事業所トピックス(令和5年)
令和5年
- 12月1日 吐出し水槽の中に入ってみました!(埜原機場)
- 11月11日~11月12日 佐倉・産業大博覧会~あつまれ!佐倉の農・商・工~2023に参加しました!
- 11月2日 韓国農漁村公社他の皆様が印旛沼二期地区を視察されました。
- 10月6日 JICA農業政策研修で印旛沼二期地区を案内しました。
- 8月3日~8月5日 夏の印旛沼クリーン大作戦に参加しました!
- 7月6日 神野新田土地改良区の研修会で宗吾西機場を案内しました。
- 6月30日 工事で使用するダクタイル鋳鉄管の工場検査を行いました。
- 6月22日 国家公務員を目指す学生に印旛沼二期地区を案内しました。
- 4月1日 大和田機場春の一般開放に参加しました!
- 2月17日 韓国農村公社(KRC)の皆様が現地視察をされました
12月1日 吐出し水槽の中に入ってみました!(埜原機場)
12月1日、印西市安食卜杭にて建設中の埜原機場の吐出し水槽の中に入ってみました!
吐出し水槽とは、機場からポンプで送られた水を貯めて、水槽の高さによる水圧を利用して埜原機場掛かりの水田に水を送るための施設です。この水槽は高さ約18メートル、貯水量は約5,330立方メートルもの大きさで、25メートルプールの水量の約12倍になります。この施設の建設により、24時間安定した水の供給ができるようになります。
実際に水槽の中に入ってみると、想像以上の大きさに衝撃を受けました。また、水槽の中から見上げると、水槽の円の中に青空が広がっており、見事な景色に思わず魅入ってしまいました。12月中旬には、通水に向けて吐出し水槽に水を貯めるため、水槽内部に入れるのは今回が最後のチャンスであり、とても貴重な体験になりました。

吐出し水槽頂上からの景色

吐出し水槽内から見上げた青空

空から見た吐出し水槽

吐出し水槽内部の様子
11月11日~11月12日 佐倉・産業大博覧会~あつまれ!佐倉の農・商・工~2023に参加しました!
11月11日と12日、佐倉市内の産業経済団体、農業団体、福祉団体による商品・特産品・技術・サービスを「見る」「買う」「体験する」などでみなさんにお伝えすることを目的とした「佐倉・産業大博覧会~あつまれ!佐倉の農商工~2023」が佐倉市の草ぶえの丘で開催され、国営印旛沼二期土地改良事業のPRを地域用水対策協議会と共に行いました。
当ブースでは、地元の方々に事業の概要を認知していただくため、事業概要や工事の進捗状況等を説明したパネルの展示農業に関するアンケートの実施を行いました。イベント当日は小雨が降り気温が低くなっていましたが、200名以上の方に来訪していただきました。
来訪者からは、
「身近なエリアで、このような事業が行われていることが知れてとてもよかったです。」
「印旛沼の水を守ってくれている方々がたくさんいるのを知りました。」
「農業の持続的発展を望みます。」
等の意見をいただきました。今回の出展により、幅広い世代の方々にアンケートをご協力いただきました。
アンケート結果により、土地改良区(水土里ネット)もしくは土地改良事業(農業農村整備事業)について少しでも知っている方が昨年度の35%から50%に増加していることがわかりました。
また、来訪していた多くの方々が土地改良事業に興味を持ってくれていることもわかり、事業PRを継続して行う必要性を感じたため、今後も事業のPR活動を行っていきたいと思います。アンケートに回答していただいた来訪者には、地元の農家さんが作ったお米をプレゼントしました。ご訪問していただいた皆様、気温が低い中お越しいただきどうもありがとうございました。

パネルの展示の様子

佐倉市長にもお越しいただきました!

