篠山市今田町で、株式会社丹波篠山かまい農場を経営されている構井友洋(かまいともひろ)さん(35歳)にお話をうかがいました。
就農前は自動車整備の仕事をしており、兼業農家である実家の農作業を忙しい時に手伝う程度でしたが、その当時「丹波篠山ブランド」が注目され始めた時期で、黒豆等の需要も増えてきていたことから「丹波篠山ブランド」に可能性を感じ、平成18年に退職をして、本格的に農業を始めました。 現在は、私と妻、正社員2名、パート・アルバイト4名で、水稲6ha、黒大豆等の豆類3.5ha、ニンニク50a、野菜やいも類等1haを栽培し、「なた豆茶」などの加工販売も行っています。
米の販売は、近隣や阪神間のレストラン等への直接販売が大半であることから、注文を受けてから精米し、需要に応じた出荷を行い、野菜等も併せて提供しています。 最初の頃は、米と母が作ったおにぎりを持って、知人の紹介先や飛び込みで営業活動をしながら、販路を開拓していきました。 地域の先輩方から農業や経営について多くのことを学ばせてもらい、平成24年には先輩方の勧めもあり、法人化しました。 法人化により、資産管理が明確になったこと、雇用面等において対外的な信用を得ることができたことなど、メリットを感じています。
今後は、25ha程度まで規模拡大や黒豆栽培の機械化を検討すると共に、地域の方々の協力を得ながら「丹波篠山ブランド」を守り、若い人にも農業に魅力を感じてもらえるように地域農業を盛り上げたいと考えています。
ホームページ http://kamai-farm.com/
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