函館市立赤川小学校で「ジュニア農林水産白書」を用いて出前授業を行いました。
函館地域拠点は、函館市立赤川小学校の5・6年生(27名)を対象に、「「ジュニア農林水産白書」で知る!食料供給の「今」と食料を供給する農業と環境の関わり」と題して出前授業を行いました。
授業では、「ジュニア農林水産白書2024年版」を教材として配布し、当所職員から食料事情(前日提供された給食の食材の産地、食料自給率(カロリーベース)、地球温暖化による異常気象の影響、家畜伝染病の影響など)、環境(農林水産分野の温室効果ガスの排出要因や削減の取組、環境に負荷をかけない取組)、食品ロス削減(消費者としてできること)などのテーマごとに説明しました。また、授業の中ではクイズを出題し、児童が考えたり相談しあう時間を設けるなど、児童参加型の内容で実施しました。
児童からは、「学校給食で残った食材や料理はどこへいくのか」との質問や、食品ロス削減に向け、「出された食事は残さず食べる」、「コンビニなどで販売されている食品は手前取りをする」、「自分が食べきれる量を購入したり注文する」などの発表がありました。また、「北海道でも発生した「鳥インフルエンザ」について理解することができた」といった意見が出されました。
農林水産省は、令和3年5月に策定した「みどりの食料システム戦略」で、食料・農林水産業の生産性向上と持続性の両立に向けた2050年までの長期的な目標を掲げています。将来を担う児童にとって本日の授業が、「持続可能な農林水産業にするためには、自分たちに何ができるか?」などを考えるきっかけになることを期待します。
撮影データ
◯撮影年月日:令和6年11月19日 (火曜日)
◯撮影場所:函館市立赤川小学校(函館市)

函館地域拠点職員による説明

前日提供された給食の食材について産地を説明

鳥インフルエンザなどの家畜伝染病について説明

熱心に説明を聞く児童たち(ア)

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