金沢市内の小学生を対象にした環境学習会を開催しました!
令和5年10月5日、6日、河北潟周辺農地防災事業所が改修工事を実施していしている八田排水機場において、金沢市立大浦小学校の5年生(50名)と同市花園小学校の5年生(18名)を対象とした環境学習会を開催しました。
より実りある学習会にするため、事前に河北潟の開発の歴史や、国営事業の概要について、事業所の職員による出前授業を行いました。
事業概要及び工事概要の説明
学習会当日、児童たちは、まず既設八田排水機場の中で農業水利施設(排水機場)の役割や、現在実施中の国営事業の必要性、農業と生物のつながり・環境配慮について説明を受けました。次に隣接する新排水機場の工事現場付近に移動し、工事概要についての説明を受けました。タイムラプスで機場が建設されていく様子や、AR(拡張現実)技術により工事完了時の排水機場が画面上に映し出されると、児童たちは興味深そうに見入っており、「工事時間はどれくらいですか。」などの質問がありました。

河北潟沿岸土地改良区の職員による
排水機場の役割の説明
(八田排水機場)

AR技術を活用した工事概要の説明
(八田排水機場新設工事現場)
水辺の生き物の捕獲・観察
その後、児童たちは、排水機場周辺の排水路へ移動し、職員があらかじめ仕掛けていたかご網を引き揚げ、捕獲したエビ等の生物を観察しました。職員が投網やたも網を使用している様子を見学し、水生生物の捕獲方法について解説を受けました。捕獲した生物は機場内に運び、前もって職員が捕獲したカメやカニ等の生物も併せて、実際に触れたり観察することで、河北潟に住む生物の種類やその特徴について学びました。

水辺の生き物の捕獲(かご網)
(排水機場周辺の水路)

捕獲した生き物の観察
おわりに
当事業所では、河北潟周辺地区の豊かな自然を守るため、事業の実施において、自然環境や景観に配慮した工事を行っており、工事施工前から工事完了まで引き続き環境モニタリング調査や保全活動を実施しています。
この取組の一環として、令和3年度から関係市町と連携した環境配慮イベントを開催しています。昨年度は津幡町と連携し、津幡町内2校の小学校5年生を対象に、潟端南排水機場建設工事における工事現場見学と周辺水路での生き物調査を実施しました。このように地域の方々と交流するイベントを、これからも企画・実施していきます。

大浦小学校(5年1組)

大浦小学校(5年2組)

花園小学校(5年)
お問合せ先
河北潟周辺農地防災事業所
〒920-0292 石川県河北郡内灘町字大学1丁目2番地1 内灘町役場内6階
電話:076-282-9640(代表)




