事業所トピックス(令和4年)
令和4年
- 11月18日 天竜川下流用水協議会の現地視察研修会に対応しました
- 11月18日 茨城県稲敷土地改良事務所等の現地研修会に対応しました
- 11月16日 農村工学中堅技術研修の研修生が来所しました
- 11月12日~13日 佐倉・産業大博覧会2022に参加しました!
- 10月26日 国際科学諮問委員会に印旛沼二期地区の循環かんがいを紹介しました
- 9月 埜原機場の建屋が完成しました
- 8月28日、30日 印旛沼クリーン大作戦2022に参加しました!
- 6月26日 ナガエツルノゲイトウ除去練習会に参加しました!
- 6月21日 工事で使用するダクタイル鋳鉄管の工場検査に行きました
- 6月16日 国家公務員を目指す学生さん達が現場を見学されました。
- 6月6日 東京大学農学生命科学研究科の学生さん達が白山甚兵衛機場を視察されました。
- 4月12日 関東農政局長による現地視察、地元の農家さんと意見交換されました。
- 4月8日 「ニキくんの空の旅」をYouTubeで公開しました!
11月18日 天竜川下流用水協議会の現地視察研修会に対応しました
11月18日、天竜川下流用水協議会が現地視察研修会を開催し、当地区の宗吾西機場を視察されました。
当事業所からは事業概要や循環かんがいの仕組みを説明し、その後の質疑応答では、循環かんがいにより反復利用される具体的な水量や、吐出し水槽の点検頻度などの質問がありました。
その後、機場内のポンプ室や吐出し水槽を見学され、機場や吐出し水槽の構造だけでなく、周辺地域で営まれる農業の特徴についても説明しました。
<天竜川下流地区では、老朽化した揚水機場の更新を予定しており、機場の統合や吐出し水槽の規模、運用の実態を確認することができて「非常に参考になった」というコメントをいただきました。

吐水槽に登った際の様子

ポンプ室視察の様子
11月18日 茨城県稲敷土地改良事務所等の現地研修会に対応しました
11月18日、茨城県県南農林事務所の稲敷土地改良事務所が現地研修会を開催し、稲敷土地改良事務所、稲敷市農政課、新利根川土地改良区が当地区の宗吾西機場を視察されました。
当事業所から事業概要や循環かんがいの仕組みの説明、機場のポンプ室や操作室の案内等を行ったところ、研修生から「ポンプの操作は遠隔でできるのか?」「吐出し水槽はどのくらいの頻度で掃除をするのか?」などの質問が出ていました。
その後、高さ27.8mの吐出し水槽に登り、印旛沼や周辺の広大な水田地帯を眺めました。

当事業の概要を説明している様子

吐水槽に登った際の様子
11月16日 農村工学中堅技術研修の研修生が来所しました
11月16日、農研機構農村工学研究部門が主催する「農村工学中堅技術研修」の一環として、現地研修を当事業所で行いました。
研修は「農村工学に関する幅広い技術、知識を習得し、農業農村整備事業に携わる中堅職員としての資質の向上を図る」ことを目的とし、国だけでなく、全国の県、土地改良事業団体連合会から農業農村整備事業の最前線で活躍する中堅技術者の皆さんが研修生として参加していました。
現地研修では、大区画ほ場整備地区や宗吾西機場、パイプラインの工事現場を案内しました。
印旛沼二期事業の概要や吐水槽の構造等に関して、技術者の皆さんの目線を通したハイレベルな質疑が活発に行われました。

大区画ほ場整備地区見学の様子

事業概要を説明
11月12日~13日 佐倉・産業大博覧会2022に参加しました!
11月12日と13日、佐倉市内にある草ぶえの丘で開催された佐倉・産業大博覧会2022において、当事業所も地域用水対策協議会と共にブースを出店し、印旛沼二期事業のPR等を行いました。
このイベントは市内の産業経済団体、農業団体、福祉団体による商品・特産物・技術・サービスを「見る」「買う」「体験する」等で楽しむことを目的に佐倉市が主催したものです。本イベントには市内だけではなく県内外からも多くの人が訪れ、主催者発表で合計7,316人が来場しました。
当事業所では、本事業の目的である老朽化した施設の改修や環境に配慮した循環かんがいを紹介するため、
- 施工中又は竣工後の機場や吐出し水槽をドローンで撮影した動画の放映
- 事業概要等を説明したパネル、ドローンや測量機器の展示
- 事業に関するアンケート及び展示内容に関するクイズの実施
を行いました。
来訪者からは、「印旛について知るいい機会になったと思う。」、「よりよい印旛水系を大切にしたいと思った。」、「用水吐出水槽はよく見かけていたが、何に利用されているかわからなかったので、知る機会が持ててよかった。」等の意見をいただきました。
今回の出展により、当事業所を紹介する良い機会になったと同時に、アンケートの回答及びクイズの回答者の年齢層(下のグラフ)から、幅広い世代に興味を持っていただく必要性を感じました。ご訪問してくださった皆様どうもありがとうございました。

