの高さを体験する参加者

黄桜 国産原料100%クラフトビール
子供たちに農業や食を伝える「金魚米」
- 撮影場所:鳥取県智頭町
- 撮影日:令和7年7月10日
智頭町の國岡さんは、無農薬・無肥料・不耕起栽培など自然循環による農法で米や野菜を栽培されています。
その一環で、國岡さんの幼少期に自宅前でコイ農法が行われていたことに習い、10年前から「金魚米」の栽培に取り組まれており、苗の定植後に子供たちと500匹の金魚を放流しています。
國岡さんは、「金魚が生育できる水田は、農薬が使用されていない、環境保全のシンボル。何より、かわいい金魚がいることで、田植えや収穫だけの体験よりも子供たちの反応がよく、農業や食に興味を持ってもらえている。」と話されました。
今年も地域の親子が参加し、6月に田植えと金魚の放流が行われており、9月には収穫体験を行う予定とのことです。収穫時の子供たちの笑顔が楽しみですね。

金魚が放流された水田

気持ちよさそうに泳ぐ金魚たち

水田を見守る子供たち

金魚米
ぶどうの収穫まで手入れは続きます
- 撮影場所:鳥取県北栄町
- 撮影日:令和7年7月9日
県中部の砂丘地は、水はけが良く、昼夜の温度差が大きいため、ぶどう栽培に適しており、デラウエア、巨峰、ピオーネ、シャインマスカットを中心に、色々な品種が栽培されています。
7月7日からデラウエアの出荷が始まり、今年は例年以上に平均糖度が高いとのことです。7月下旬からは巨峰・ピオーネ、8月下旬から9月上旬にはシャインマスカットの出荷が予定されており、JA鳥取中央では、214トンの販売計画を立てています。
この日は、北条砂丘地にある生産者のハウス(25アール)を訪ねました。生産者の方は猛暑の中でも、収穫前のぶどうの手入れに余念がありません。
「今年は夜間の温度が高く、昼夜の温度差も少ないため、巨峰の色づきが進まない」と心配は尽きませんが、丹精込めて育てたぶどうの収穫を心待ちにされていました。

巨峰

シャインマスカット

コトピー

手入れ中の生産者
- 【巨峰】黒ぶどうの定番品種で、歯ざわりの良い食感と芳醇な香りが特徴
- 【シャインマスカット】濃厚な甘みと、種がなく皮ごと食べられる手軽さで大人気
- 【コトピー】甲斐乙女にシャインマスカットを交配してできた品種で、美しい鮮紅色になります
ミニトマトの出荷が最盛期を迎えました
- 撮影場所:鳥取県琴浦町
- 撮影日:令和7年7月9日
県内で唯一のミニトマト共同選果施設、「JA鳥取中央ミニトマト選果場(琴浦町)」では、現在、半促成栽培ミニトマトの出荷が最盛期を迎えています。ピーク時には、週に5日間稼働し、1日あたり約3トンの出荷を行っています。
琴浦ミニトマト生産部には、最大産地の琴浦町のほか、近隣の市町の農家も加入しており、農家数55戸、作付面積6.3ヘクタールとなっています。
近年は夏の猛暑の影響で品質低下や収量減少が起こりやすく、農家は、ハウスに寒冷紗や遮光剤などで日除け対策を講じて生産しています。
前日の夕方に各農家から持ち込まれたミニトマトは、ベテランの作業員6名がキズの有無など外観を確認した後、Sから2Lのサイズにふるい分けしてパックに詰め、段ボール箱で梱包して、県内のほか山陽・関西の市場に出荷されます。
今シーズンの出荷は265トンを計画しており、5月末から始まり、抑制栽培を含め12月まで続きます。
色鮮やかで粒ぞろいのミニトマトをご堪能ください。

