矢作川水系羽布ダムで事前放流を実施
矢作川水系羽布ダムで事前放流を実施
令和2年7月豪雨に関連して、農林水産省が国営矢作川農業水利事業(昭和27年から昭和38年)により築造し、愛知県農林基盤局に管理を委託する矢作川水系羽布ダムにおいて、令和2年7月5日午前7時から事前放流を実施しました。
この事前放流は令和2年5月29日に締結した矢作川水系治水協定に基づくもので、協定による基準降雨量(250ミリメートル/48時間)を超える降雨が予測されたため、河川管理者から事前放流を実施する態勢に入るよう連絡を受けて、予測降雨量に対する容量2,155千立方メートル(ナゴヤドームの約1.3倍)を確保するために貯水位をEL465.0メートル(満水位より2メートル水位低下)まで下げる操作を行ったものです。
さらに降雨継続期間中も、水位維持、放流量の抑制のための操作を実施し、7月8日午前10時には最大流入量 毎秒53.8立方メートル(25メートルプールが約8秒で満タン)が記録される中、7月9日午前10時には最大ピークカット量(流入量ー放流量=放流量の抑制)として、毎秒30.6立方メートル(25メートルプールが約14秒で満タン)の洪水制御機能を発揮しました。
羽布ダムの概要
- 型式:直線越流型コンクリート重力式ダム
- 流域面積:51.34平方キロメートル
- 満水位:EL467.0メートル
- 堤高:62.5メートル
- 有効貯水量:18,461千立方メートル(ナゴヤドームの約10.9倍)
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お問合せ先
農村振興部設計課
担当者:洪水調節機能強化対策官
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