農業農村整備事業の現場を見学しました。
札幌地域拠点は、農業農村整備事業についての理解を深め、スマート農業技術の導入を促進するため、若手職員を中心に、国土交通省北海道開発局札幌開発建設部札幌南農業事務所(北広島市)を訪問し、農業農村整備事業の概要や同事業の一環である「国営農地再編整備事業」により整備された南長沼地区について詳しくご説明いただいた後、現地のほ場を見学しました。
見学したほ場は、かつては小区画かつ不整形なうえ排水不良の課題を抱えており、経営するほ場も分散していたため、共同作業による大型機械の導入に支障が生じていました。しかし、同事業により区画整備と地目変更を一体的に行うことで、農地の大区画化と排水条件の改善が実現されました。その結果、農業機械による作業効率が大幅に向上し、農作業時間の削減につながっています。さらに、田植えや水管理にかかる時間も短縮されたことで、余剰時間を活用してブロッコリーなどの高収益作物の栽培が可能となり、経営の多角化にも寄与しています。
見学後は再び事務所に戻り、同事業に関する質疑応答を行いました。その後、札幌地域拠点からは「スマート農業技術活用促進法」などに関する情報提供のあと、意見交換を行ない理解を深めました。
撮影データ
◯撮影年月日:令和7年10月6日(月曜日)◯撮影場所:北広島市、長沼町
【農業農村整備事業についての説明】
【基盤整備を行ったほ場】
【暗渠排水と地上かんがいを管理する集中管理孔】
【集中管理孔につながる用水路流入口】
【排水穴の開閉により地下かんがいの水位を調整する水位調整型水こう】
【スマート農業技術活用促進法についての説明】お問合せ先
北海道農政事務所 札幌地域拠点
〒064-8518 札幌市中央区南22条西6丁目2-22エムズ南22条ビル
☎:011-330-8821
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