農家から持ち込まれたミニトマト

選果作業

パック詰め

梱包し出荷へ
6月
公立鳥取環境大学環境学部3年生に農林水産省の組織と政策を説明
- 撮影場所:鳥取県鳥取市
- 撮影日:令和7年6月25日
令和7年6月25日、公立鳥取環境大学環境学部の3年生約50名に、農林水産省の組織、食料・農業・農村基本法の改正のポイント、新たな食料・農業・農村基本計画、みどりの食料システム戦略などについて説明しました。また、ニッポンフードシフトの動画も見てもらいました。
受講後のアンケートでは、「日本の食文化が不安定な環境下で危機的状況に陥っていることを理解し、農業従事者だけでなく、私たち消費者も農林水産業の転換期を生きる一員として行動していく必要があると思いました」、「農村の多面的機能と日本の食料自給率について知ることができ、食に対する興味が増えました」などのコメントがあり、学生の関心と理解が深まったと思います。
講義を受けた学生が、将来、農林水産省で働くことを選択肢の一つとして考えてくれればと期待します。

説明する西地方参事官

講義の様子
小学生の梨の袋かけ体験学習
- 撮影場所:鳥取県大山町
- 撮影日:令和7年6月12日
令和7年6月12日、大山町の梨園において中山小学校の3年生28名が梨の袋かけ体験学習を行いました。
この取組は、地域の未来を担う子供たちが、「農業・農村地域の大切さ」、「環境の大切さ」、「食・命の大切さ」について理解を深め、豊かな感性と深い見識を持つことを目指し、JA鳥取西部が地域の学校と連携して毎年行っているものです。
児童は、普及所職員や大山町で梨を栽培している大山果実部員に教わりながら、メッセージを手書きした大袋を二十世紀梨に被せていきました。
児童からは、「梨づくりの難しいところは何ですか」とか「全国と鳥取県の梨の生産量はどのくらいですか」など多くの質問が出され、大変有意義な体験学習会となりました。
今回袋かけをした梨は、9月ごろに児童が収穫する予定です。

学習風景

二十世紀梨の大袋かけ

甘くておいしい梨になってほしいとのメッセージ
花しょうぶとすいれんが見頃を迎えています
- 撮影場所:鳥取県湯梨浜町
- 撮影日:令和7年6月11日
鳥取県湯梨浜町の東郷湖羽合臨海公園内のあやめ池公園では、花しょうぶとすいれんが見頃を迎えています。
あやめ池公園といえば花しょうぶが有名で、毎年6月は多くの人が訪れます。
花しょうぶは、花色や花形が様々あり、約100品種・30,000本の花があやめ池を彩ります。
すいれんは、4品種400株の花があやめ池一面に色鮮やかに咲いていました。
花しょうぶは6月下旬まで、すいれんは9月まで楽しめます。

花しょうぶを見ながら公園を散策

まさにしょうぶ色の花しょうぶ

あやめ池の水面に浮かぶすいれん

涼やかなすいれんに心が潤います
- 東郷湖羽合臨海公園公式ホームページ 花ごよみ
https://www.togo-rinkai.com/%E8%8A%B1%E3%81%94%E3%82%88%E3%81%BF/(外部リンク)
5月
女性が運営する地元の食材にこだわった農産物加工施設
- 撮影場所:鳥取県鳥取市
- 撮影日:令和7年5月30日
令和7年5月30日に、JA鳥取いなば農産物加工施設「野菜畑のシンデレラ」を取材しました。
当施設は平成19年にオープンし、当時はJA女性部の加工食品製造グループ(鳥取市の農家)が運営していましたが、高齢等の理由で多くの方が引退され、現在は非農家の方も加わり、9名の女性が、地元農産物などを使った加工品の製造・販売を行うとともに、農家レストラン「いなば茶屋」を運営しています。
加工品は、味噌、もち、塩糀(しおこうじ)、らっきょうの酢漬け、ジャム、焼肉のたれなどを、JAの直売施設等で販売するほか、学校給食にも提供しています。
特に、塩糀は、粒がほんのり残っている昔ながらの商品で、塩味とつぶつぶ食感が肉や魚、野菜の持ち味を引き出していると評判です。
学校給食会等からは、「こうじ」を知らない子供たちの学びに活用したいとの話もあり、学校教育にも一役買っているようです。
「いなば茶屋」では、農家から特別栽培米コシヒカリ、JA直売所等から新鮮な食材を仕入れ、7種類の日替わり定食をお得な値段で提供し、利用客からは、ボリュームがあってご飯がおいしいと好評です。
店長は、『米価など農産物や調味料等が高騰しているが、「安くて助かるよ」「また来るから」と声を掛けてくれる会社員や高齢者のことを思うと、原材料などを工夫しながら、今の価格が維持できるよう頑張りたい』と話されました。

