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中国四国農政局

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    フォトレポート(令和7年度)

    香川県拠点が携わった農林水産施策(会議、イベント等)や農山漁村の風景などを紹介しています。

    令和7年度
    7月6月5月4月

    令和6年度令和5年度令和4年度令和3年度

    7月

    第54回放魚祭の開催

    • 撮影場所:香川県東かがわ市
    • 撮影日:令和7年7月30日     

    令和7年7月30日、東かがわ市で一般社団法人香川県水産振興協会などが主催する第54回放魚祭が開催されました。

    放魚祭の式典は、東かがわ市引田公民館において、香川県副知事をはじめ県内水産関係者約80名参列のもと開催され、香川県水産振興協会会長より、本式典の目的として、「水産資源愛護県民運動の協調月間である稚魚愛護月間の中心行事として水産業界が主体となり実施し、県民に広く稚魚愛護と水産資源の保護思想の普及高揚を図る」旨の挨拶がありました。

    式典のあと引田漁港岸壁において、式典出席者と東かがわ市立引田こども園の園児らが、稚魚(クルマエビ10,000尾、ヒラメ7,000尾、タケノコメバル2,000尾、クロメバル2,000尾、)を、大きく育ってほしいとの願いを込めて岸壁に設けた放流台から次々と放流するとともに、漁船により各放流地で放流されました。

    豊漁祈願の式典
    豊漁祈願の式典
    玉串の奉奠(画像左:小俣地方参事官)
    玉串の奉奠(画像左:小俣地方参事官)
    園児とともに稚魚を放流
    園児とともに稚魚を放流
    沖合での放流に向け出港する漁船
    沖合での放流に向け出港する漁船

    「みどりの食料システム戦略」等のポスター展を開催

    • 撮影場所:香川県宇多津町
    • 撮影日:令和7年7月15日     

    中国四国農政局香川県拠点は、令和7年7月15日(火曜日)から24日(木曜日)の間、綾歌郡宇多津町のユープラザうたづにおいて、「みどりの食料システム戦略」等のポスター展を開催しています。

    ポスターでは、人々の生活や行動が、地球温暖化などの環境に大きな影響を与えること、農業はその環境影響を最も受ける産業のひとつであり、農業資材の調達から農産物の生産や流通の段階で環境負荷の低減を図ることが重要であることを踏まえ、環境にやさしい農林水産物や食品の消費行動を推進していることなども、「みどりの食料システム戦略」の1つとして紹介しています。

    その他、「米の生産者に向けた今後の米の生産意向に関するアンケート調査」、「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード」及び「新たな食料・農業・農村基本計画のポイント」等のチラシも併せて配布、掲示しています。

    展示ポスター
    展示ポスター
    来館者がポスターを閲覧する様子
    来館者がポスターを閲覧する様子

    香川県立農業大学校で出張講座を実施

    • 撮影場所:香川県琴平町
    • 撮影日:令和7年7月10日     

    香川県拠点は、令和7年6月19日から7月10日にかけて、香川県立農業大学校において、担い手養成科2年生の学生10名と技術研修科の研修生3名を対象に、のべ8時限に亘り農林水産省の主要施策に関する講義を行いました。

    本講義は「農業行政1」の授業として当拠点から講師を派遣して毎年実施されており、今年度は食料・農業・農村基本計画やみどりの食料システム戦略、統計データの活用などについて説明を行い、学生たちも熱心に聞き入っていました。

    また、最終日には「業務用野菜の国産シェア奪還に向けて」をテーマにグループ討議を行い、学生らしい対策の提案や積極的な討議が行われ、国内農業に対する理解やディスカッション能力の向上が図られました。

    施策説明の様子
    施策説明の様子
    グループ討議の様子A
    グループ討議の様子1
    グループ討議の様子B
    グループ討議の様子2
    討議結果の発表
    討議結果の発表

    豊かな自然の中で咲き誇るひまわり

    • 撮影場所:香川県まんのう町
    • 撮影日:令和7年7月9日     

    夏が訪れた香川県まんのう町の帆山地区、中山ひまわり団地等では、ひまわりの花が満開を迎えています。
    当地区では、1992年から町おこしの一環としてひまわりを栽培しており、開花シーズンには多くの見物客が訪れ賑わっています。

    また、持続可能な農業を目的に6次産業化にも取り組み、ひまわりオイルやひまわりぽん酢、黄色い魔法のせっけん、ひまわり焼酎等を開発・販売し、地域の特産品として好評を得ています。今年は、ひまわりオイルを使用した新商品「めぐみの飴ひまわり飴」が完成しました。

