北斗市の新規就農者と意見交換を行いました。
函館地域拠点は、異業種(バー経営・酒類販売業)から就農し、醸造用ぶどうを生産する行天友紀(ぎょうてん ともき)氏を訪問し、意見交換を行いました。
行天氏は東京でバーを経営していましたが、コロナ禍で店舗営業ができない時間を活用し、ぶどう栽培、ワイン醸造について学ぶことを決めました。長野県のワインアカデミーに1年間通い、その後、岩見沢市のワイナリーと醸造用ぶどう農家、函館市のワイナリーで1年以上の経験を積んで、令和5年6月に北斗市で醸造用ぶどうの栽培を開始しました。
現在はピノ・ノワールやソーヴィニヨン・ブランなど複数の品種を約1.3haの規模で栽培し、北海道の冷涼な気候を活かした高品質な醸造用ぶどうの生産に取り組んでいます。畑の木は樹齢2年以下で、本格的な収穫までにはあと2~3年かかるため、「今は期待より不安の方が大きい」と率直な思いも明かされました。
意見交換の中では、「今後は委託醸造でのワイン生産に取り組み、将来的にはワイナリー設立を目指したい」と語り、これから就農を目指す方へ向けて、「資材や設備は高騰しており、自己資金や副収入の確保が必要」と話していました。
撮影データ
◯撮影年月日:令和7年11月25日(火曜日)
◯撮影場所:北斗市

行天氏

意見交換の様子
(左:行天氏、右:農政事務所職員)

選定作業の様子




