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北海道農政事務所

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JA木野の試験ほ場でブロッコリー選別自動収穫機の公開実証試験を取材しました。

   令和7年7月2日、帯広地域拠点は、JA木野の試験ほ場で行われた、ブロッコリー選別自動収穫機(以下「収穫機」という。)の公開実証試験について取材を行いました。
   この実証試験は、AI(人工知能)により出荷に適した大きさのブロッコリーを計測、選別して、切断・収穫・回収までを自動で行う収穫機の開発及び供給を行うことにより、生産現場における一連の作業の省力化や労働時間の削減による生産性の向上を目標としています。(令和7年5月、農林水産省の「スマート農業技術活用促進法に基づく開発供給実施計画」に認定(注1))
   始めに、収穫機の開発を行っているプロダクトソリューションエンジニアリング株式会社の廣畠健一社長から、「この収穫機の最大の特徴は、ブロッコリーの花蕾(からい)の大きさをAIで測定し、あらかじめ指定したサイズを満たすものを選別して自動収穫することで、青果市場向けのサイズに合うものだけを畑から収穫することが可能となっていることである。また、実験結果によると1分間で40株ほどの収穫が見込めることから、手作業の数倍以上のスピードで収穫することができ、大幅な効率化が図られる。」と説明がありました。
   なお、この実証は、「令和6年度補正予算スマート農業技術の開発・供給に関する事業」の採択課題として、委託を受けて研究開発を実施しています。(注2)
   その後、収穫機開発者による自動収穫の様子を視察しました。

リンク先  
(注1) 開発供給実施計画の認定状況について:農林水産省
(注2) 生物系特定産業技術研究支援センター:プレスリリース | 農研機構

 


撮影データ

◯撮影年月日:令和7年7月2日(水曜日)
◯撮影場所:音更町(JA木野試験ほ場)


ブロッコリー選別自動収穫機について説明する廣畠社長

ブロッコリー選別自動収穫機について説明する廣畠社長

収穫するサイズ等の条件を機械に入力

収穫するサイズ等の条件を機械に入力

自動収穫されたブロッコリーがコンベアでコンテナへと運ばれる

自動収穫されたブロッコリーがコンベアでコンテナへと運ばれる

サイズを選別して収穫されたほ場

サイズを選別して収穫されたほ場

収穫作業の視察状況

収穫作業の視察状況

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