    まんのう町の豊かな自然の中で生まれた最高品質と称される6次化商品を1度手に取ってみてはいかがですか。

    満開のひまわり
    満開のひまわり
    ひまわり畑に黄色い魔法のドア
    ひまわり畑に黄色い魔法のドア
    ひまわりオイル等の6次化商品
    ひまわりオイル等の6次化商品
    老人クラブ作成のかかし
    老人クラブ作成のかかし

    チャレンジ精神で新しいフィールドへ

    • 撮影場所:香川県東かがわ市
    • 撮影日:令和7年7月7日     

    令和7年7月7日、東かがわ市で化学農薬・化学肥料不使用で主にニンジンやスイカ、ニンニクなどを栽培しているINDEN FARM(引田農園)を訪問し、意見交換を行いました。 

    引田夫妻は大阪からのUターンで、3年前に新規就農しました。近隣には知り合いがいない環境のもと、人・農地・技術に関する知見がなかった中、自ら有機栽培の理論を学び、農地の確保は地権者に直接交渉。販路開拓は自ら電話やメールで売り込みを行い、市場リサーチも行うなど、独自のアプローチ方式で販売先を確保しつつ、試行錯誤を繰り返しているそうす。 

    同農園は、令和6年7月に開催された日本野菜ソムリエ協会主催の「野菜ソムリエサミット」において、自ら加工した「OKAN NO 黒にんにく」で銀賞を受賞したほか、令和7年3月にはみどり認定も取得しています。 

    「誰かの“元気のもと”になる食材を届けるため、自分たちの特色を活かせるフィールドを目指していきたい」と抱負を語る引田代表の目は輝いていました。

    【関連URL】
    <INDEN FARMホームページ>
      https://indenfarm.com/ 

    意見交換の様子
    意見交換の様子
    引田ご夫妻とスイカ畑
    引田ご夫妻とスイカ畑
    種まで食べられる「ピノガール」
    種まで食べられる「ピノガール」

    善通寺スイカ(GI登録産品)の出荷について

    • 撮影場所:香川県善通寺市
    • 撮影日:令和7年7月1日     

    7月1日、JA香川県筆岡集荷場では、「善通寺産四角スイカ」の出荷が始まりました。今年は約400個のスイカが出荷予定で、東京や関西方面の大手百貨店を中心に観賞用として販売され、価格も1個約10,000円とされています。

    令和元年6月に地理的表示保護制度(GI)に登録された「善通寺産四角スイカ」は善通寺市内の7軒の農家で栽培されている、一片が約18センチメートルの立方体のスイカです。ユニークな四角い形や美しい外観が市場において評価され、善通寺市を代表する特産品となっています。

    今年の出来について、JA香川県善通寺西瓜部会の部会長に伺ったところ、「暑さと乾燥した天候の影響を受けたものの、美しく仕上がった。スイカは丸いという概念があるが、四角いスイカのどの方向から見てもきれいなところを見て楽しんでほしい。」と話してくれました。

    【関連URL】
      地理的表示保護制度(GI)登録産品一覧 (農林水産省へリンク)

    ラッピングしている善通寺スイカ
    ラッピングされた商品
    きれいに並んだ四角スイカ
    きれいに並んだ四角スイカ
    出荷待ちの善通寺スイカ
    出荷作業を行う生産者ら

    6月

    量販店で環境負荷低減の「見える化」をPR

    • 撮影場所:香川県高松市
    • 撮影日:令和7年6月27日     

    株式会社フジ(本社:広島県広島市)は、6月27日(金曜日)にオープンしたマルナカ上林店(香川県高松市)において、香川県内の量販店で初めて環境負荷低減の「見える化」のコーナーを設置しました。

    香川県内で「みえるらべる」を取得した生産者の野菜を、生産者や栽培方法の紹介POPを掲示して販売するとともに、エコファーマーのコーナーと併設し、生産者の環境負荷低減の努力を消費者にPRしました。

    今回の「みえるらべる」コーナーを企画した合同会社早瀬(香川県高松市)の早瀬代表社員は、「環境に配慮した栽培方法が可視化されることにより差別化を図ることができる。今後も『みえるらべる』の取得を促進して消費者の目に触れる機会を増やし、お客様のニーズに応え得る売場づくりに努めていきたい。」と語っていました。

    【関連URL】
    <農林水産省ホームページ:農産物の環境負荷低減の「見える化」>
    https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/mieruka/mieruka.html 

