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北陸農政局

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津幡町、かほく市の小学生を対象にした環境学習会を開催しました!

  令和6年10月22日、23日に河北潟周辺農地防災事業所は、11月1日から供用を開始する潟端南排水機場において、津幡町立井上小学校の4年生52名と、かほく市立金津小学校の4~6年生34名を対象とした環境学習会を開催しました。
  また、より実りある学習会にするため、イベント開催の1週間前の10月15日、16日に事業所職員が小学校へ訪問し、事前学習会を行いました。

イベント実施に係る事前学習会

  事前学習会では、事業所職員が河北潟の開発の歴史や国営事業の概要についてクイズを交えながら説明を行いました。
  児童は、クイズに一生懸命答えるとともに、説明終了後の質疑応答では、「防潮水門のゲートを開くと、河北潟に日本海の水が逆流しないの?」などのたくさんの質問がなされ、充実した事前学習会となりました。

井上小学校での事前学習会の様子
井上小学校での事前学習会の様子
(10月15日)
金津小学校での事前学習会の様子
金津小学校での事前学習会の様子
(10月16日)

排水機場の役割、工事概要の説明及び排水機場内の見学

  児童は、新設した潟端南排水機場の建屋の中で農業水利施設(排水機場)の役割や工事概要について学習した後、班に分かれて施設全体の見学を行いました。見学の際は、ポンプ1機を稼働させ、水を吸い上げたり吐き出したりする様子を見学しました。

排水機場の役割についての説明の様子
排水機場の役割についての説明の様子
(10月22日)
児童が排水機場内を見学する様子
児童が排水機場内を見学する様子
(10月22日)

水辺の生き物の捕獲・観察

  その後、児童は排水機場横の水路に移動し、たも網を用いた生き物調査を行いました。キタノメダカや水生昆虫などの捕獲した生き物は排水機場内に運び、生き物観察を実施しました。生き物観察では、前もって職員が捕獲したカニやカメ等も展示し、児童は生き物に実際に触れたり観察したりすることで、河北潟に生息する生き物の特徴や生態について学びました。

排水機場横の水路での生き物調査の様子
排水機場横の水路での生き物調査の様子
(10月22日)
生き物観察会の様子
生き物観察会の様子
(10月22日)

  環境学習会の開催後に行った児童や先生方へのアンケート調査では、「ポンプがとても大きく、水を吸い込む力がとても強いのでびっくりした。」「色々な生き物に触れられてよかった。」などの感想がありました。

おわりに

  当事業では、河北潟周辺地区の豊かな自然を守るため、事業の実施において、自然環境や景観に配慮して工事を行っており、工事施工前から工事完了後まで継続的に環境モニタリング調査や保全活動を実施しています。
  本学習会は、この取組の一環として、令和3年度から関係市町の小学校と連携して開催しており、このように地域の方々と交流するイベントを、これからも企画・実施していきます。

津幡町立井上小学校4年1組
津幡町立井上小学校4年1組
津幡町立井上小学校4年2組
津幡町立井上小学校4年2組
かほく市立金津小学校4~6年生
かほく市立金津小学校4~6年生

お問合せ先

河北潟周辺農地防災事業所

〒920-0292 石川県河北郡内灘町字大学1丁目2番地1 内灘町役場内6階
電話:076-282-9640(代表)