「らんこし米」生産者の佐々木和弘さんから農村振興への思いを伺いました。
【 次世代に紡ぐ美しい蘭越町へ、栄冠者佐々木さんが思いを語る 】
よく「どうしたらそんなに美味しいお米を作れるのですか」と聞かれますが、特別なことはしていません。先代である父から教わったことを守りながら、毎日、田んぼと向き合っているだけです。
私は蘭越町で米づくりを営む5代目の農家です。もともとは畑作農家でしたが、3代目がこの地で豊かな湧水を見つけたことをきっかけに水田へと転換しました。蘭越町には清らかな水、四季折々に表情を変える田園風景、そして羊蹄山を望む雄大な自然があります。この美しい地域資源こそが、「らんこし米」の美味しさを支える財産だと思っています。
私が26歳の時、父の体調不良をきっかけに故郷へ戻り、父とともに農業に携わるようになりました。2021年に父が亡くなり途方に暮れましたが、「父の残した田んぼを守りたい」という思いが、私を支えてくれました。
雪深い蘭越町の米づくりは、春先の融雪作業から始まります。育苗においては、温室の中で甘やかすのではなく、あえて外気にさらすことで健やかな苗に生長します。米づくりは自然と向き合い、自然とともに育てることが大切だと思っています。
また、私の仕事はお米を作るだけでなく、蘭越町の魅力を伝えていくことも使命であると考えています。支援者の勧めで始めた「田んぼシェアオーナー制度」* では、多くの方に田植えや稲刈りを体験していただき、蘭越町の自然や農業の魅力に触れてもらっています。こうした交流によって、蘭越町のファンが増えていくことが、地域の活性化や所得向上にもつながると信じています。
現在、息子が休日に農作業を手伝ってくれています。いつかこの田んぼを継いでくれたら嬉しいです。
これからも美味しい「らんこし米」を作り続けることで、私たちが先人から紡がれた美しい蘭越町を、次世代の子どもたちへと継承していくことで、全国の皆さんに蘭越町の魅力を知っていただけるよう、挑戦を続けていきます。
撮影データ
◯撮影年月日:令和8年7月2日(木曜日)
◯撮影場所:蘭越町
*「田んぼシェアオーナー制度」 とは、参加者がオーナーとして区画ごとに契約を結び、収穫期に各区画の面積に応じて収穫される米を受け取ることができる制度です。籾まき、田植え、ドローン防除、稲刈りなどの農作業体験や交流イベントも開催しています。
~ 佐々木 和弘 さんのご紹介 ~
北海道蘭越町にて水稲を栽培する農家です。「米-1グランプリ㏌らんこし」において、過去14回の開催で2度のグランプリと準グランプリ1度を受賞されています。さらに、「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテストin山形県庄内町」で優秀賞を2回受賞したほか、「八代目儀兵衛お米番付」など数多くのコンクールで高い評価を得ています。

【美しい水田をバックにお話を伺いました】
【生産から乾燥・精米・販売まで全て手がけています】
【古いトラクターですが、修理をしながら大切に使っています】
【ビニールハウスで育苗をしています(ご本人提供)】
【次世代に残したい、美しい水田風景(ご本人提供)】
【ドローン防除も取り入れ省力化(ご本人提供)】
【黄金色に美しく輝く稲穂は収穫間近です(ご本人提供)】
【育苗土は一年かけて作ります】
【育苗土の土は所有する農地や山から採取しています】
お問合せ先
北海道農政事務所 札幌地域拠点
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