いなば茶屋とメニュー

女性スタッフの皆様

塩糀(しおこうじ・左)とらっきょうの酢漬け(右)
今年もらっきょうの出荷が始まりました!
- 撮影場所:鳥取県鳥取市
- 撮影日:令和7年5月26日
令和7年5月26日、鳥取県特産の「鳥取砂丘らっきょう」の初荷出発式が、今年も鳥取市福部町で行われました。
鳥取砂丘らっきょうは、地域ならではの農産物を知的財産として保護する「地理的表示保護制度(GI)」に登録されており、今年、登録から10年を迎えました。
今年産は、植付け時の猛暑や9月の干ばつ、また、年明けから2月にかけて積雪の影響を受けたため、生育が10日ほど遅れましたが、出荷を1週間遅らせたことで平年並みのらっきょうに仕上がっているとのことです。
福部らっきょう生産組合長会の香川会長は「10か月間、手塩にかけて育てた。今年も例年どおり、白く、シャキシャキしたらっきょうに仕上がった。多くの人に楽しんでもらいたい」と話されていました。
今年の出荷量は1400トン、販売額は8.8億円を見込んでいます。

初荷出発式の様子

出荷作業前のらっきょう
- らっきょう JA鳥取いなば
https://www.ja-tottoriinaba.jp/product/rakkyo/(外部リンク) - 砂丘らっきょうが「地理的表示保護制度」に登録されました!! JA鳥取いなば
https://www.ja-tottoriinaba.jp/product/rakkyo/gi-rakkyo/(外部リンク)
今年も農業用ドローンによる水稲湛水直播の実証試験が行われました
- 撮影場所:鳥取県鳥取市
- 撮影日:令和7年5月20日
令和7年5月20日、快晴の下、鳥取市で水稲栽培を行う(株)One Seed Farmのほ場に、関係者約10名が参集し、鳥取県農業試験場による水稲湛水直播の実証試験が行われました。
実証試験は3年計画の2年目で、昨年と同じ4枚のほ場(約20a/枚)で、鉄コーティングとリゾケアXL(※)で処理された「きぬむすめ」種子を、農業用ドローン(散播)と専用田植機(条播)では種し、生育比較等の検証が行われます。
当日は天候が良く、ドローンは風の影響を受けることもなかったため、One Seed Farmの社員による直播作業は、農薬散布を合わせても、1ほ場当たり15分程度で終了しました。(慣行栽培は約50分)
昨年は、鉄コーティングとリゾケアXLを比べた場合、発芽率、根の定着など、リゾケアXLが少し良い結果でした。
また、直播栽培は慣行栽培と比べると、収量が少し減少しますが、資材コストの低減や、春作業等ピーク時の労働時間の低減など、メリットは大きいようです。
農業試験場の担当者は、今年の実証試験では、昨年の実証試験から見えた課題を解消し、成果につなげたいと話されました。
リゾケアXLとは、酸素供給剤と殺虫・殺菌の有効成分を合わせてコーティングした種子。

