放牧と自給飼料生産で子牛生産費低減と高品質和牛の肥育に取り組む

意見交換の様子
(左)株式会社いちがお畜産 大江健人 さん
(中)近畿農政局 渡辺次長(右)遠藤地方参事官
株式会社いちがお畜産(京丹後市)
令和4年11月18日、渡辺近畿農政局次長、遠藤地方参事官(京都府担当)は、株式会社いちがお畜産(京丹後市)を訪問し、同社の大江健人氏と意見交換を行いました。
同氏は、代表取締役である父・良樹さんと肉用牛繁殖・肥育一貫経営に取り組まれており、自給飼料の生産拡大や、牛舎周辺の耕作放棄地を利用して放牧を行い、地域の景観保全にも貢献しておられます。
(取材:2022年11月)

(左)株式会社いちがお畜産 大江健人 さん
第12回全国和牛能力共進会に出品し、種牛の部で「優等賞16席」を獲得
令和4年10月、鹿児島県で開催された第12回全国和牛能力共進会では、種牛の部で第3区(若雌の2)において「優等賞16席」を獲得されました。
同社では、データに基づいて改良されているものを種付けし、受精の時から大会出場を前提に管理されているそうです。
大江さんは、「常に高品質な牛の生産に取り組む必要があることを、本大会に出場してさらに意識が高まった」と抱負を語られました。

第12回全国和牛能力共進会の会場の様子
(令和4年10月開催)

同社近隣地域での放牧の様子
耕作放棄地を利用した放牧を行い、地域の景観保全にも貢献
同社で放牧しているのは、妊娠牛や出産後の雌牛。
特に出産後の雌牛は、放牧でリフレッシュさせて繁殖機能を回復させる効果が見込まれています。
近畿耕畜連携イニシアチブ(近畿農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/kinki/seisaku/seisan/tikusan/kouchiku-renkei.html
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