総合化事業計画は、六次産業化・地産地消法に基づき、農林漁業者等が農林水産物等の生産及びその加工又は販売を一体的に行う事業活動に関する計画のことで、農林漁業者等の所得の向上や農林漁業経営の改善を図ることを目的として国が認定を行っています。 このたび10月末で認定した事業計画の概要を紹介します。
有限会社エヌツー 有限会社エヌツーは、体験型の観光事業を展開する「淡路カントリーガーデン」を運営する法人で、当該事業所内に設置した10アールのいちごハウスで、人気の高い「紅ほっぺ」を高設栽培し、摘み取り体験等で販売しています。 令和元年10月末で認定を受けた総合事業計画では、いちご栽培で発生するB級品やロス品の付加価値向上を目指し、いちごパウダーやいちごドレッシングの製造、いちご関連商品を提供するためのカフェをオープンすることとしています。 この取り組みによって、島内における新たな雇用の創出だけでなく、集客力の向上や地域活性化にも貢献する取り組みとして期待が寄せられています。
ホームページ:http://www.awaji-garden.jp/
有限会社カンナンファーム 有限会社カンナンファームは、約2万5,000羽の採卵鶏を、ひきわりトウモロコシを中心としたこだわりの完全自家配合飼料や1ライン方式の鶏舎で飼養し、安心・安全で美味しい卵の生産に取り組んでいます。 令和元年10月末で認定を受けた総合化事業計画では、卵の生産に伴い発生する規格外卵等を有効活用するため、HACCP認証に対応する加工施設で液卵を製造し、国内外に販売することとしています。 中でも海外展開にあたっては、殻付き卵の販売で実績のある香 港への販売に加え、地域商社の協力を得ながらベトナムやEUの市場調査を行い、販売拡大をすることとしており、今後の輸出拡大が期待されるところです。
ホームページ:http://www.kannan-farm.co.jp/
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