せたな町内の中学校(3校)で有機農業に関する総合学習が行われました。
令和7年12月9日(火曜日)、せたな町では、町内の全中学校(北檜山中学校2年生、瀬棚中学校全校生徒、大成中学校全校生徒)を対象に、有機農業を実践する農業者等を講師とした総合学習が行われました。
この取組は、学校給食への有機農産物の活用をとおして、地域でどのような農業が行われているのか知ってもらうこと、家庭での有機農業への理解促進、有機農産物の需要拡大などを目的に、せたな町、道南有機農業ネットワーク(事務局:檜山振興局(農務課及び檜山農業改良普及センター))が企画し、新函館農業協同組合せたな営農センターの協力のもと実施されました。令和5年度から続くこの取組は今年度で3回目を迎え、例年同様、12月8日の「有機農業の日」に合わせて行われました。
各校では、檜山振興局の職員から、「有機農業とは何か」、「せたな町の有機農業」等について、有機農業に取り組む生産者からは、「自身の経験を交えた有機農業」に関する説明がありました。
具体的には、北檜山中学校では、(有)秀明ナチュラルファーム北海道の富樫氏から、大豆の生産工程や大豆に関する知識についてクイズや動画を交えての説明がありました。
瀬棚中学校では、本井農園の本井氏が、米の生産工程を説明した後、その場で米を精米し、生徒たちは精米によって米と米ぬかに分かれる様子を観察しました。
大成中学校では、農園おりざの横山氏から、米の慣行栽培と有機栽培との違いについて説明があり、生徒は米に関するクイズにも挑戦しました。
各校の生徒たちは、生産者からのお話やクイズ等により、楽しみながら有機農業に関する知識を深めました。
当日の給食(せたな町の全小中学校)では、せたな町産の有機栽培米「ゆめぴりか」のごはんと、有機栽培大豆及び米を原料とした味噌を使用した「みそおでん」が提供され、生徒たちは、おいしそうに味わって食べていました。
【参考】
• 有機農業の日(オーガニックデイ)
「有機農業の推進に関する法律」の成立10周年を記念し、2016年に、12月8日を「有機農業の日」として制定されました。
有機農業とは、化学肥料や化学農薬を原則使わず、可能な限り環境に配慮した栽培方法であり、土壌環境や生物の多様性など農業生態系を守ることにつながります。
関連URL:https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/yuki1208/yukinohi.html’(農林水産省へリンク)
撮影データ
◯撮影年月日:令和7年12月9日(火曜日)◯撮影場所:せたな町立北檜山中学校、せたな町立瀬棚中学校、せたな町立大成中学校(せたな町)

有機農業について説明する檜山振興局職員(北檜山中学校)

大豆について説明する富樫氏(北檜山中学校)

水田の生態系について説明する檜山振興局職員(瀬棚中学校)

米について説明する本井氏(瀬棚中学校)

農業について説明する檜山振興局職員(大成中学校)

米について説明する横山氏(大成中学校)

有機栽培米「ゆめぴりか」、有機栽培大豆及び米を原料とした味噌を使用した給食
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