農業用ドローンで湛水直播を行っている様子

種子の播き具合を確認する担当者

鉄コーティングされた種子

リゾケアXLの種子をドローンタンクに投入
- 水稲湛水直播の動画はこちら。
「楽田遊日」人と地域を豊かに~いちごとバラの観光農園がオープンしました!!!~
- 撮影場所:鳥取県大山町
- 撮影日:令和7年5月20日
鳥取県大山町にいちごとバラの観光農園「楽田(らくだ)農園」が、3月1日にオープンしました。
境港市の水産加工を行っている有限会社松本商店の女性4名が、3年間を費やし試行錯誤しながら立ち上げました。
いちご狩りは5月下旬までですが、鳥取県オリジナル品種「とっておき」と「章姫」「紅ほっぺ」「すず」の4品種が45分食べ放題です。たわわに実るいちごからはいい香りがして、美味しさ間違いなしです。
蟹ガラや廃材竹などに菌を入れたこだわりの土づくりを行い、できる限りの減農薬で鳥取県特別栽培農産物認証を取得。県認証マークを貼り付けしたいちごを直売所等でも販売しています。
バラ園は5月にオープンし、鑑賞だけでなく全国的にも珍しいバラ摘み体験もできます。強香種だけを選出した「大山ROSE」園では、バラの良い香りが辺り一面に漂います。
そして、バラは全くの無農薬!花びらに付いた虫を手で取る毎日。でも、農業はやりがいがあり、今後も商品開発等、新しいことをどんどんしたい!!と女性スタッフたちは楽しそうに語ります。
自ら作った造語「楽田遊日(らくでんゆうじつ)」のごとく、楽しく、遊ぶように農業をしながら日々を過ごす「楽田農園物語」がどんな物語になるのか、楽しみです!

上品な甘みと程よい酸味のいちご「とっておき」

5月下旬までいちご狩りが楽しめます。

色とりどりのバラたち。幸せな気持ちになります。

香り漂う強香種。いい香り
- 楽田農園ホームページ
https://lakudafarm.com/(外部リンク)
4月
道の駅ほうじょう グランドオープン
- 撮影場所:鳥取県北栄町
- 撮影日:令和7年4月25日
令和7年4月25日(金曜日)、北栄町の「道の駅ほうじょう」がグランドオープンしました。
北栄町をはじめ県内全域の自慢の特産品をとりそろえており、初日から多くの人でにぎわいました。様々な特産品がある北栄町ですが、中でもねばりの強い長芋「ねばりっこ」に着目し、「のびる!ねばりっこチーズカレーパン」など、ねばりっこを使ったユニークなメニューをレストランエリアで提供します。
当施設は、湯梨浜町と琴浦町を結ぶ山陰自動車道の北条道路の開通を見越し、老朽化の進んでいた道の駅北条公園を再整備したもので、鳥取県内の道の駅では約10年ぶりとなる新規開業です。整備に当たっては、農林水産省の農山漁村振興交付金 農山漁村発イノベーション整備事業(定住促進・交流対策型)も活用されました。
木の温かみを感じる駅舎は、北栄町を含む鳥取県中部1市4町から出材した森林認証材が使われた環境に配慮した建築となっており、鳥取県内で初めてSGEC(一般社団法人緑の循環認証会議)の認証を受けています。さらに、防災倉庫も併設しており、広域防災拠点としての機能も備えています。
北栄町をはじめ鳥取県内の特産品の新たな発信拠点となるだけでなく、観光や地域交流の場として期待が高まります。ぜひ一度足を運んでみてください。

