CIMモデルによる出来形管理の試行について
令和3年3月9日(火曜日)に当事業所発注工事で、3Dレーザースキャナーを用いた三次元モデルによる出来形管理見学会を開催しました。
当日は当事業所職員の他、西蒲原土地改良区職員も多数参加されました。
レーザースキャナーにより構造物の形状を計測し、xyz座標を持った点群データに変換し、その点群データと設計図面を基に作成した設計三次元データと比較を行い出来形管理を行うものです。
現地では計測の実演を行ったところ、参加者からは多数の質問があり、この計測方法に興味を持っているように感じられました。
この出来形管理手法は従来のトータルステーションに比べ、計器の導入コストはかかるものの、既知点にターゲットプリズムを設置し、任意の位置にレーザースキャナーを設置することで計測できるため、作業人員を削減することができます(両岸の笠コン間の距離もテープなしで測定可)。
点群データにすることで自由な測点で出来形を確認することが可能であり、1点毎に座標を有しているため、後から必要な情報を取り出すことや経年比較も可能です。
レーザースキャナーやドローンは、「起工測量」、「出来高管理」及び「出来形管理」のデータ取得手段として活用が広がっており、今後この手法が広まっていくのではないでしょうか。

見学会の様子(工事作業休止中)

3次元モデル(点群データ)
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