スマート農業推進フォーラム 2023 in 近畿 ~みどりの食料システム戦略の実現に向けたスマート農業技術の活用~
1.概要
農業生産現場では、担い手の減少・高齢化の進行等により労働力不足が深刻化しており、農業の競争力を強化していく上でも、ICT技術等の先端技術を活用した作業の省力化・軽労化、栽培管理の効率化や熟練農業者の技術の継承が喫緊の課題となっています。
また、みどりの食料システム戦略の実現に貢献し現場への普及が期待される技術をまとめた「みどりの食料システム戦略」技術カタログに掲載した技術の早期実装が重要となっています。
このため、近畿管内の生産者にスマート農業の取組等を紹介するセミナー、企業と生産者との情報交換・マッチングなどを内容とするフォーラムを開催します。
2.日時
令和5年12月5日(火曜日)13時30分~17時00分
セミナー 13時30分~16時00分、マッチング・展示 16時00分~17時00分(展示は14時00分~17時00分見学可能)
3.場所
セミナー:近畿農政局第1会議室、オンライン(Webex)※オンラインはセミナーのみの参加
マッチング・展示:近畿農政局第5会議室
オンライン参加用の視聴URLは、12月4日(月曜日)までにメールにて送付いたします。URLが届かない場合は下記メールアドレスへご連絡ください。
問い合わせメールアドレス:kinki_kankyougijyutu@maff.go.jp
4.参加申込方法
以下のリンクより、令和5年11月28日(火曜日)までにお申込みください。
→申込期間を12月4日(月曜日)17時までに延長します。以下のフォームよりお申込みください。
なお、マッチング・展示はオンライン参加できませんので、ご注意ください。
会場参加はこちら→(会場参加)申込フォーム
オンライン参加はこちら→(オンライン参加)申込フォーム
5.アンケート 
セミナー終了後、アンケートにご協力をお願いします。
アンケート入力フォームはこちら
6.配布資料 
セミナー資料
- スマート農業導入の経済効果と採算規模
- 水田輪作体系における環境保全型スマート深層施肥機の開発
- 中山間傾斜地茶園における高品質てん茶の省力生産体系の実証
- 「農社スマートビレッジ」でのスマート農業技術の研究開発と早期実装に向けた取組
- ナシでの天敵製剤(カブリダニ製剤)の利用(ア)
ナシでの天敵製剤(カブリダニ製剤)の利用(イ) - 農地土壌への果樹剪定枝を活用したバイオ炭の投入
- トウモロコシ、レタス栽培での生分解性マルチの導入
- 農林水産省からの情報提供
- アンケートフォーム
関連資料
会場参加の方には、当日受付で資料を配布いたします。
7.出展事業者(11月30日現在) 
出展予定の事業者一覧です。
出展事業者名
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主要事業概要 | 展示物の紹介 |
株式会社Agrihub | 農業日誌アプリ 「アグリハブ」、 農産物取り扱い事業者向けシステム 「アグリハブクラウド」 |
農薬の検閲、作業記録、GAP、特別栽培、など (パンフレットのみ) |
NECソリューションイノベータ株式会社 | システムインテグレーション事業、サービス事業、基盤ソフトウェア開発事業、機器販売 | ICTを活用した営農指導支援システム |
株式会社クボタ | 農業機械の製造・販売 | 営農・サービス支援システム クボタスマートアグリシステム「KSAS」 |
全国農業協同組合連合会(JA全農) | JAグループは農畜産物の生産・販売から地域のくらしまで、幅広い領域で事業を展開。全農はJAグループの中で、農畜産物の販売や生産資材の供給といった経済事業を担う組織であり、経済事業を通じて生産者と消費者を結び、産地や地域社会の活性化、環境の保全に取り組んでいる組織である。 | 全農の営農管理システム「Z-GIS」 圃場情報をインターネットの電子地図と関連付けることで、効率的な農場管理を実現するシステム。 |
日本農薬株式会社 | 農薬製造販売 | レイミーのAI病害虫雑草診断 |
ソフトバンク株式会社 | e-kakashiはほ場の環境データを可視化するだけでなく、植物科学に基づいた収穫適期や病虫害発生予測、電子栽培ごよみの作成により儲かる農業を支援します。また環境データから森林の二酸化炭素量吸収量をリアルタイムで算出する二酸化炭素吸収量の推定も実施し、環境にやさしい農業・社会の実現も目指します。 | 農業AIブレーン「e-kakashi」 電源不要・独立駆動型により露地でも施設でも場所を選ばず設置可能。計測した瞬間値だけでなく、データをすぐに栽培に役立てられる機能も提供。収穫適期や病害虫の発生リスクなどを通知し、栽培の判断をお手伝いできるから増収や品質向上に貢献している実績も多数ございます。 |
ヤンマーアグリジャパン株式会社 中部近畿支社 | 農業機械の販売 | ロボット農機及び農業用ドローンの紹介 (スマートアシストリモートを含む) |