    県内初の『みえるらべる』コーナー
    県内初の『みえるらべる』コーナー
    県内初の『みえるらべる』コーナー
    県内初の『みえるらべる』コーナー
    『みえるらべる』を貼付したなす
    『みえるらべる』を貼付したなす
    今回の企画に携わったみなさん
    今回の企画に携わったみなさん

    香川小原紅早生みかん(GI登録産品)の初選果

    • 撮影場所:香川県坂出市
    • 撮影日:令和7年6月19日     

    6月19日、坂出市にあるJA香川県坂出みかん選果場で、ハウス栽培した「香川小原紅早生みかん」の初選果が行われました。
    平成29年12月に地理的表示保護制度(GI)に登録された「香川小原紅早生みかん」は、香川県オリジナル品種の温州みかんで、約100品種の温州みかんの内で最も紅いと言われ、糖度が高く濃厚な甘みが特徴です。

    選果場では翌日の初競りに向け、規格ごとに仕分けされた果実を作業員が手作業で一つひとつ丁寧に箱詰めしていました。ハウス栽培は、高松市内で4戸の農家が取り組んでおり、今年は約30トンの出荷量を見込んでいます。

    今年の出来について、JA香川県坂出みかん選果場の所長に伺ったところ、「異常気象の影響で生育遅れの心配もあったが、色上り、酸味と甘味のバランスも非常に良く、例年どおり最高品質の状態に仕上がった。」と話してくれました。

    【関連URL】
    地理的表示保護制度(GI)登録産品一覧 (農林水産省へリンク)

    木箱に梱包された香川小原紅早生みかん
    木箱に梱包された香川小原紅早生みかん
    箱詰め作業の様子
    箱詰め作業の様子

    初夏風物詩「満濃池初ゆる抜き」

    • 撮影場所:香川県まんのう町
    • 撮影日:令和7年6月15日     

    6月15日、まんのう町にある貯水量1,540万トンを誇る農業灌漑目的とする国内最大級のため池「満濃池初ゆる抜き」が満濃池土地改良区の主催により行われました。

    神野(かんの)神社本殿では、満濃池土地改良区黒木理事長をはじめ、香川県池田知事や中国四国農政局仙台局長ら多くの関係者らが玉串を捧げ、今秋の豊穣を祈願しました。

    正午にあわせて、取水塔の取水ゲートのハンドルを回すと(かつては「ゆる」と呼ばれる木製の栓を抜いて水を流していました)、堤防下の放水口から、毎秒5トンの水が勢いよくしぶきを上げ流れ出し、大勢の見物客から歓声が沸き上がっていました。
    ゆる抜きされた水は、これから下流のまんのう町や丸亀市など2市3町の水田を潤します。

    玉串を奉納する仙台局長
    玉串を奉納する仙台局長
    取水塔へゆる抜きに向かう関係者
    取水塔へゆる抜きに向かう関係者
    取水ハンドルを回す仙台局長
    取水ハンドルを回す仙台局長
    流れ出る水を楽しむ見物客
    流れ出る水を楽しむ見物客

    香川用水水口祭

    • 撮影場所:香川県三豊市
    • 撮影日:令和7年6月11日     

    令和7年6月11日、本格的な田植えのシーズンを迎え、農業用水の取水量が増えるのにあわせて、配水の安全と豊潤を祈願し、水源地域の感謝を表す恒例の「香川用水水口祭」が三豊市の香川用水記念公園で開催されました。

    「水口祭」の神事には香川県知事、香川用水土地改良区理事長、水資源機構吉野川本部長や自治体の関係者など約30人が参列し玉串をささげました。また、安全と豊潤を祈り、香川県知事など代表者が御神酒を香川用水のトンネルの出口に注ぐと噴水が勢いよく吹き上がりました。

    「水口祭」は、早明浦ダムからの吉野川の水がトンネルを通って香川県側に流れ込む香川用水が最初に水面を見せる「東西分水工」を、田に水を引き込む入り口の水口に見立てて1985年から毎年6月11日に開催されています。

    香川用水の1日あたりの農業用の取水量は、田植えシーズンには、農業用水の需要が大幅に増えるためおよそ3倍に増え、県内各地で田植えが本格化します。

    水口の清祓
    水口の清祓
    御神酒奉灌
    御神酒奉灌
    施策PRの様子
    施策PRの様子

    5月

    麦秋の讃岐平野は黄金色

    • 撮影場所:香川県丸亀市
    • 撮影日:令和7年5月23日     

    麦秋を迎えた讃岐平野では、小麦の収穫作業が始まりました。この日、好天に恵まれた丸亀市飯山町の黄金色に輝く圃場では、コンバインでの刈り取り作業が行われていました。

    気候が温暖で雨の少ない讃岐平野は、良質な小麦の産地として栽培が盛んであり、香川県オリジナル品種で名物さぬきうどんの製麺に優れた「さぬきの夢」が栽培されています。

    現在は主に「さぬきの夢2009」が生産されていますが、香川県農業試験場で新たに改良された「さぬきの夢2023」も令和7年産で80ヘクタールほど一般栽培されており、今秋から流通が始まるようです。

