元自衛官が地域との共生を目指しながら放牧豚経営にチャレンジ!
釧路市阿寒町で放牧豚経営に挑戦しているモリマサ商店の初出荷が、令和4年秋から始まりました。代表である盛政啓一朗さんは、「子どもたちに体に良い食材を食べさせたい」との思いから、29年間務めた自衛隊を退職し、約1年かけて多くの農場や牧場で研修した中で、遊学舎秦牧場(十勝管内幕別町)の「動物と自然に暮らす」という考え方に共感し、秦牧場での1か月の研修期間を経て、令和3年10月から、釧路市阿寒町で放牧豚経営を開始しました。
放牧している豚は自然の中でのびのびと育っています。豚のエサは、地域の方から提供された廃棄予定の麺やおから、昆布等をブレンドして給餌し、ゆっくりと1年以上かけて肥育して出荷をしています。現在では、出荷した豚肉は東京や札幌のレストラン等で広く取り扱われ、高い評価を得ています。
代表の盛政さんは「この取組を多くの方に知ってもらうことが大きな一歩につながる。これからは、豚の副産物(内臓・骨・皮)を利用した製品の開発をしたい。また、放牧豚の良さを伝えるために、子供向けのワークショップやふれあい体験イベントを開催し、地域とのつながりを大切にしたい」と大きな夢を語っていました。
モリマサ商店HP https://www.morimasa-store.com/(外部リンク)
撮影データ
◯撮影年月日:令和5年2月1日(水曜日)◯撮影場所:モリマサ商店(釧路市阿寒町)

盛政啓一朗さん
寒い冬は団子状に
くるまっている豚
(バークシャー種)
夏に放牧中の豚
(ケンボロー種)※
骨や内臓は
ペットフードに加工※
牧場見学も
受け入れています※
お問合せ先
北海道農政事務所 釧路地域拠点
〒085-0017 釧路市幸町10丁目3番地 釧路地方合同庁舎
☎:0154-23-4401:お問合せ入力フォーム