農業法人就農に向けた見学会の実施
令和4年6月、新潟県立巻総合高校の生徒を対象として、当事業所が近隣で先駆的な経営を展開する農業法人の見学会を開催しました。
本見学会は、同校の食料環境系列で学ぶ3年生に対し、「農業法人への就職」を進路の選択肢の一つとして意識づけるために実施したものです。
6月14日(火曜日) 米八
作物栽培研究班の生徒21名が、米八の代表から、先進的なスマート農業技術を取り入れた営農の概要等について説明を受けた後、直進アシスト機能付の田植機・トラクター、農薬散布用ドローン、アイガモロボ(自動抑草ロボ)などのスマート農業機械を見学しました。
特に、農薬散布用ドローンに興味を示す生徒が多く、「どれくらいの距離を飛行できるのか」などの質問がありました。
参加した生徒達は、最先端の営農に触れ、農業の未来にイメージを膨らませている様子でした。

農薬散布用ドローン見学の様子
6月17日(金曜日)フジタファームジェラテリア・レガーロ
食品製造研究班の生徒14名が、ジェラテリア・レガーロの代表から、使用する材料へのこだわり、店内を清潔に保つことの大切さなどについて説明を受けた後、ジェラートの製造過程を見学しました。
見学後は生徒から多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。
6月24日(金曜日)フジタファームジェラテリア・レガーロ
草花・造園研究班の生徒8名が、17日と同様に代表からジェラートの製造過程等について説明を受けた後、店舗周辺のガーデニングを見学しました。
ガーデニングの担当者からは、ジェラートを食べる際の味覚だけでなく、視覚でも楽しんでもらいたいとの思いや、美しく見せるための細やかな管理の大切さなどの説明があり、学生たちはメモを取りながら熱心に話に耳を傾けていました。

ジェラート製造過程見学の様子

ガーデニング見学の様子
本支援活動は、昨年に続き今年で2回目となりました。今年は巻総合高校の意向を踏まえ、3年生が就職活動に入る前の6月に見学会を実施しました。
営農の繁忙期であり、またジェラートの販売店舗の来客が多い時期の開催となりましたが、代表から丁寧な説明を頂きました。
見学を受け入れていただいた法人の皆様には深く感謝申し上げます。
引き続き関係機関と連携しながら、地域農業を支える後継者の育成・確保に貢献できるよう、取組を推進していきたいと考えています。
お問合せ先
新川流域農業水利事業所
〒953-0041 新潟県新潟市西蒲区巻甲5488
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