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近畿農政局

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最新の栽培技術で有機農業を普及させたい!

株式会社 オーガニックnico (京都市)

有機・自然農法の普及を図るため、京都市西京区大原野で有機・自然農法による野菜の生産販売、生産技術の開発を行われている株式会社オーガニックnico代表取締役の中村 新さんに有機・自然農業への想いや今後の展望などについてお話を伺いました。

代表取締役の中村氏

代表取締役の中村氏

中村 新さんのご紹介

中村さんは、22年間民間企業で光を用いたセンサーの研究開発などをされていましたが、農学者であったお父様の影響もあり、2007年に京都府南丹市で新規就農し、2010年に株式会社オーガニックnicoを設立しました。その後2013年に京都市西京区大原野に場所を移し、現在はアグリサイエンス事業と有機野菜事業の二つを軸に会社を経営し、有機・自然農法の普及に努められています。


有機栽培で作られたミニトマト

有機栽培で作られたミニトマト

有機農業の拡大に向けて

中村さんは、国内の有機農産物のシェアを25%まで引き上げて有機農産物をもっと一般的なものにしようという取り組みを「2525(ニコニコ)運動」と呼んでおり、社名の由来になっています。
有機栽培を始めた当初は、どのように取り組めばよいのか、手探りの状態だったとのことで、有機栽培技術の研究・普及が進んでいくことを期待しています。


環境制御装置を導入したハウス

環境制御装置を導入したハウス

アグリサイエンス事業

アグリサイエンス事業では、民間企業と共同で「収穫量予測システム」を開発し、特許を取得されています。気象データや作付け条件等から農作物の日別収穫量を予測することで、戦略的な農業経営に繋げることができます。また、日射量や二酸化炭素量等を測定し、自動で最適な環境に調節できる技術を搭載した環境制御装置も開発されました。

オーガニックnicoの実践する有機農業と環境制御技術の組み合わせは、農業における生産力の向上と、持続性の両立を目指す農林水産省の「みどりの食料システム戦略」の方向性と合致する取り組みともいえ、今後の経営展開が注目されます。

みどりの食料システム戦略はこちらから
  https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html

(株)オーガニックnicoホームページ
  http://organic-nico.com/

お問合せ先

京都府拠点

担当者:総括班
電話 : 075-414-9015