近畿耕畜連携イニシアチブ
近畿農政局における耕畜連携イニシアチブの立ち上げについて
農林水産省では、みどりの食料システム戦略を展開し、生産現場や流通段階における環境負荷の低減、脱炭素への支援に取り組んでいます。 他方で、肥料・飼料の動向をみると地政学的な国際情勢や為替レートの変化等を背景に肥料・飼料価格が高騰しています。 このような中、耕種農家と畜産農家とが連携し飼料作物と堆肥を循環させる耕畜連携の重要性が、益々、高まっております。 近畿農政局では、管内における耕畜連携を積極的に進め、みどりの食料システム戦略に資するとともに、肥料・飼料の安定供給を目指して、令和4年1月、プロジェクトチーム「近畿耕畜連携イニシアチブ」を立ち上げました。 同イニシアチブでは、地域の実態や課題を明らかにした上で、耕種・畜産両サイドの相互理解を深めることにより、支援体制の強化と持続的な取組の拡大に取り組みます。
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基本的な視点
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- 国内資源の最大活用
- 府県・市町村、生産者組織等の関係機関における認識の共有
- 飼料や堆肥の供給側だけでなく、利用側にとっての利害も重視
- 府県内の地域の実情に応じた作業・役割分担、支援組織等のあり方
具体的なアクション
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- 耕畜連携の取組事例やマッチング手法等の検証(現地でのヒアリング・調査、アンケートの実施等)
- 新技術の導入と支援措置の活用促進
- 潜在的ニーズの掘り起こしとマッチングの拡大
関連情報 (追加・充実予定)
近畿管内の堆肥生産者リスト

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この地図は、管内各府県等のホームページで掲載されている問合せ先住所等(販売場所に限りません)を基に模式的に作成したものです。 詳細および問い合わせにつきましては、各掲載元へお願いいたします。 なお、各ホームページの更新時期の差異にともなう内容の相違につきましては、あらかじめご了承ください。
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お知らせ
原油価格・物価高騰等総合緊急対策(農林水産省へリンク)の事業が措置されました。
耕畜連携の関係では、以下の事業が活用できます。
肥料コスト低減体系緊急転換事業 飼料穀物備蓄・流通合理化事業

化学肥料の原料に係る国際市況の影響を受けにくい生産体制づくりを早急に進めるため、慣行の施肥体系から、肥料コスト低減体系への転換を進める取り組みを支援。 〇低減体系への転換確立に向けた検討会の開催 〇肥料コスト低減体系への転換 ・土壌診断 ・肥料コスト低減に資する技術活用の実証支援 〇肥料コスト低減効果の情報発信 補助率:定額、1/2以内 問合せ先:農産局技術普及課(03ー6744ー2435)
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飼料自給率の向上及び輸入飼料に過度に依存しない持続可能な畜産物生産の実現を課¥計るため、県域を越えてコントラクターや耕種農家等と粗飼料の広域流通に共同で取り組むなど、効率的な粗飼料流通のモデル的な取組の実証を支援。 〇粗飼料広域流通対策 ・地域内の畜産農家の合意形成 ・他県のコントラクターや耕種農家等との連携 ・共同広域流通の実証 ・簡易な飼料倉庫の設置 補助率:定額、1/2以内 問合せ先:畜産局飼料課(03-3591-6745)
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お問合せ先
近畿耕畜連携イニシアチブ(事務局:生産部畜産課)
ダイヤルイン:075-414-9022
FAX番号:075-451-5337