テープカットの様子

店内の様子

農産物売場
【関連URL】
- 道の駅ほうじょうホームページ
https://www.michinoeki-hojo.com/(外部リンク)
「見える化」に取り組んだトマトが初出荷となりました~大原(おはら)トマト
- 撮影場所:鳥取県倉吉市
- 撮影日:令和7年4月24日
令和7年4月24日、倉吉市大原地区多目的センターで、特産品の「大原(おはら)トマト」の初出荷式が行われました。
無加温栽培で生産される大原トマトは、地域の慣行栽培より温室効果ガス排出量が低く、環境に配慮した生産方法で栽培されています。昨年から農産物の環境負荷低減の「見える化」に取り組んでいます。出荷式では牧野文徳組合長から「昨年度、農林水産省の「見える化」に取り組みました。取り組むに当たって、ご協力いただいた関係者の皆さんに感謝したい。」と挨拶がありました。
今シーズンは12月の定植後、1月~3月まで低温・降雪があったため、例年より2週間ほど生育が遅れましたが、寒暖差の影響を受けたことで甘みのあるトマトに仕上がっています。
令和7年は90トンの出荷、5,490万円の販売金額を目標としています。

大原トマト生産者の皆様

「みえるらべる」が貼られた大原トマト
【関連URL】
- JA鳥取中央ホームページ
https://www.ja-tottorichuou.or.jp/tokusan_breed/%e5%a4%a7%e5%8e%9f%e3%83%88%e3%83%9e%e3%83%88/(外部リンク)
スマート農業で未来を切り拓く若手農業者~ドローンでの直播・施肥作業~
- 撮影場所:鳥取県大山町
- 撮影日:令和7年4月23日
令和7年4月23日、鳥取県大山町の馬田雄大(まだたけひろ)さん所有の水田にて、ドローンでの直播・施肥作業を見学し、その後意見交換を行いました。
馬田さんは鳥取県立農業大学校卒業後、親元就農し3年目となります。
令和7年4月1日に合同会社Miraifarmを設立し、多くの圃場で主食用米の作付け、作業受託を行っており、作業は全てスマート機器で行っています。
馬田さんは「農業者以外の方にも農業を知ってもらい、スマート機器で誰でも安全で楽にできるということを発信していきたい」と語ります。
農業の生産性向上のため、スマート農業技術活用促進法が令和6年10月1日に施行されました。
中国四国農政局鳥取県拠点としても、スマート農業や新規就農者の拡大に向け、周知活動を行うとともに、これからも馬田さんを応援していきます。

直播作業中のドローン

9分でバッテリー充電ができる超急速発電機

直播後の圃場

意見交換後にパチリ!いい笑顔です
梨の花が満開です!!!~天然記念物の二十世紀梨「親木」への授粉作業~
- 撮影場所:鳥取県鳥取市
- 撮影日:令和7年4月16日
鳥取県鳥取市の「森林公園とっとり出合いの森」には、明治37年に千葉県から持ち込まれた二十世紀梨の10本のうち3本が「二十世紀梨の親木」として保存されており、県の天然記念物に指定されています。
鳥取県の二十世紀梨は、この「親木」を母として多くの苗木がつくられました。
当日は「親木」を管理する倉吉市の「鳥取二十世紀梨記念館(なしっこ館)」の職員が、花一つ一つに受粉作業を行っていました。受粉作業とは、実をならせたい花のめしべに、違う品種の花粉を筆でつける作業のことです。
今年は気温が低い日が多く、例年に比べ満開日が3日~4日程度遅れましたが、見事な花がたくさん咲いていました。今後は、結実した後、摘果、袋掛け作業が行われ、9月中旬に収穫されます。
昨年はカメムシが多く、一昨年は黒星病が多く発生したとか。今年は何事もなく美味しい大きな梨ができますように!!!

樹齢122年の「親木」

長十郎梨の受粉をつけます。

上から見た梨の花

4月16日から満開です
【関連URL】
- 「森林公園とっとり出合いの森」森林公園 とっとり出合いの森
https://www.deainomori.jp/(外部リンク) - 「鳥取二十世紀梨記念館」エースパックなしっこ館(鳥取二十世紀梨記念館)
https://1174.sanin.jp/(外部リンク)
お問合せ先
中国四国農政局鳥取県拠点
ダイヤルイン:0857-22-3131