
梅シロップ(その後) R5.8.25
Yです。子供たちの夏休みも終わり、学校が始まりました。 まだまだ蒸し暑い日が続いていますが、 時折吹く風に、ほんの少し秋の気配を感じられるような気がします。
今回は、6月に漬けた梅シロップのその後をお伝えします。 漬けた時のブログはこちら↓
【食育ブログ 令和5年6月30日 「梅」】 https://www.maff.go.jp/tohoku/syouan/blog/index.html#20230630
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これが漬けたばかりの頃です。
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こちらが1か月ほどおいたもの。 梅もだいぶしわしわになっています。 |
梅をスパイスと一緒に漬けるのは初めてだったので少々心配で、 そろそろいい色になってきたなー、でも味はどうなのかなーと しばらくリビングに置いた瓶を横目で眺めていたのですが、 「まだ飲めないのー?」という子供たちからの催促もあり、 夏休みのとても暑かった日に、おそるおそる飲んでみました。
容器のふたをあけると、 ふわっとスパイスのいい香りが。
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氷と炭酸水で割ってみると、 梅シロップの甘酸っぱさと スパイスの香りの相性も良く、 想像以上のおいしさでした!
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家族も「確かに、ちょっとクラフトコーラっぽいね」と気に入ったようで、 数日で飲みきってしまいました。 ちなみに、スパイスを入れずに黒酢で漬けた方も さっぱりしておいしかったのですが、 我が家ではスパイス入りの方が好評でした。
梅のクエン酸には疲労回復効果があるといいますので、 夏バテ予防になるのも嬉しいですね。
とても簡単だったので、我が家の夏の定番にして、 来年も忘れずに漬けたいと思います。 (そして、来年はぜひ、かき氷にかけて食べたいです。)
【おまけ】 瓶に残った梅でジャムでも作ろうと思っていたのですが、 これも子供がそのままかじって食べてしまって残りませんでした。 次はもっともっとたくさん仕込む予定です。
令和5年8月25日
宮城の郷土料理「おくずかけ」 R5.8.18
今回は、宮城県生まれ・宮城県育ちのMさんから、地元の郷土料理のご紹介です。 ********************************
今回は夏バテ気味の時にピッタリな「おくずかけ」をご紹介します。 「オクズカケ」って何?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 「おくずかけ」とは、その時期に採れたお野菜、豆腐や油揚げ、 豆麩をしいたけの戻し汁で煮込み、そこに温麺(油を使わないで作る麺)を加えて、 くず粉や片栗粉などでとろみをつけたものです。
先日作ったので、簡単にご紹介。 詳しくは、下記の農林水産省HP「うちの郷土料理」をご覧ください。 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/ menu/okuzu_kake_miyagi.html
まずは、材料の準備♪
自宅に植えてあるミョウガを青空のもと収穫!(^^)! スーパーの売り場に陳列されているミョウガって、 こうやって生息しています。
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根元にあります ↓

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引き抜きます ↓

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根っこをばらします ↓

「豆麩」コロンとしていてかわいいですよね♪

「白石温麺(しろいしうーめん)」の登場です!!

今回の「おくずかけ」の全材料はコチラです。(いつも油麩もいれます!)

