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北陸農政局

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平成24年度の広報活動

新川右岸排水機場の見学会を開催(平成24年7月1日)

平成24年7月1日(日曜日)、国営新川流域農業水利事業で新設した新川右岸排水機場の供用が開始されたことにあわせて、地域における排水機場の役割を一般の方に知っていただくため「見学会」を開催しました。当日は、家族連れを含む周辺集落の在住者の方々や農業農村工学を専攻する新潟大学の学生他22名を加え計128名の参加がありました。

新川流域地区は海抜ゼロメートル以下の土地が約2割を占める輪中地帯です。地区の下流部に位置する新川右岸排水機場は水田など約1,678ヘクタールの排水だけでなく、農地周辺に広がる宅地等の浸水被害防止等、重要な役割を果たし、新川右岸排水機場は、昭和28年に供用を開始して以来、約60年が経過しました。補修部品の手配も困難な上、ポンプからの漏水、除塵機の腐食等の運転上の不安が増大したことから、平成21年12月、既設機場の隣に新しい排水機場の造成に着手し、平成24年5月に既設機場から新機場に運転を切り替えました。

見学会では既設機場のレトロな施設を視察したのち、新川の堤防上から排水路と河川の水位差や機場により守られている低平な農地の様子を眺めました。新しい施設としては、ポンプ室、操作室、除塵設備の順に案内し、工事経過を表す映像を映しながら、地域概要図、機場平面図、ポンプ工事の流れを図示したパネルなどを用いて説明した他、中央管理所からの遠隔操作、ポンプの自動運転設定、カメラによる場内の遠隔監視などの機能や除塵設備で取り除いたごみを土地改良区職員が定期的に収集しており、水路へのごみの投棄が管理にとって負担になっていることなどを説明しました。

見学者から、「停電した場合はどのような対策があるのか」など、危機管理対策に対する質問があり、職員との意見交換を行いました。

今後は局、県他の関係者を招いた通水式典を7月24日に開催した上で、場内整備等の残りの工事を進め、平成25年度に完成を迎える予定です。

新川右岸排水機場の概要

1.  機場の諸元

排水量:Qmax=31.5m3/s
排水機:横軸斜流ポンプ
           径1,650mm×5台

2.  建築構造物

構造:鉄筋コンクリート造 2階建
建築面積:7,230m2
全高:10.3m
土木構造:1式

見学会風景   見学会風景
 見学会風景  見学会風景
 見学会風景 見学会風景

お問合せ先

新川流域農業水利事業所

〒953-0041 新潟県新潟市西蒲区巻甲5488
電話:0256-73-6200

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