このページの本文へ移動

北海道農政事務所

メニュー

別海高校で「みどりの食料システム戦略」をテーマに出前授業

北海道農政事務所釧路地域拠点では、農林水産省が令和3年5月に策定した「みどりの食料システム戦略」について、北海道別海高等学校の酪農経営科の生徒11名教員3名を対象に「みどりの食料システム戦略の実現に向けて」と題した出前授業を実施しました。
授業では、まず「みどりの食料システム戦略」動画を視聴した後、拠点職員より、根釧管内で発生した豪雨災害の事例や、生徒が日常生活の中で取り組める食品ロス削減の工夫などを交えながら、戦略の概要について説明しました。

続いて、生徒が戦略の目標達成に向けて何ができるかを考える機会として、THE SDGsアクションゲーム「X(クロス)」(外部リンク)を活用したグループワークを行いました。グループワークでは、AIやドローンなどの先端技術、シェアサービスやリサイクルなどといった社会的サービスが記載された「リソースカード」を用いて、「農業の担い手不足」や「家畜排せつ物の臭気問題」などの課題解決に向け、具体的でワクワクするようなアイデアを検討しました。各グループがまとめた提案を発表し、学生ならではの視点を生かしたユニークで創造的な発想がたくさん発表されました。

生徒からは、「カードゲームで、とても楽しくみどりの食料システム戦略について学べた。」、「みどりの食料システム戦略について学んだことを、これから農業クラブの活動に活かしていきたい。」という感想が寄せられました。また、「将来酪農を継ぐことを目標としている。後継者が少なく離農する人が多くなっているので、少しでも減らせるように頑張っていきたい。」といった将来に向けた意欲的な声も聞かれました。

*金沢工業大学の学生プロジェクト「SDGs Global Youth Innovators」が、楽しみながらSDGsについて考え、アイデアを創出し、一人ひとりのアクションにつなげられたら、という想いから2018年に開発したカードゲーム。


撮影データ

◯撮影年月日:令和7年11月13日(木曜日)
◯撮影場所:北海道別海高等高校(別海町)



会場全景

地方参事官が挨拶

みどりの食料システム戦略について説明

ゲームについて説明

生徒、教員、職員も交えてグループワーク

解決策を熟考

話し合いながらアイデアを創出

解決すると拍手でアイデアを讃えます

実践的な解決策を班内で発表

画期的なアイデアを発表

学生ならではのアイデア

プレゼン力も問われます

ベストグループは前へ出て発表

発表を聞く生徒

▶アンケート結果(抜粋)


みどりの食料システム戦略を内容を
知っている人は57%

みどりの食料システム戦略を
理解できた人は64%、
ほぼ理解できた人は21%

気になっているのは「担い手不足」、
「食品ロス削減」、「農業者の高齢化」
が上位(複数回答可)

気になったキーワードは、「調達、生産、加工・流通、消費」、「食品ロス削減」
が上位(複数回答可)

お問合せ先

北海道農政事務所 釧路地域拠点
〒085-0017  釧路市幸町10丁目3番地 釧路地方合同庁舎
☎:0154-23-4401
お問合せ入力フォーム