事業所PRシール

プレゼントしたお米
多くの来訪者にアンケートを回答していただき、当事業所で造成した施設から送られた水で営農している農家さんが丹精込めて作ったお米2合を提供させていただきました。
アンケート結果




11月2日 韓国農漁村公社他の皆様が印旛沼二期地区を視察されました。
11月2日、韓国農漁村公社や大学教授等による訪日団が、印旛沼二期地区を訪れ、地区内の宗吾西機場、マルシェかしま、大区画ほ場を視察されました。
訪日団は印旛沼二期事業所にて事業概要説明と意見交換を行った後、宗吾西機場にて機場内部を視察いただくとともに、高さ約28mの用水吐出し水槽の上から干拓地や印旛沼の様子を視察いただきました。機場では、ポンプについて技術的な質問をされるなど熱心に視察されていました。
その後、佐倉ふるさと広場近くの農産物直売所マルシェかしまと大区画ほ場を訪問しました。7.5haの大区画ほ場整備による農業機械運用の効率化など、ほ場整備の有用性を紹介しました。
訪日団の方々はパイプラインなどかんがい排水の整備にとても関心が強く、現地視察を通して積極的にご質問をいただき、活発な意見交換を行うことができました。

吐出し水槽頂上から一望

宗吾西機場ポンプ室の視察の様子

マルシェかしま訪問

大区画ほ場の説明の様子
10月6日 JICA農業政策研修で印旛沼二期地区を案内しました。
10月6日、独立行政法人国際協力機構(JICA)が主催する行政研修「農業政策」コースの一環で、フィリピンやザンビアなど海外の幹部行政官が研修員として印旛沼二期地区を来訪しました。
まず、印旛沼二期事業所において、事業所職員から当地区の概要や営農の歴史を説明し、印旛沼土地改良区職員の方も交えての質疑応答を行いました。
JICA研修員からは、当地区の特色である循環かんがいのほか、土地改良区を運営するにあたっての賦課金の仕組みなど、経営面に関してそれぞれ自国の農業政策と対比した質問が寄せられました。
その後、佐倉ふるさと広場近くの大区画ほ場と農産物直売所マルシェかしまを訪問し、直売所ならではの買い物を楽しんだほか、農事組合法人鹿島の岡本代表理事から担い手の視点を交えてお話をいただきました。
最後に宗吾西機場に向かい、機場の概要を説明した後、ポンプ室を見学したほか、高さ約28mの用水吐出し水槽に登り、夕日の中で目下に広がる中央干拓地を一望しました。

事業概要説明の様子

大区画ほ場紹介の様子

機場概要説明の様子

吐出し水槽頂上で夕日をバックに
8月3日~8月5日 夏の印旛沼クリーン大作戦に参加しました!
8月3日~8月5日、NPO法人国際ボランティア学生協会IVUSAが主催する印旛沼クリーン大作戦に参加しました。印旛沼流域にはナガエツルノゲイトウという特定外来生物が繁殖しており、繁殖力が高く年々増殖し、生態系や農業への悪影響(通水障害)など問題となっている植物です。今年度は桑納川近辺で駆除作業を3日間実施し、学生の方々に加え、農家や関係行政機関など多くの方々が参加しました。農林水産省からは当事業所に加えて、農村振興局鳥獣対策・農村環境課、関東農政局農村環境課、利根川水系土地改良調査管理事務所、手賀沼農地防災事業所の職員も参加しました。3日間の駆除作業の結果、合計で約17tものナガエツルノゲイトウを除去することができました。猛暑の中ではありましたが、学生の皆さんは暑さに負けない活気があり、作業中はお互いに声を掛け合いチームワークを高めながら駆除作業をすることができました。

ナガエツルノゲイトウの駆除作業の様子

駆除したナガエツルノゲイトウ
7月6日 神野新田土地改良区の研修会で宗吾西機場を案内しました。
7月6日、神野新田土地改良区の現地視察研修会が開催され、宗吾西機場を案内しました。当事業所からは印旛沼二期地区の事業概要や循環かんがいの仕組みなどを説明したほか、ポンプ室や用水吐出し水槽を案内し、設備の構造や地域の水事情について紹介しました。神野新田土地改良区からは、低地排水路への流入水などについて質問を頂きました。
見学の時間帯には幸い雨も止み、若手職員の方も参加される中で、改良区の活発で熱意ある空気を感じられる研修会でした。

