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関東農政局

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事業に至る経緯

事業に至る経緯

1.明治~大正期・・・渡良瀬遊水地の設置と思川、巴波川の整備

江戸時代より豪雨時には湛水被害を受けてきた栃木南部地域の排水対策は、利根川での洪水対策として設置された渡良瀬遊水地から始まりました。その後、遊水地と繋がる思川や巴波川では河川改修等の整備がなされました。これらによって、思川右岸地域での治水安全度が向上し、湿地の耕地化が進みましたが、一方で洪水時の排水対策が次の課題になりました。

2.昭和~平成期・・・与良川の上流部・下流部での排水対策

渡良瀬遊水地、思川、巴波川に囲まれた与良川水系の排水対策については、「兎水門での水利紛争」など地域での大変な苦労も経て、栃木南部地域の北側の与良川の上流部と南側の下流部にそれぞれにおいて、排水機場の整備、排水路の整備・拡幅など、様々な対策が継続的に実施されてきました。

旧与良川第1、第2排水機場(昭和30年頃)
新荒川排水路の開削工事の様子(昭和8年頃)

                                
3.現在

栃木南部地区の水利施設は、完成から既に40年以上が経過し、排水路及びポンプ場においては老朽化が目立っております。また、近年の急激な気象の変化により、排水施設の処理能力が不足しており、これらの施設が将来にわたって地域の農業を支え続けることができるよう、施設の改修を行い農地への湛水被害を軽減させることが必要となっています。

現在の与良川排水機場
現在の与良川排水機場
排水機場の老朽化
排水機場の老朽化
大雨による農道への浸水(平成29年10月)
大雨による農道への浸水(平成29年10月)
              
                                           
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