事業PRチラシ

佐倉市長に来訪いただきました!

多くの方が来訪

アンケート回答いただいた方にミニトマト(粗品)をプレゼント


10月26日 国際科学諮問委員会に印旛沼二期地区の循環かんがいを紹介しました
10月26日、国際科学諮問委員会のフィールドトリップが千葉県佐倉市で催され、海外から著名な科学者や有力研究機関の長等が来訪されました。
国際科学諮問委員会とは、国際農林水産業研究センターが今年度から実施している「みどりの食料システム基盤農業技術のアジアモンスーン地域応用促進事業」の活動への助言を行う機関です。
委員は、宗吾西機場や佐倉市の農産物直売所であるマルシェかしま等に訪れ、事業所としては当事業の概要や、宗吾西機場での循環かんがいのシステムを説明しました。
当事業所では、国内のみならず海外からの来訪にも日々対応しています。

当事業の概要を説明

宗吾西機場で循環かんがいのシステムについて説明している様子
9月 埜原機場の建屋が完成しました
当事業所では現在、埜原機場を建設中です。埜原機場の吐水槽(白い円筒形の構造物)は内径20.6m、壁高17.7mです。また、機場には、用水ポンプ3台(φ600mm、最大用水量約2.1m3/s)と排水ポンプ2台(φ900mm、最大排水量約2.7m3/s)が備え付けられます。
この機場を用いた循環かんがいにより、埜原地区約620haの農地に用水が供給されます。循環かんがいとは、通常であれば沼へ流出していた農業排水をかんがい用水として再利用することで、印旛沼への流出負荷を低減する取組です。 (環境への取組はこちら)
吐水槽は令和3年1月に、建屋は令和4年9月に完成し、今後は機場の内装工事、場内整備等の工事を行ってまいります。
地区内の皆さまにおかれましては、日ごろから円滑な工事施工にご協力いただき、誠にありがとうございます。

令和4年7月頃の埜原機場

建屋が完成しました!
8月28日、30日 印旛沼クリーン大作戦2022に参加しました!
8月28日~30日、NPO法人国際ボランティア学生協会IVUSAが主催する印旛沼クリーン大作戦2022が開催され、28日は関東農政局から農村振興部農村環境課と印旛沼二期農業水利事業所の職員が、30日は印旛沼二期農業水利事業所の職員とインターンシップの学生が活動に参加しました。
6月26日に開催された除去練習会に引き続き、今回は神崎川の佐山橋近辺で駆除作業を3日間実施し、合計21tものナガエツルノゲイトウを除去することができました。小雨が降る中ではありましたが、「印旛沼を身近な沼にする」という目標のもと、エネルギーと活気に満ちあふれたIVUSAの皆さんは活動目標を達成することができました。
今回の活動を通じて、これからの印旛沼とその周辺に繁茂するナガエツルノゲイトウについて、改めて環境について考えるきっかけになりました。

ナガエツルノゲイトウ駆除作業の様子

駆除したナガエツルノゲイトウ
6月26日 ナガエツルノゲイトウ除去練習会に参加しました!
NPO法人国際ボランティア学生協会IVUSA主催のナガエツルノゲイトウ除去練習会に参加しました。ナガエツルノゲイトウとは、特定外来生物にも指定されている水生植物です。
印旛沼周辺でも、河川や農業用用水路、水田等で広く確認され、地域が一体となって繁茂量を減らしていくことが大切だと考えられています。
8月下旬に予定されているナガエツルノゲイトウ除去活動を成功させるため、学生さん達のほか、NPOいんば、地元の佐倉西部支区、水資源機構、改良区等多くの方が練習会に参加されていました。
練習会では、ナガエツルノゲイトウの生態を再確認するとともに、除去作業の大変さを実感することができました。


