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近畿農政局

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「夜久野のそば」で地域農業・農村を守る

有限会社やくの農業振興団(福知山市)

福知山市で環境に配慮した栽培方法により、主にそばを生産する有限会社やくの農業振興団を訪問し、代表取締役の荻野功治さんにお話を伺いました。

(取材:2023年2月)

(有)やくの農業振興団

有限会社やくの農業振興団
代表取締役 荻野功治さん

そばで地域農業の再生・活性化

有限会社やくの農業振興団は、農家の高齢化・後継者不足が進むなか、夜久野地域の農家・農村を守り続けることを目的に1998年に設立されました。
地域振興のため、衰退化したそば生産を2009年に開始し、自社ほ場の栽培面積を拡大してきた一方、周囲の農家にも栽培を呼び掛けて地域ぐるみの増産に取り組まれています。


(有)やくの農業振興団

そばの栽培ほ場の様子(9月頃)


環境に配慮したそば栽培

同社がある福知山市夜久野町には、京都府内で唯一の火山「田倉山(宝山)」があり、麓には夜久野高原が広がっています。当地域は昼夜の寒暖が大きく、霧が多く発生する高原特有の気候と火山灰の土壌により、古くから良質なそばが育つことで知られていたそうです。
同社では、そばの播種から製粉までの生産体制を整備し、堆肥や緑肥で土づくりを行い、農薬を一切使用せず栽培しています。


(有)やくの農業振興団

同社の商品
「京蕎麦丹波ノ霧(乾麺・半なま)」など


6次産業化の取組

収穫したそばは自社で商品開発を行い、販売しています。
毎年、東京で開催される商談会等に出展して販路を開拓しており、地域の飲食店やふるさと納税の返礼品、地元直売所、ネット通販等で購入することができます。

有限会社やくの農業振興団
https://kyoto-shinkoudan.jp/soba/

みどりの食料システム戦略(近畿農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/kinki/keikaku/senryaku/210825.html

お問合せ先

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担当者:総括班
電話:075-414-9015