内灘町の小学生を対象とした環境学習会を開催しました!
河北潟周辺農地防災事業所では、建設中の河北潟放水路防潮水門及び既設内灘排水機場にて、令和7年9月25日、26日に内灘町立西荒屋小学校の4~5年生15名、鶴ケ丘小学校の4年生23名、大根布小学校の5年生48名を対象とした環境学習会を開催しました。
また、より実りある学習会にするため、イベント開催の約1週間前の9月12日、18日に事業所職員が小学校へ訪問し、事前学習会を行いました。
イベント実施に係る事前学習会
事前学習会では、事業所職員が国営事業の概要や河北潟干拓地の排水の仕組みについて、クイズを交えながら説明を行いました。
児童は、元気よくクイズに参加するとともに、疑問や感想を口にしながら説明を受け、充実した事前学習会となりました。

大根布小学校での事前学習会の様子
(9月12日)

西荒屋小学校、鶴ケ丘小学校での事前学習会の様子
(9月18日)
河北潟放水路防潮水門建設工事の見学
児童は、建設中の河北潟放水路防潮水門の役割や作り方について説明を受けた後、工事現場の見学を行いました。
見学当日は、仮締切内の中詰土撤去作業を実施中であり、スーパーロングアームバックホウで土砂を掘削する様子や、掘削後の土砂を搬出する様子などを見学しました。スーパーロングアームバックホウの大きさに驚く児童も多く、工事について理解を深めることができました。

防潮水門工事についての説明の様子
(9月25日)

防潮水門前での集合写真
(9月26日)
排水機場の説明、水辺の生き物の観察
防潮水門見学後、児童は既設内灘排水機場に移動し、排水機場の役割について説明を受けました。
その後、や定置網等の漁具の説明を行ったほか、排水機場付近の水路に予め設置したカゴ網を引き上げる体験を行い、エビやカニなどを捕獲しました。
見学会の最後には、生き物触れ合い体験を実施しました。カゴ網で捕獲した生き物に加え、事前に捕獲したカメや魚類も展示し、児童は生物に実際に触れたり観察したりすることで、河北潟に生息する生物の特徴や生態について学びました。

排水機場の役割について説明
(9月25日)

生き物触れ合い体験
(9月26日)
学習会の開催後に行った児童や先生方へのアンケートでは、「工事を間近で見られて迫力があった」や「色々な生き物に触れて楽しかった」等の感想がありました。
おわりに
当事業では、河北潟周辺地区の豊かな自然を守るため、自然環境や景観に配慮して工事を行っており、工事施工前から工事完了後まで継続的に環境モニタリング調査や保全活動を実施しています。
本学習会は、この取組の一環として令和3年度から関係市町の小学校と連携して開催しており、今後もこのようなイベントを通じ、事業の推進に向け地域の方々の理解醸成を図ってまいります。

内灘町立西荒屋小学校4年生、5年生

内灘町立鶴ケ丘小学校4年生

内灘町立大根布小学校5年1組

内灘町立大根布小学校5年2組
お問合せ先
河北潟周辺農地防災事業所
〒920-0292 石川県河北郡内灘町字大学1丁目2番地1 内灘町役場内6階
電話:076-282-9640(代表)




