べつかい酪農女性プチサミット開催！

別海町民ホールにおいて、4回目となる「べつかい酪農女性プチサミット」（主催：べつかい酪農女性プチサミット実行委員会）が開催され、約120名の酪農女性や酪農業界に関わる方々が参加されました。
開会にあたり、実行委員長である栗栖くりす祐美さんから、「参加者の今後の酪農経営に繋がることなどが見つかれば良いなと思います。」などと挨拶がありました。

基調講演では、十勝の広尾町で酪農業を営んでいる（株）マドリン代表椛木円佳かばきまどかさんから、これまでの自身の課題解決のために選択してきた、就農、牧場移転、ゲノムの取入れ、農場HACCP認証取得などと、その成果についてお話がありました。続いて水本裕子さん（浜中町）、竹花李ももさん（別海町）から、就農、子育て、家庭内・経営内での悩み、話し合いや自分への問いかけによる解決などについてお話がありました。
その後、椛木さんをコーディネーター、水本さん、竹花さんをパネリストとして3人のトークセッションが行われ、自身の出産によって変わったこと、割り切れないことがあった時の工夫、夫の育児・家事への参加などについてトークが交わされました。参加者からは、「産休や育休がない酪農で、自身も復帰のタイミングを計っている。生後3か月の乳児を連れて、どのように酪農作業をしたのか。」などの質問が出されました。
午後からは「わたしの一歩」というタイトルで、4人1組のグループでワークショップが行われました。ワークシートに目標を設定し、実現のための行動を書き込み、グループ内で発表しました。その後、全体で3名の方が指名され発表されました。

閉会の挨拶では、実行委員会の小林晴香さんから十勝でとかち酪農女性プチサミット（11月5日）、札幌での酪農女性サミット2025in札幌（12月3、4日）についてもぜひ参加してほしい、とお話がありました。
年齢や性別を問わず多様な参加者が集まり、子ども連れでも安心して参加できるように託児所が併設されているなど、女性ならではの視点が活かされたセミナーでした。