6月21日 工事で使用するダクタイル鋳鉄管の工場検査に行きました
6月21日、事業所の若手職員で印旛沼二期農業水利事業の工事で使用するダクタイル鋳鉄管の工場検査に行きました。
この検査は、パイプライン工事で使用する管の規格及び品質の確認を納入前に行うものです。当日は以下の項目について検査を行い、すべての基準を満たしていることを確認しました。
・材質検査(テストピースを用いて、引張強さ及び伸び率を測定)
・水圧検査(2.0MPaの水圧を10秒間かけ、異常がないか確認)
・寸法検査(口径、有効長、菅厚及び塗膜厚を測定)

材質検査の様子

水圧検査の様子

直管の寸法検査の様子

継ぎ輪の塗膜厚寸法検査の様子
当日はダクタイル鋳鉄管ができるまでの工程についても紹介をいただき、原料の鋳鉄に黒鉛球状化処理(管にしなやかさを与えるための処理)を行い、金型に流し込んで管を鋳造し、内面及び外面を塗装するという流れを見学しました。
検査及び見学終了後の質疑応答では、「全数検査を行う項目と抽出検査を行う項目は何か」「塗膜の検査はどのようなメカニズムで測定しているのか」「工場は24時間稼働しているのか」「管の耐用年数はどれくらいか」といった質疑応答が行われ、検査及びダクタイル鋳鉄管についての理解を深めることができました。
また、参加した職員からは、「暑い中24時間管を製作してくださる方々がいることを忘れずに、責任をもって現場監督に務めようと思った」「管の検査工程を一通り理解することができた」「普段見られない管の製作現場を見ることができて勉強になった」「農業用の管を紹介いただいたが、用途に応じて色々な管があることを学んだ」等の感想があり、貴重な見学の機会ともなりました。今後の工事発注業務、工事監督業務にも活かしていきたいと考えています。
6月16日 国家公務員を目指す学生さん達が現場を見学されました。
国家公務員を目指す学生さん達が、印旛沼二期地区で実施している事業の現場を見学されました。まずは事業で造成した宗吾西機場を訪れ、操作員さんの説明のもと操作室や機場内を見学されました。
その後は佐倉市内にある佐倉ふるさと広場に移動し、周辺にある日本有数の大区画ほ場を見学されました。最後に事業所にて、事業所職員から事業概要や外来生物について説明し、学生さん達と意見交換を行いました。
6月6日 東京大学大学院農学生命科学研究科の学生さん達が白山甚兵衛機場を視察されました
東京大学大学院農学生命科学研究科の学生さん達が白山甚兵衛機場を視察されました。
雨の中でしたが、26mの高さの吐出し水槽にらせん階段で登り、当地区のかんがいシステムを実地で学習、その後、ポンプ操作室で「ニキくんの空の旅」と「国家公務員の魅力語ってみた」の動画で、事業の説明とあわせて、空からのドローン映像等をご覧いただきました。吐出し水槽の役割について質問がありましたので、低地排水路から水をくみ上げ、吐出し水槽に貯留し、農地にパイプラインに送り、農地から排水された水を再び低地排水路からくみ上げ活用する当地区の「循環かんがい」の仕組みについて説明させていただきました。引率いただいた吉田修一郎先生、芋生憲司先生、どうもありがとうございました。

吐水槽で説明

動画で事業概要を説明
4月12日 関東農政局長による現地視察、地元の農家さんと意見交換
4月12日に印旛沼二期地区の現地視察として、関東農政局の大角局長が来訪されました。
最初に訪れた印西市内にある吉高機場は、本事業で造成し、平成31年度に併用を開始しました。現地視察では、操作員さんの説明のもと、操作室や機場内を見学されました。
また、その後は栄町に移動され、農地中間管理機構(農地バンク)を活用した大規模経営を行っている有限会社ちば緑耕舎の代表取締役の杉田さんと地域の営農について意見交換されました。


ニキくんの空の旅ードローン映像等で、空から印旛沼二期地区をご案内します。ー
印旛沼二期地区の概要や事業の進捗状況をドローン動画で紹介する動画を作成し、youtubeに掲載しました。印旛沼二期農業水利事業の内容が分かりやすくなっているため、ぜひご覧ください。
目次
お問合せ先
印旛沼二期農業水利事業所
〒285-0016 千葉県佐倉市宮小路町28
電話番号:043-483-4401