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近畿農政局

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発信力を身に付けたい!~「aff」&「BUZZ MAFF」から学ぶ~

 令和7年11月13日(木曜日)から2日間、広報の基本や実践的なコツを学ぶために、農林水産省広報室から、月間閲覧数約50万PV(※1)を誇る農林水産省Webマガジン「aff(あふ)」の編集担当である松本さんと、霞ヶ関初の官僚系YouTuberとして人気を博している「BUZZ MAFF(バズマフ)」(※2)で知られる竹内さんの2名を講師として和歌山県拠点(以下「拠点」という。)に招き、広報の基本や実践的なコツについて講義を受けました。
 ※1:令和6年10月時点。aff最新号はこちらから 
 ※2:BUZZ MAFFの詳細はこちらから(YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCk2ryX95GgVFSTcVCH2HS2g(外部リンク))


【座学編】
 初日の13日は拠点職員のほか京都から近畿農政局(以下「本局」という。)の職員も来県し、総勢18名が参加する勉強会を開催しました。
 内容は以下の3テーマです。
 ・講座:“広報の今とこれから”
 ・ワークショップ:“紙とWebの融合を考える‐広報紙の価値と役割‐”
 ・ワークショップ:“スマートフォンでの写真撮影講座”

kohobennkyokai_01.JPG(資料を見ながら説明を聞いている参加職員)

 “広報の今とこれから”では、一方的に「伝える」広報ではなく、発信者の顔が見えるようにするなど、読者目線で「伝わる」広報を意識する重要性やBUZZ MAFF企画時の工夫等をご紹介いただきました。

 “紙とWebの融合を考える”では、拠点発行の広報誌「わかやマガジン」をより良くするために他の広報誌と見比べ、取り入れられそうな点やレイアウトの工夫について検討しました。
 参加職員からは「余白が多く取られていることが読みやすさにつながっていることに気付いた」や「地域らしさを感じる紙面にしたい」などの意見が挙がり、紙面づくりの方向性が見えました。
 事後アンケートでは、参加職員のうち半数が「このワークショップが最も興味深く、ためになった」と回答しています。

kohobennkyokai_02.JPG(グループで広報誌を見比べて議論中)

kohobennkyokai_03.JPG(広報誌を見比べ、考えをまとめている様子)


 “スマートフォンでの写真撮影講座”では、花・柿・みかんなどを被写体として使用し、職員が生産者役として取材を受けたり、一定のシチュエーションを設定して人物や果物などの撮影を行いました。
 意識すべき構図に加え、「目線の高さで撮る」「頭の上に空間を設ける」など取材時の撮影方法や複数の職員で撮影する場合の注意点もお話しいただきました。 これらは広報誌の制作のみならず、農業者との意見交換の際に残す記録写真にも活用できる内容でした。



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(写真を撮る際の注意事項を話す松本さん)

kohobennkyokai_05.JPG(柿やみかんをざるに載せて撮影)


 終了時には、勉強会の中で教わった内容を意識して、参加職員の集合写真を撮影しました。
kohobennkyokai_06.JPG


【実践編】
 2日目の14日(金曜日)は、広報誌「わかやマガジン」12月号の記事作成のため、有田川町の「有限会社カネイワ醤油本店」(以下「カネイワ醤油」という。)を、松本さん・竹内さん・本局職員2名・拠点職員4名の計8名で訪問し、醤油蔵の見学や取材等を実施しました。
  →カネイワ醬油についてはこちらで紹介しています。

kohobennkyokai_07.JPG(松本さん(左)、竹内さん(中央)と岩本庄平さん(右)

kohobennkyokai_08.JPG(カネイワ醤油の店構え)

 カネイワ醤油5代目の岩本庄平さんへの取材では、拠点職員が松本さんからアドバイスを受けながら、醤油造りのこだわりや家業を継いだ経緯などを伺いました。

 取材後、わかやマガジンの主な読者層や期待される記事を踏まえ、蔵見学の際にいただいた説明や取材内容をもとに、より魅力的な記事を作成するためのブレインストーミングを行いました。
 「木桶を使った昔ながらの製法で造られている醤油がわずか1%しかないことに驚いたが、『地元の和歌山県内で、その1%を担う事業者がいる』という切り口はとても魅力的な見せ方だと思う」など、参加職員それぞれの視点から意見をいただきました。


kohobennkyokai_09.JPG(岩本庄平さんへ取材中)

 さらに、カネイワ醤油ではBUZZ MAFFの動画撮影も行われ、実際の取材風景や、画角や立ち位置を追求した動画撮影の雰囲気を間近で実感することができ、拠点や本局の職員も実際に動画を撮影しました。
 カネイワ醤油の魅力が詰まった動画は、こちらからご覧いただけます。


kohobennkyokai_10.JPG(BUZZ MAFF撮影の一幕)

short動画

本編動画


【学びを今後の広報に活かして】
 2日間の勉強会を通じ、広報誌だけに留まらない「誰に、何を、どのように伝えれば届くのか」という広報の本質を学ぶ貴重な機会となりました。
 勉強会を通して得た学びを「わかやマガジン」やウェブサイトなどの広報に積極的に反映し、施策や地元の魅力をより多くの方にお届けできる魅力的な発信に取り組んでいきます。

お問合せ先

近畿農政局和歌山県拠点

ダイヤルイン:073-436-3831