用水吐出し水槽見学の様子

宗吾西機場を背景にパシャリ
6月30日 工事で使用するダクタイル鋳鉄管の工場検査を行いました。
6月30日、パイプライン工事で使用するダクタイル鋳鉄管が規格通り製作されているか、材料、耐水圧性、寸法の検査を(株)クボタの京葉工場にて行いました。
また、ダクタイル鋳鉄管の製造工程では、材料を2000度近くまで熱して溶解し、脱硫処理や高圧下でのマグネシウム混入による黒鉛球状化処理を行っている様子や鋳造、引抜、焼鈍の工程がほとんど自動化されている様子も見学することができました。
見学させていただいた内容は、今後の業務に生かしてまいります。

見学の前にダクタイル鋳鉄管について説明いただいている様子

破断試験の様子

耐水圧性試験の様子

完成品検査の様子
6月22日 国家公務員を目指す学生に印旛沼二期地区を案内しました。
6月22日、国家公務員を目指す大学生に向けた現地見学会が当地区で行われました。
まず、印旛沼二期事業所において、事業所職員から当地区の概要を説明するとともに、佐倉市産業振興部の宮本理事から、「みどりの食料システム戦略」を踏まえて佐倉市が推進する有機農業の取組について御説明いただきました。
その後、宗吾西機場に向かい、ポンプや操作室を見学したほか、高さ約28mの用水吐出し水槽に登り中央干拓地等を眺めました。最後に、佐倉ふるさと広場近くの大区画ほ場と農産物直売所マルシェかしまを訪問しました。マルシェかしまでは、農事組合法人鹿島の岡本代表理事から生産現場の視点を交えてお話をいただきました。
学生からは、当地区の特徴である循環かんがいの仕組みや印旛沼の水質、環境配慮等についての質問がありました。雨予報ではありましたが幸い天気は持ちこたえ、学生に国営事業のイメージを持ってもらえたのではないかと思います。

事業概要と佐倉市の説明の様子

宗吾西機場の見学の様子

大区画ほ場の説明の様子

岡本代表理事のお話の様子
4月1日 大和田機場春の一般開放に参加しました!
4月1日、水資源機構が主催する大和田機場の一般開放に参加しました。
当事業所では印旛沼二期事業の事業内容や効果のPR等を行い、当事業が江戸時代から続く印旛沼干拓の延長にあることに興味を示す方が多くいらっしゃいました。
また、水資源機構によるパネル展示やポンプの試運転、ブース出展のほか、IVUSAのナガエツルノゲイトウ除去活動の紹介等が行われました。花見川~印旛沼を歩く「千葉の水回廊ウォーク&疎水百選 印旛沼ウォーク」も同時に開催されており、満開の桜の中、多くの方に来場していただきました。

大和田機場春の一般開放

当事業の概要を説明しました
2月17日 韓国農村公社(KRC)の皆様が現地視察をされました。
2月17日、韓国農村公社(KRC)のByung-ho Lee会長を代表とする訪日団が印旛沼二期事業地区内の宗吾西機場、マルシェかしま、大区画ほ場を視察されました。
Lee会長は、利根川水系の一部である印旛沼の位置づけや循環かんがいに興味を示されたほか、大区画ほ場については、地下に埋設された用排水などについて、農業組合法人かしまの岡本代表理事に説明をいただきました。当日は、天気も良く、なごやかな雰囲気の中で日本の水利施設や農業の現状について理解を深めていただけたものと考えています。

大区画ほ場視察の様子

来訪記念写真
お問合せ先
印旛沼二期農業水利事業所
〒285-0016 千葉県佐倉市宮小路町28
電話番号:043-483-4401