具材を柔らかく煮て、温麺と水で溶いた片栗粉を加えて、 とろみがついたら火を止める。完成です!! 「いただきま~~っす」♪♪

我が家では、ちょっと疲れていたり、風邪気味の家族がいる時には 必ず「おくずかけ」をいただきます。 小さいころから食べているので、 他の家庭でも食べているものだと思っていましたが、 先日、職場で話をしていたところ、なんと、郷土料理だったと最近知りました!! 日本も広いですね。
調べてみると・・・
「おくずかけ」の主な伝承地域は宮城県南地域で、 春と秋の彼岸やお盆の時期に食べる精進料理。 県北地域では、「おくずかけ」とよく似た「すっぽこ」、「のっぺい汁」 と呼ばれるものがあり、 「すっぽこ」は、法事で裏方を務めた人への労いのためにふるまわれ、 「のっぺい汁」は日常的に食されているようです。 「おくずかけ」に使用した「白石温麺(しろいしうーめん)」にまつわる 心温まるエピソードがあるので、ご紹介したいと思います。(所説あり)
今から約400年前に伊達藩白石城下にいた男が、 胃病で苦しむ父親を大変心配し、何か良い食餌療法はないかと奔走したところ、 油を一切使用しない麺の製法を旅の僧から聞き、これを作って温め、 父親に勧めたところ、病がすぐに治ったそうです。 白石城の片倉小十郎公は、この孝行話の「温かい思いやりの心」を称え、 その麺を「温麺」と名付け地場産品として推奨したとか。 なんとも素敵なお話ですよね(^^♪
(お・ま・け) 自宅で育てている「スイカ」が大きくなってきました。 まだ手のひらサイズですが・・・。 毎年、兄家族も集まってスイカ割りをしているので、 今年はこのスイカでできるかな。 楽しみです♪♪

令和5年8月18日
梅の土用干し♪ R5.8.10
今回は食育班の先輩Tさんから、梅の土用干しについてお届けします。 ********************************
今年2023年の夏土用は、 7月20日(木曜日)から8月7日(月曜日)までとのこと。 この紫外線の強い土用の期間に 塩漬けした梅を干して天日にあてることにより、 殺菌効果などがあり、より保存性が増すそうです。
東北南部の今年の梅雨明けは、 例年より2日早い7月22日(土曜日)となりました。 梅雨明けからしばらく晴れの日が続いたので、天気予報をみながら、 7月25日(火曜日)から27日(木曜日)の3日間で梅を干しました。 3日間とも気温が35℃前後で快晴、日中の湿度が50%ほどで、 絶好の梅干し日和でした♪
【梅の塩漬け】 今回の梅は、塩分18%で作っています。 作り方は、令和4年8月のブログを参考にしてください。
【食育ブログ 】令和4年8月4日 「梅干しを作ってみました♪」 https://www.maff.go.jp/tohoku/syouan/blog/202208.html #20220804
【土用干しの様子】 7月上旬に漬けた梅は、梅酢が上がって10日後に赤じそを入れましたが、 初日に干した梅は、まだ赤みがほとんどない状態です。 ざるに均等に梅を並べて、風通しが良い南側に干しました。 一日に何回か梅をひっくり返します。 干した梅は、夕方に保存容器(今回は陶器の瓶でなくプラスチックの樽です)に 戻す方法で干してみました。 その方が色づきが良くなるようです。
(初日の様子)
二日目も快晴でした。 初日より少し赤みがついたような気がします。 初日と同様に、数時間毎にひっくり返して、夕方に保存容器に戻しました。 梅酢はどんどん少なくなります。
(二日目の梅の様子)
三日目も快晴! 梅の色は、赤みを帯びて良い色になりました。 ちょっと試食してみたら、酸っぱくて、しょっぱいですが、美味しいです。 夕方に保存容器に戻して完成です。 しそは全部戻さず、これから更に干して、ゆかりにしようかと思っています。 ゆかりを使ったおにぎりは、昔懐かしい感じがしますね。
(三日目の様子)
昨年作った梅干しがまだ残っていて、 今年作った梅干しは半年先に食することになりそうなので、 より熟成した梅干しになりそうです。 何年くらい保存できるか未知数ですが、しばらくは昨年の梅干しを。
紫外線は、梅を干すのには好都合ですが、肌には油断大敵ですね。 今年は晴れの日が続いていますので、気をつけてください。
【おまけ】 今年は、我が家の梅は豊作で、 梅酒作り教室を行い 参加者の方に分けるほど採れました。 梅酒は、ブランデー、ウイスキーと 日本酒(原酒)で 作ってみました。 3年間は熟成させる予定で、 3年後がとても楽しみです。 |
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******************************** Tさん、手間のかかる土用干し、おつかれさまでした。 梅干しも梅酒も、できあがりが楽しみですね。
令和5年8月10日
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