新川河口排水機場にて地元小学生への学習会を開催
令和4年11月9日(水曜日)、新川河口排水機場(新潟市西区)において、地元小学校の4年生を対象とした学習会を開催し、児童55名及び教員2名が参加しました。当日は、排水機場エントランスでのオリエンテーションの後、管理棟での室内講義や屋外での施設見学等の野外活動を行いました。
オリエンテーションでは、事業所職員がペットボトルの模型で水の動きを実演しながら、ポンプの仕組みを説明しました。
児童たちは低い位置の水を高い位置に動かすためには機械の力が必要であること、その役割を新川河口排水機場が果たしていることを学びました。
室内講義では、昔は西蒲原で洪水が頻繁に発生しており、人々の暮らしや農作物の栽培に大きな影響があったこと、洪水の被害を減らすために色々な工夫や努力があったことなど、地域の歴史について学習しました。
その後、周辺の施設で捕獲した魚類、甲殻類、貝類などを観察しました。
直接生き物を手に取り観察するなど、児童たちは室内のプログラムを楽しんでいました。
野外活動では、新川河口排水機場及び現在改修中の新川河口自然排水樋門の役割や仕組みについて説明しました。
その後、停電時に排水機場へ電力を供給するための非常用電源車、除塵機にたまったごみを処理するためのホイルローダーの見学を行いました。
ホイルローダーは乗車体験も行い、迫力のある機械に児童たちは興奮している様子でした。
新川河口排水機場での学習会は今年で3回目の開催となりました。
児童からは、「新川河口排水機場のポンプで学校のプールが1.5秒で無くなることに驚いた。」「ホイルローダーに乗ってみて楽しかった。」「田んぼに色々な生き物がいることを初めて知った。」などの感想がありました。
今後も地域の暮らしと農業を支える農業水利施設の役割や、農業によって育まれている地域の自然環境への理解を深めてもらえるよう、活動を続けていきます。

模型を使用したポンプの仕組みの説明

生き物の観察の様子

ホイルローダー乗車体験の様子
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