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関東農政局

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地域の自然と農業

位置

   浜松市は豊かな自然環境に恵まれており、北は赤石山脈、東は天竜川、南は遠州灘、西は浜名湖と四方を異なる環境に囲まれています。この多様な自然が織りなす美しい風景は、数々の景勝地を生み出しています。

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          浜松市位置図(赤く塗られているところが三方原用水の受益地)

気候

   比較的温暖ではありますが、冬季は「遠州の空っ風」と呼ばれる北西の強い季節風が吹き、気温以上に寒く感じられることがあります。とは言え、農地の多くが存在する平坦部は、平均気温が16℃と温暖な気候に恵まれています。
   年間の日照時間は、2,200時間以上を記録しており、全国的にみてもトップクラスの水準です。

農業

1.浜松市内の主な生産物

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   浜松市はちんげんさい、セルリー、みつば、ガーベラ、みかんの生産量が全国のトップクラスに位置し、農産物の一大産地となっています。

 



2.受益地内の生産物

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   三方原地区においては、ちんげんさい、セルリー、みつば、ガーベラ、みかんの生産のほか、水稲、ばれいしょ、トマト、たまねぎ、お茶等、様々な農産物が栽培されており、その多くは日本全国の中においても高いシェアを占めています。



3.ブランド作物
    三方原用水の受益においては、主に以下の2つのブランド作物がよく知られています。

☆ガーベラ
ガーベラ   浜松市の中でも浜名湖畔に近い場所で育てられています。本地域は気候が温暖で日射量が多いのが特徴で、ガーベラをはじめとする花きの栽培にとても適しています。ちなみにPCとは、「パッキングセンター」の略称で、JAや地元ベンチャー企業と共同開発した、世界初のキャップ掛け装置を用い、一つ一つを丁寧にパッキングしていきます。このような出荷調整の作業を一元化することで、高品質・安定生産とマーケティング活動の両立に成功し、そのブランド化に貢献しています。






☆ばれいしょ

bareisyo.png   三方原の地は、土地改良事業が行われるまでは赤松や笹の生い茂る土地でした。先人たちがこの地を開拓したものの、当時は水の便も悪く、また、酸性の強い粘土質の痩せた赤土で、栽培できる作物も限られていました。このため、大正初期、粗放的な栽培で乾燥に強く安定した生産が可能なばれいしょが導入されたと言われます。戦後、軍用地の払い下げや開拓民の移住等で栽培面積は増加、高度経済成長期に一時減少しましたが、現在では堅調な推移を保っています。
 栽培品種の約8割を男爵薯が占めており、残りの2割はメークインです。三方原台地は元来赤土圃場が一つの特徴なのですが、この土は水はけが良いため、肌がきれいでデンプン価が高く、甘みやホクホク感のあるばれいしょが生産されています。まさに、ばれいしょに合った土、といったところでしょうか。









☛三方原台地の歴史については、こちらからどうぞ。

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お問合せ先

農林水産省 関東農政局 三方原用水二期農業水利事業所
〒430-0926
静岡県浜松市中央区砂山町350-5
浜松駅南ビルディング11F
TEL:053-540-4333 (代表)