    本年の小麦の生育状況について、収穫作業を行っていた農事組合法人あぐりらんど飯山の村山理事長に尋ねたところ「平年より少しの遅れは感じるが、生育は順調。」とのこと。

    小麦の収穫作業は、6月上旬頃まで続きます。

    麦秋の讃岐平野
    麦秋の讃岐平野
    収穫作業風景
    収穫作業風景
    収穫された小麦
    収穫された小麦

      株式会社禾の米粉製品に関する意見交換

      • 撮影場所:香川県さぬき市
      • 撮影日:令和7年5月20日

      令和7年5月20日、米粉を原料とした商品の製造・販売及び輸出も行う「株式会社禾(のぎ)」(さぬき市)において、輸出等に関する意見交換を行いました。

      株式会社禾では「アレルギーのある子もアレルギーのない子も、一緒のお菓子を美味しくたべられる普通を」をテーマに3大アレルゲン「小麦粉・卵・乳製品」を使用しないお菓子の製造・販売をしています。

      原料の米粉は、生産者と契約栽培している新潟県産の米粉に最適なお米を使用しています。国内では量販店で販売されており、アメリカ、シンガポール、台湾など7カ国へ輸出しています。

      アレルギー反応は命に関わるため、「当社ではアレルギー表示28品目に対応した商品を開発した技術を活かし、相手国のリクエストに応じた商品を製造することにより、アレルギーのある世界中の子供たちにも安心して食べていただけるお菓子を提供したい」と話されていました。

      株式会社 禾 
      株式会社  禾
      販売している米粉のお菓子
      販売している米粉のお菓子

      高瀬の新茶  ほんに味よし香りよし

      • 撮影場所:香川県三豊市
      • 撮影日:令和7年5月1日

      八十八夜(5月1日)を前に茶どころで知られる三豊市高瀬町二ノ宮地区で、一番茶の収穫が始まりました。同地区は、香川県のお茶の生産量の9割を占める県内最大の産地で、「やぶきた」や「めいりょく」など14品種を120ヘクタールで栽培しています。1番茶の摘み取り作業は、3月末から4月初旬の冷え込みが影響して、生育がやや遅れ、例年より数日遅いスタートとなりましたが、質・量ともに例年並みの見込みのようです。

      摘み取った茶葉は、すぐに緑茶加工施設に持ち込み、加工され、新茶として直売店やスーパーなどで、販売が開始されています。冬の間に蓄えた栄養分を豊富に含む、この時季だけの新茶特有の香りを是非お楽しみください。

      また、高瀬茶発祥の地である石ケ谷地区には、茶の木で作られた「茶」の文字があり、輝くような新緑に覆われた山あいに広がる茶畑に、浮かび上がる茶文字は一見の価値がありますので、お近くにお越しの際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


      茶文字
      茶文字
      新茶の摘み取り開始
      新茶の摘み取り開始

      4月

      五郷の里に春の訪れ

      • 撮影場所:香川県観音寺市
      • 撮影日:令和7年4月3日

      香川県観音寺市の五郷の里では、春のやわらかな気配が感じられるようになりました。

      五郷地区には5大字(井関、内野々、有木、海老済、田野々)、16自治会等が繋がり支え合い地域活性化に取り組む「五郷里づくりの会」があり、1.アイデンティティー(独自性)を大切に、2.民主的な運営、3.小さな経済の循環を基本理念に地域資源を活用した蕎麦打ちやピザづくり体験、里山歩きツアーなど関係人口を増やす様々な活動が行われています。

      また、中世ヨーロッパの古城を思わせる景観の豊稔池も、今年で96歳を迎えました。コンクリート造りため池堰堤として、農業土木史上高い価値があることから、平成18年に国の重要文化財に登録されています。

      皆さんもこれからの行楽シーズンに、里山探索に出かけてみてはいかがですか。

      【関連URL】
        五郷公式サイト GOGO五郷! ~文化は山から降りてくる~
        http://gogou.jp/

      春の訪れを告げる桜の花
      春の訪れを告げる桜の花
      豊稔池堰堤
      豊稔池堰堤

      お問合せ先

      香川県拠点
      〒760-0019 香川県高松市サンポート3番33号
      電話:087-883-6500

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