新旧鎧潟排水機場を報道公開

  令和7年1月27日、新川流域農業水利事業所は、新旧鎧潟排水機場を報道公開しました。当日は、報道関係者のほか、地元関係機関（新潟県、関係市村、西蒲原土地改良区、新潟県土地改良事業団体連合会）から約40名が参加しました。令和7年2月1日から供用開始した鎧潟第1排水機場とそれに伴い撤去する旧鎧潟第1排水機場（以下「旧機場」という。）を見学してもらいました。

  旧機場は、国営鎧潟干拓建設事業において昭和38年に造成され、約240haの干拓地を含む地域の排水を担い、地域農業や住民の暮らしを守り続けてきました。約60年が経過し、施設の老朽化が進んだことに加え、耐震性の向上が必要となったことから、現在、新川流域二期農業水利事業において更新を行っています。更新に当たっては、旧機場の機能を分割し、第1鎧潟排水機場と第4鎧潟排水機場（令和5年4月供用開始）を新設しています。旧機場は、令和6年11月から撤去工事を開始しており、使命を果たした姿を公開するのはこれが最後の機会となりました。

  今回の報道公開を通じて、本地域を守り続けてきた旧機場とそれを引継ぐ新鎧潟第1排水機場等を、地域の方々の記憶に刻んでいただけたと思っています。今後も、より多くの方に事業への関心や理解を深めてもらえるよう広報活動を続けていきます。

新鎧潟第1排水機場にて集合写真を撮影