フルーツ王国「紀の川市」のあら川の桃 今年も直売所は大賑わい!!

和歌山県紀の川市(県北部)は、全国・県内有数の桃の産地です。
農林水産省による地理的表示(GI)保護制度(※)に登録されている「あら川の桃」で有名な安楽川地域をはじめとする紀の川沿岸の地域では、晩生品種で大玉で歯ごたえがあり、濃厚な甘みが特徴の川中島白桃の収穫が追い込みの時期を迎えています。
今年の品質は、近年の暖冬で害虫が越冬しやすい環境だったことからオガ(カメムシ)の大量発生や蛾による吸汁害、高温障害などにより、収穫量は少なめとなったものの、台風の影響もなく甘くてジューシーな桃に仕上がっています。
是非一度、フルーツ王国紀の川市の桃を味わってみてください。

【あら川の桃】紀の川市桃山町を中心に栽培されている桃。味の良さ・質の高さから全国的に評価を得ており、地名の「桃山町」に由来するほど歴史が深く、桃の栽培に最適な紀の川のほとりの砂れきを含んだ水はけの良い地質と温暖な気候で栽培されている。
1994年に特許庁に商標登録。2023年7月には、地理的表示(GI)保護制度に登録された。
(※)「地理的表示(GI)保護制度」とは、伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地等の特性が、品質等の特性に結び付いている産品の名称を知的財産として登録し、保護する制度。

【太陽に陽ざしを浴びて順調に生育する「あら川の桃」】
【紀の川市安楽川地区の川中島白桃の園地】
紀の川市の桃の出荷は、6月中旬から早生品種の「日川白鳳」から始まり「八幡白鳳」、「白鳳」、「なつっこ」、「清水白桃」、「川中島白桃」へと品種間リレー出荷され、8月上旬頃まで続く。


【朝9時の開店からほどなくして完売】

紀の川市産フルーツをモチーフにしたキャラクター「紀の川ぷるぷる娘」。
写真左から「きうぷる(キウイ)」「いちごっぷる(いちご)」「さくぷる(はっさく)」「じくぷる(いちじく)」「かきぷる(かき)」「ももぷる(モモ)」。
(PS)フルーツのまち紀の川市では、桃の時期が終われば、いちじく、ぶどう、なし、かき、みかん・はっさく等の柑橘類、いちご、キウイの順で出荷が始まります。
地理的表示(GI)保護制度関係サイト
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/0133/index.html
お問合せ先
近畿農政局和歌山県拠点
ダイヤルイン:073-436-3831