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近畿農政局

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キラリ現場にて(2019年4月)

先代より引き継いだ行商による対面販売の拡大をめざして





 丹波市で、水稲、露地野菜、白小豆や里芋及び野菜苗を栽培している岩本園芸の岩本望さんにお話を伺いました。

 地元の高校で果樹の実習助手を務めた後、平成22年に家族経営の岩本園芸に就農しました。
 現在は、私が中心となって施設で野菜の育苗を、ほかに水稲7ha、夏野菜から冬野菜等の露地野菜を少量多品目で1ha栽培しています。
 野菜苗は、トマト、甘長とうがらし等夏野菜から、キャベツ等の冬野菜まで季節を通して育苗し、農業者へ販売。また、収穫した米や野菜は、祖母が汽車で行商を行っていた頃から宝塚や川西等の阪神間の食料品店や消費者に直接販売しています。
 数年前には、毎年自家採種しながら栽培している里芋がテレビ取材を受け、注目を浴び、里芋以外の米や野菜も販売拡大に繋がりました。丹波白雪大納言生産組合が丹波地域の新たなブランド化をめざしている「丹波白雪大納言(白小豆)」の栽培にも取り組んでいます。
 農業者の横のつながりの必要性や重要性を感じ、地域の同世代の若手農業者で構成する「丹波大空の会」に参加し、技術、経営の研鑽や生産性向上等の情報交換を行い、また、地域の行事にも積極的に参加しています。
 今後は、農業生産工程管理に準じて取組み、品質の向上、農業経営の改善や効率化を図りたいと考えています。
 あわせて、「行商」による対面販売をすることにより、生産者の顔が見えるという安心感を前面に出して、今後も「行商」を通じた交流を深め、販路の拡大に結びつけていきたいと考えています。




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