データプロセス株式会社 | システム開発保守運用 | 環境モニタリングシステム |
株式会社farmo | 農業IoT製品メーカー 水田・ハウス・圃場環境の遠隔モニタリングおよび自動制御(現在は水田のみ)製品を展開しております。 |
・ハウスファーモ ・露地ファーモ ・気象センサー ・フィールドショット(遠隔カメラ) |
株式会社NTTデータ関西 | データ通信システムの開発 | 「アグリアスエ」 AIを使った農産物直売所向けの需要予測サービス |
株式会社パーシテック | 農業支援事業 スマート農業機材販売・運用コンサルティングなど |
スマートグラス運用による作業支援(後継者指導・食育関連運用事例) |
株式会社村田製作所 | 電子部品、センサデバイスなどの製造販売 | 土壌センサは土壌の状態(EC値、水分率、温度)を継続的にモニタリングし、可視化するセンサです。一般土壌だけでなく人工培土のロックウールやココヤシピートにも対応しております。 CO2センサは独自の検量線アルゴリズムと機構設計・自動校正により、長期安定性と高い測定精度を有しメンテナンスフリーを実現。 村田製作所は長年培ったセンシング技術で持続可能な農業の実現に貢献してまいります。 |
ウエストユニティス株式会社 | 社会および企業が直面する様々な課題を解決するためのスマートグラスの設計、開発、および販売に特化しています。この取り組みは、先進的なスマートグラスのハードウェアとソフトウェアの両面にわたっており、革新的なテクノロジーを通じて、日々の業務を効率化し、品質向上を目指しています。 | 当社のスマートグラスは、農作業者が両手を自由に使いながら、リアルタイムで遠隔地の営農指導員・普及指導員等から直接指導を受けられるよう設計されています。これにより、農作業の効率と品質が飛躍的に向上します。さらに、農機具のメンテナンスやトラブル時にも、スマートグラスを通じて遠隔地の専門家から迅速なサポートを受けることが可能です。 このスマートグラスは、農作業の厳しい環境にも耐えうる設計となっており、防水防塵機能を備えています。また、Wi-Fiだけでなく、SIMカードを使用したLTE通信にも対応し、どのような場所でも安定した通信が可能です。 当社スマートグラスは、一次産業従事者の人材不足の課題を、遠隔支援機能により、移動距離の問題を無くすことで解決します。 |
8.出展者の募集について
スマート農業技術の事業者等が、フォーラムの参加者と直接製品説明等を行えるよう、展示ブースの出展事業者を募集します。今回は、経営・生産管理システム、ほ場・施設環境モニタリング機器等に絞って行います。
出展者は後日、近畿農政局HPで一覧表を紹介する予定です。出展希望者は、以下の出展入力フォームより、令和5年11月17日(金曜日)までにお申込みください。出展募集の詳細は、別紙「出展者募集案内」をご参照ください。
申込受付は終了いたしました。
9.プログラム
セミナー(13時30分~16時00分)
- スマート農業専門家による基調講演
「スマート農業導入の経済効果と採算規模」
農研機構 本部 みどり戦略・スマート農業推進室 梅本 雅 氏 - 近畿農業に対応したスマート農業技術の説明
「水田輪作体系における環境保全型スマート深層施肥機の開発」
農研機構西日本農業研究センター 中山間営農研究領域 地域営農グループ
グループ長 高橋 英博 氏 - スマート農業実証プロジェクト取組事例発表
「中山間傾斜地茶園における高品質てん茶の省力生産体系の実証」
京都府農林水産技術センター農林センター茶業研究所 副主査 増田 博亮 氏 - スマートサポートチームによる取組事例紹介
「「農社スマートビレッジ」でのスマート農業技術の研究開発と早期実装に向けた取組」
株式会社農社 代表取締役 奥野 竜平 氏 - みどり技術ネットワーク会議
みどりの技術カタログの活用状況について
「ナシでの天敵製剤(カブリダニ製剤)の利用」
滋賀県大津・南部農業農村振興事務所 農産普及課 副主幹 村井 公亮 氏
農研機構 植物防疫研究部門果樹茶病害虫防除研究領域
検疫対策技術グループ上級研究員 外山 晶敏 氏
「農地土壌への果樹剪定枝を活用したバイオ炭の投入技術の開発」
大阪府南河内農と緑の総合事務所農の普及課 総括主査 梅澤 類 氏
「トウモロコシ、レタス栽培での生分解性マルチの導入」
和歌山県海草振興局農林水産振興部農業水産振興課 主任 萩平 淳也 氏
マッチング、展示(16時00分~17時00分)
出展予定の事業者一覧は、こちら
出展事業者の募集については、こちら
事務局:農業支援サービスポスター等
※展示は14時00分~17時00分の間、ご自由に見学していただけます。セミナーに参加せず、展示のみの参加も可能です。
10.添付資料
お問合せ先
生産部生産技術環境課
担当者:松浪、服部、齋藤
ダイヤルイン:075-414-9722